今日は水漏れエンジンの分解作業を行いました。
先ずはW/P&サーモハウジングの取り外しをしたのですが、
いっちゃん最初にバイブレーションダンパ―の穴を合わせて取り外すボルトを
ゆるめてみたらこんなんが落っこちてきました(苦笑)。
ありゃー、スプリングワッシャーが割れちゃったのね。
って事はエンジンを掛けた後の水漏れってこれが原因だったのかしらん?
で、W/P&サーモハウジングの取り外し完了。
そったら、ヘッドを降ろしましょうかね、、、って事で、
とりあえずロッカーアーム等の取り外し。
そしてタンタンターンと部品を外していって、、、
ヘッドが降りました。
流石に大した距離を走っていないだけあって、ヘッドガスケットは綺麗なものですね(苦笑)。
因みにパーマテックスの密着剤?スプレーをヘッドガスケットに塗って組んだのをバラした時には
ヘッド側はそうでもなかったような気がするけれど、
ブロック側はガスケット表面がデッキ面に癒着していてガスケットを無理に剥がすと、
ガスケットの表面がバラバラに破けつつ、デッキ側に残ってしまうような状態でした(苦笑)。
今回は多分その時と走行距離もそんなに変わらないと思うのですけれども、
デッキ面からも綺麗に剥がれました。
で、デッキ面から剥がしたヘッドガスケットを見ると、
油や冷却水の付いている所と付いていない所がハッキリ別れていたので、
一寸観察してみたのですけれども、画像赤丸のエリアが水っぽい。
同じ並び(つまりインジェクションポンプ側)の隣の区画である1番と2番目の境目の辺りに居るのは
ヘッドボルト穴から垂れたと思われるオイルだったんですけれども、
この2番目と3番目の境目に居たのはペーパータオルで拭き取ってみると
明らかに冷却水でした。
デッキ面のこの辺りで何か起こってないか?と見てみましたらば、、、
ゲッ!
といってもこれじゃあわかりにくいと思うので拡大してみると、、、
ご覧の通り、クラックを発見しました。
これ、デジカメで撮ってみればきっと判るなァと思って撮影はしたんですけれども、
最初肉眼でパッと見ただけでは気付かなくて、
よーく観察してみようと、以前、時計修理用に買った5倍の拡大鏡で
この部分をチェックしてようやく判った感じだったんですよね。
これは2つ前の画像のヘッドボルト穴とその左側の水路の間にあるクラックで
その画像でも良~く見るとギリギリ確認が出来るかも?という状態で、
実はヘッドボルト穴と左側の水路の間にもクラックがあるのも、なんとなく判るのでは?と思います。
今までは水漏れを起こすクラックは水路から外方向に延びた物と思い込んでいたから
気付かなかったというのもあるのでしょうね。
ヘッドボルト穴と水路が繋がってどうしてそれが外に漏れだすのかがイマイチ判りませんが、
ヘッドガスケットのあの部分一帯が濡れていた事を考えると、
あのクラックの影響で熱による歪み方がおかしくなってしまうのでしょうね。
で、恐らく水漏れの要因とはなっていなかったろうとは思うのですが、
同じ並びの4番と5番の間の同じ場所にも、これよりは程度の軽いクラックがありました。
同じ構成の場所なので、こりゃ、この場所が逝きやすいんだな、、、と思い、
ヤフオクエンジンの方は大丈夫なんだろうなァと思いつつ、同じ場所を見てみたのですが、、、
なんとこれにもクラックがあるではないですか(滝汗)!
ただ、これは帰宅して画像をチェックしてみて思った事なのですが、
クラックに見える部分を境に色が違っているので、溶接修理の跡っぽい気もするんですよね。
クラックがあってもとりあえず何らかの要因で漏れなかった、、、というよりも
溶接修理がしてあるので漏れなかったという事ではないのでしょうかね?
ん?って事はひょっとして今のエンジンも、一旦全バラの必要はあるけれど、
溶接してもらってサラッと面研すれば直せるのかも???
