
惨敗の地元菅生全日本が終わり、
二日が経過・・・
地元コースなのにどうして成績が出ないの?
と思うのが普通ですが、これには理由があるんです。
一昨年にコースリニューアルして以降、
単純なコースレイアウトとなりましたが、
横Gのかかる時間が長く、勾配も大きいコースに
変革してしまいました。
この変革が、DC5インテを苦しめる設定なんです。
横Gが長い =テールスライドが難しく不利
勾配も大きい=フロントストラット追従性悪い+トー変化大の足回り
こんな要素で、ライバルの旧型DC2インテに理論上で負けています。
・・・要するにコーナリングマシンが速く走れる構図。
それを証明するかの如く、N2のDC2インテより、SA1のEK9の走行タイムが
同等以上である事が裏付けてます。SA1のEK9は重量が軽いものの、DC2インテよりは
パワーが出ていない。けど、足回り構造はほぼ同一なので、EK9に軍配が上がる構図。
∴パワーが無くてもコーナリングバランスが良いマシンが勝利する!
そこに、曲がらない足回り、重量+100kgのDC5インテを重ねると・・・(汗)
更に今回は難易度の高いターンセクションが追加されました。
・切り替えしからGがかかったままのターン
・勾配のターン
・パイロンスラロームから勾配のターン
どれも車両的に成すすべはありません。
実際、今回ライバルとのタイム比較結果は、ターン以外は同等以上。
ターンだけで遅れを取って敗退していました。
コーナリングが遅いマシンなので、ターン以外はライバルよりフル加速して、
ライバルより重い車体をブレーキングしてタイムを詰めているんです!
本番も1本目と2本目で大きくセットを変更して走行しました。
2本目は失敗した最後のターンとそれ以外の区間でタイムアップ。
しかし、奇しくも最初から2箇所のターンは見事に同じ区間タイム・・・GPS計測
ターンは自己ベストは貫いていたことが解りました。
正直、地元コースなので、この最悪シナリオは読めていたんです。
走れば走るほど、思い知らされる。無理して攻めるとなおさらタイムダウン。
セットアップ不足を指摘されれば、会社と家庭を無視して対応せざるおえない。
しかし、こんな状況を理解してくれて、エールを贈ってくれる方々も居ます。
去年の某クラスチャンピオン、昔DC5乗っていた時代には、私の様なターンは出来ないよと。
言われた瞬間は「ふ~ん」と思いましたが、後になって身に沁みてきました。
今回はシナリオ通りの負け戦でしたが、この結果を諦めている訳ではありません!
過去DC5ジムカ乗りを超越した領域に居る訳ですから、諦めずにチャレンジ展開します!
全日本は九州と北海道を休戦し、栃木もてぎラウンドに焦点を定めます!