
みんカラは20周年らしいですが、僕の所有するST205型セリカGT-FOUR最新型⁉が9月13日をもって、満30年を迎えました。
ボコボコと穴が開いた特徴的なボンネット、パッチリお目目、それらを上手くまとめた他車では類をみないエクステリアデザインに一目ぼれして、かなり無理して購入した車両です。
新車価格は、購入候補だったMT車で、同社のノーマルの最上級セリカより100万ほど高価で、スープラのNAよりは少し高価でターボモデルよりは100万円ほど安価でした。WRCのライバルである、ランエボとインプレッサの上級モデルに関しては、少し安価だったけど当方の中では候補外でした。やはり、エクステリアがスポーツカーしているものが好みでした。
当時としては高価な部類の車で、これ位の価格を出せば、クラウンなどの上級セダンやランクル、パジェロなどの上級クロカンなどの車両を購入できた記憶があります。タラレバを語るなら、当時ST205を購入していなければ、スープラ、(禁断の)ソアラ、(禁断の)パジェロ、デリカスペースギア或いはランクルを購入していたかもしれません。しかし、月日が経つ毎に、やはり当時一番好きであったST205を選択して良かったと心から感じています。
*(禁断の)としたのは身近な身内が所有していたためです。
ST205はトヨタが世界(WRC)制覇を期するラリーウェポンのベース車両なので、高価な価格設定は仕方ないのかもしれませんが、10代後半だった当方には、あまりにも高価過ぎずる高嶺の花でした。手元に来た時から何年かの間は、爆発するような喜びと同時に、責任感と言おうか、免許を手にしたばかりの10代後半の若造が乗り歩く、ある種の背徳感がいつも頭の片隅にありました。
↑購入当初、嬉しくて乗りまくった記憶はありますが、1か月点検までで3,500㎞越えでした。
上述したような思い入れの強い車両であっても、まさか30年も所有し続け今日に至るとは、購入当初は想像だにしませんでした。たぶん、長く所有したとして10年くらいの気持ちだったと思います。
だがしかし、当方の性質を見抜いていた人はいるようで、この後、初代アルファードを購入した時の今はなきビスタ店の営業の方に「工場長が、たぶんあの人、ずっとセリカを手放さないと思うと言っていた」と伝え聞きました。
その工場長の方も確か、大事にしているクレスタがあるらしく、同時期に同じくアルファードを購入されたらしいですが、前車であるクレスタを売却せずに保存する道を選ばれたらしいです。工場長とは、頻繁に話をしませんでしたが、ある種、同じような匂いを感じておられたのかもしれません。
愛車を手放さなかった要因はいくつかあると思いますが、自己分析すると、次期モデルが発売されなかった経緯が大きな要因と思われます。他にも、時代の流れで、多人数乗車できる車が欲しくなったり、車高が高い車が欲しくなったり、小さい車が欲しくなったりしたため、他用途の自動車を買い求めた結果も左右しています。
しかし、今日明日見ても、古さを感じさせず飽きることのないエクステリアデザインは秀逸で、自画自賛ではありますが、一言で言わばST205以上に格好良いと感じる自動車が現れないのが、手放さずいる主因だと思われます。
↑後期用のヘッドライトは、何時頃交換したっけな?見た時、これだと思って交換しました。確か部品代で、10万円以上したと思いますが、今でも満足しています。いまだに、前期用ヘッド・テールアッセンはハンドル・ホイール同様にストックしています。
振り返ると、ちょうど30年前の1994年9月に、この車を手にすることができて、本当に幸せだったと思います。正直なところ、30年もの間、所有することになるとは思いませんでし、常に傍にあったのでそれだけの月日が経過したとの認識はありませんが、ST205を所有するにあたり全面的に支援してくれた両親を筆頭に、整備してくれた方や、情報を提供していただいた仲間を含む関連した人々に対して、今更ながらに感謝するしかありません。
これから、いつまで所有するかはわかりません。明日という事はないですが、ひょっとしたら、1,2年後には手元にないかもしれません。しかし、過去手放そうとする度にST205のエクステリアデザインに魅かれて手放せないんですよね。ということから推察すると、たぶんST205の正体は、絶世の美魔女だなということで結論付ける30年目の秋の入り口。
Posted at 2024/09/14 18:28:01 | |
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