毎年、地震や水害が起こると、
ボランティア活動保険を掛けにいかなきゃ!
と、忘れていたことを思い出させます。
保険を掛けてもなかなかボランティアに行く機会がなく、
行くときはある程度事態が沈静化した後でゴミの片付け程度ですが
人も減っている中で仕事も明確化されており、
本来のボランティアとしての役割は果たせます。
ところで、東日本大震災のときに、
避難所に行ったことがあります。
場所は
女川。震災から1ヶ月半ぐらいの時期で、
ちょっと落ち着いた時期です。
とはいえ女川は町そのものが津波でほぼ失われたような状況です。
避難所は港の市場から少し離れた山の中腹にある中学校。
そこからの風景は地元エリアの沼津と風景が近く、

漁業のための港湾があり、町の雰囲気や産業や地域力など
すごく既視感があって地域の状況はすぐに飲み込めました。
女川に行く間にも東松島や石巻を通ってきているので、
河川に打ち上げられたヨットとか

テレビで見ていた津波被害も見ました。
交通事故でもありえない車の数々…。どれも驚くべきものでした。
後に省庁の勉強会で閖上や石巻の復興まちづくりの話を聞く機会があり、
どういう状況か被害下の町を見ていたので理解が早かったです。
一方で、万石浦は海沿いの家でも被害がほとんどなく、

また、行く道中の道路で、道一本隔てて津波被害が遭った家と
被害がなかった家も一目でわかりました。
地形と津波の関係はとても重要で、
とくに東日本大震災では津波の反射波が
何回も繰り返して被害を広げたと理解しています。
外部の人間から見た災害の避難所の印象は、
役所、学校と病院を兼ねたマルチタスクな機能のある所に
多くの人が暮らす小さな町というイメージでした。
学校のチャイム、場内の放送で換気の呼びかけや予防注射の案内、

体育館には段ボールで仕切られた家。

町そのものが津波被害に遭った地域は家に帰ろうにも帰る家がありません。
映像では見たことがある風景でしたが実際におじゃまさせてもらいました。
段ボールで仕切られた中に家族分の布団とまくら。
日常生活のためのシャンプーとか歯ブラシのようなもの、
とにかく必要最小限のものだけが置かれていたのを記憶しています。
おじゃまさせていただいた家はとても明るく、
また仕切られた先のご近所同士で仲でに良く、
改めて防災は近隣のコミュニケーションが大事と認識しました。
とはいえ、
被害状況とか家族が行方不明や亡くなられた方との違いもあります。
その当たりは個々の事情によるとは思いますが、
一般論として共助の精神は普段の生活から生まれます。
阪神・淡路大震災の長田区の事例で、
家具が飛ぶような揺れで怪我をして動けなくなる人が多くいて、
その後火災に巻き込まれて亡くなった方が多かったそうです。
在日などの問題で近所仲が悪かったりということが
結果的には被害を広げたとは聞きました。
そのとき言われたのが、
「マンションで挨拶しないような人の安否確認しますか!?」
今、防災で叫ばれるのが普段から世代を超えたコミュニケーション。
防災先進県の静岡でも、建物耐震基準という物理的な防災の段階から
コミュニケーションを中心にした地域防災力へと方向転換しています。
女川ではボランティアの方とともに行動をしたのですが、
自衛隊と消防のOBで結成された組織で物資輸送も独自のネットワークで
ヘリを飛ばせるほどの人たちでした。
言うなればボランティアのプロで、救助や現場状況も熟知しています。
1ヶ月半も経つと物資の面は充足されますからそれ以外の活動。
心のケアをするボランティアの方もともに行動していました。
現役女子アナさんや歌手の方などが笑顔を取り戻すために活躍。
個人によるインディーズボランティアの方もいて、
関西で写真館を経営する方が津波で見つけた写真をきれいに洗い流して
家族に渡すということをやっていました。
災害ボランティアといってもいろいろあるのです。
今、熊本では一般のボランティアの受け入れを止めていますが、
善意だけでボランティアに飛びついたところで、
役割もなにもわからないまま経験もなく指示待ちの人では
邪魔になるだけなのはわかります。
被災者支援をする以前に指揮命令系統がまだ組織化されていない状況。
前のブログでも書きましたが、
現場の人材の対応能力が低いのも当然でしょう。
リーダーシップを取れず、即断即決、臨機応援に対応できない。
役人は与えられた仕事以外をやるのが苦手ですから。
役人に限らず普段からスポーツボランティアでもやっていると、
世代を超えたコミュニケーションができ、
パッと集まってオーガナイスした上で
自分の役割を見つけて動く経験としても最適なのに。
そう思ったりもします(笑)
個人で水などを届けるような方もいるとは思いますが、
親戚だったり友達だったりのレベルのとどめておいて、
1〜2週間もしたら必要なボランティアの役割も出てくるでしょう。
とりあえず自分はボランティア活動保険のお金(500円)を払って
いつでも現場に行ける気持ちだけは持っているようにします。
それでは今日の1曲。
イナズマ戦隊の応援歌です。
日本のロックを代表する名曲だと思っていますが、
残念ながらイナ戦も応援歌も知名度はそれほどでも…。
イナ戦、いい歌いっぱいあるんだけどなぁ(笑)
応援歌はNHKの女川のミニFM局をテーマにしたドラマの
エンディングでも使われていた記憶があります。
泣ける歌としても人気の高い曲で、
再び立ち上がろうとする人たちに対して、今後を見守りつつ応援したい!
そう思う人の気持ちと歌詞がリンクします。
♪おーい、お前ガンバレや!