んー、こうして画像を観察した事でまた悩ましい話になってきてしまいました(苦笑)。
でね、その時にはそんな事に気付いておらず、
こりゃヤバい、一大事だ!って話になったので、
慌てて岐阜から買って来たエンジンを引き摺り出しました。
以前、ブログにも書いていますが、マスキングテープをデッキ面に張り、
その上に古いヘッドガスケットを載せて、シリンダーヘッドを載せてあったので
マスキングテープをベリべリ剥がした上、
とりあえずその場所を軽く綺麗にしてチェックして見た所、どうやらクラックは無さそう。
昼食後、改めて時間を掛けて全面を綺麗にしてみた上で、
5倍の拡大鏡であちらこちらチェックしましたが、
水路穴の角が軽く腐食で居なくなっている所がある位で
見落としていなければクラックの類いは皆無であるようでした。
とりあえず同じ場所のクラックは無かったと言える状態だったと思います。
ピストンは現状スタンダードである80mmだし、
デッキ面の歪みは4番のシリンダーのインジェクションポンプ側で若干限度は超えているけれど、
ヤフオクエンジンよりも超え幅が小さい感じだったので
面研すれば問題ない筈なんですよね。
このエンジンもヘッドが欲しくて買って、ヘッドの歪みが酷すぎて使い物にならなくて、
あーぁ、と思っていたのですけれども、
実はブロックは3機の内で一番程度が好くて救世主になり得るという…(苦笑)。
で、しかもこのエンジンが一番オリジナルのエンジンに近く、
ヤフオクエンジンはカブリオレ用に出されたメーカーリビルトらしいものの、
エンジンナンバーは127982であるのに対して、
これはちゃんと2枚扉用の127984エンジンですからねぇ。
気になる点といえば、ヘッドが歪んだ原因というのが
漏れ留め剤による水路の閉塞による異常加熱だと思われるんですけど、
ブロック内の水路にも固形化した漏れ留め剤と思われる物が堆積していることなんですよねぇ。
あと、ブロックの方もそこそこ加熱された物と思われ、
クランクシャフトとメタルに焼き付き掛けたような跡が残っているので、
メインベアリングサドル?やメインベアリングキャップに何らかの影響が出ていないと良いけどなァと思っているのですよね。
こういう点があったので、
とりあえず水漏れが無く、オイル消費以外の調子も好かった
ヤフオクエンジンのブロックを使おうかという事でここまで動いてきたのですけれども、
俄然、コッチを使う方を考えなくてはならない事になったという訳なのですよね。
仮にヤフオクエンジンのヒビが修繕されている物だとしても
一寸賭けかな?という気がしてしまいますし、
同じヒビを直すなら、一旦はOHしてあるエンジンを直す方が早いし無難だと思うし、
なかなか悩ましい話になってきてしまいました(苦笑)。
んで、とりあえず岐阜から買ったエンジンのデッキ面の面出しが終わった所で
まだ時間があったのと、お外は凄い大雨だったので、
水漏れエンジンのオイルパンを外す事にしました。
ロアのオイルパンがエンジンを載せた後で交換の必要が発見された事から
再利用したガスケットに液ガスを塗って組んでいたのですけど、
これが滅茶滅茶キッチリ付いていて取り付けボルトを外しても全く取れません。
なので、捜すのに苦労しましたが、トヨタさんのオイルパン剥がしツールを使って外しました。
アッパーのオイルパンもドライブジョイの液ガスがメッチャ効いているみたいで、
そちらもそのツールを使って外しました。
こんな奴です。
これは本当に秀逸で、これが無かったら、
多分、今日はオイルパンを外すのを諦めて帰っていたんじゃないかと思います(爆)。
液ガスも古くなっていれば癒着が甘くなっているでしょうが、
貼り付けてからそんなに日も経っていませんからね。
で、御開帳の図。
と言っても、すでにオイルポンプを取り外してありますが。
という所でお外の雨音も屋内からは聴こえないレベルにまでなったので
本日の作業はここまで。
今度の日曜はある方に遊びに呼んでもらっている為、作業はお休みなので、
土曜日にチョロっと弄ろうと思っています。
そうそう、考えてみると、OHエンジンの方はブロックの面研限界が近い可能性があるので、
仮に限界が来ていた場合には溶接修理は不可ですから、それ絡みの測定をしますかね。
こないだみたいに巨大ノギスでデッキハイトを測定するのと、
後は、先日、テクニカルデータブックに
ピストンのデッキ面からの飛び出し量限度が記載されているのを見付けたので、
その2つを調べてみようと思います。
そうなると6気筒共、測定前にピストンヘッドを綺麗にしなきゃダメですわね。