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ぽおる・ぶらっくのブログ一覧

2025年08月06日 イイね!

をいをい、ちょっと待ちなはれ(汗)

海外物件を漁っていて、前に得た知識をひっくり返すモノを見付けてしまいました(苦笑)。

以前ワタクシが挙げたこのブログで1954年式のW187の220クーペを紹介しているのですが、
その車のプレートの型式欄に187012とあったので、
その時は220クーペは台数が少ないから、カブリオレAと同じ型式を用いているのね、、、
と結論付けていたのですよね。

ところがっ。

今回ベルリンの車屋さんで見付けたこの1955年式の220クーペ、、、



なのですが、これにもプレート画像がありまして、
それを見てみますと、、、



おぉいっ!ちょっと待てや~。
187023になっとるやんけ~。

これってどゆこと???

んで、更にボディナンバーのプレートもあるのですが、、、



やっぱしこっちも187023になってるやん。

前のブログの際にはEPCを参照してW187の5種類の型式を表記しましたが、
今回ふと思い立って、テクニカルデータブックを見てみたところ、
W187の7種のボディ形態が載っていたのですけど、それにも、、、

187011  セダン
187014  サンルーフ付きセダン
187012  カブリオレA
187013  カブリオレB
187019  アンビュランス(5シート)
187018  ポリスパトロールカー
187017A ポリスラジオカー

とあるのみで、やはりクーペの項目が無いんですよね。

しかし、今回の車輛のプレートの187023はとりあえずこれらとは被っていませんし、
私から見てそのプレートの打刻自体に疑わしい所は無いように見受けられるので、
187023が、クーペの型式として存在しているのは間違い無さそうだな、と思いました。

これを受けて他のクーペを探してみましたが、
去年の12月のBonhamsのオークションに出品された車両の車体番号が
1870234500375だったらしいので、
その考えは正しいとみて良いのでしょうね。

という事はひょっとして、、、
上のリンクで紹介した車両ってカブリオレAベースの偽物クーペって可能性があるのかも(滝汗)?
と思ってしまいました。

ところが、、、
一昨年の11月にRM Sotheby'sのオークションに出品された220クーペの車体番号は
1870124500304だったというのですよねぇ。

以前紹介した車が1870124500173って事からすると、
1954年の00304から00375の間で187012から187023に切り替わったと考えれば
辻褄があってしまうので、これ、よく判りませんねぇ(苦笑)。

ただ、220のオフナートゥーレンヴァーゲンポリツァイが41台と言われているのが
187018の事なのか187017Aの事なのか、それともそれらの合算なのかが判りませんが、
仮にどちらかの事だったにせよ、それよりは数の多かったクーペに
当初から単独の型式が与えられていないというのは少々不自然な気はするんですけどねぇ。

という感じでよく判らない部分が残ってしまっては居りますが、
とりあえずW187のクーペとカブリオレAの型式は
少なくとも年式の新しい物には違いがあり、古い物では一緒になっている可能性もある、、、
という結論に訂正させて頂こうと思います。

最後に一寸脱線しますけど、今回見つけた車両の面白いのは
車体番号とボディ番号のそれぞれの下7桁の番号でした。

それによると、シャシーが製造されたのが1955年で
ボディが製造されたのが1954年という事になるのですよね。

なんか、イメージからするとシャシーの方が先に出来ていそうな気がするものですけど、
こういうものなんでしょうかね?

今まであまり意識した事が無かったので、
今後、一寸気にしてみる事にしましょう(笑)。

恐らくとしか言いようがありませんが、下5桁の製造番号に関しては
車体番号の方では2枚扉用として1955年に作られた34台目のシャシー、
ボディナンバーの方は製造年が関わっているかどうかはともかくとして、
クーペとして製造された50台目のボディという意味なんじゃないかと思います。
(確証はありませんが、ひょっとすると1955年製のボディ番号は
車体番号と同様に1からカウントされているかもしれません。)

1954年にはカブリオレBがラインナップ落ちしているため、
その年の220の2枚扉の生産台数259台は
カブリオレAとクーペのみの物である筈なのですけれども、
ボディナンバーの製造番号をそれらの合算された数だと考えてしまうと、
50番目というのはその年の前半も前半の製造ということになってしまうので、
車体番号プレートにある車自体の製造年が1955年である事を考えると
それはあり得ない感じがするし、
逆に車体番号の34番はボディとシャシーの製造年が跨いでいる車両である事を考えた時に、
クーペ単独管理の数と考えるにはちと数字が大き過ぎますからね。

ってな具合に今回見付けた車両は色々と考えさせられる1台でありました。
Posted at 2025/08/06 07:07:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年08月05日 イイね!

ありゃりゃりゃりゃ。

昨日はコペンさんのバッテリーを満充電にして帰って来たわけですが、
今朝、出勤しようとしたら、
セルはウォンウォンと力なく回るものの最後にはチキチキチキと言って掛からず、
それを3度繰り返しても同じ結果だったので、
仕方ないから、家族の車で出勤致しました(苦笑)。

充電した時、割とスムーズに満充電になった様子だったので、
あぁ、まだバッテリーはかろうじて大丈夫か、、、と思っていた為、
予備のバッテリーもブースターケーブルも積んでこなかったんですよね。

チャージしていないと思われるようなキツイ状態で運行すると
弱ったバッテリーの場合、ここまで一気に上がっちゃうものなんでしょうかねぇ。

とりあえずリビルトオルタが届くのはまだ先で、交換自体も何時出来るか判らないので、
まともに稼働出来ないコペンさんは(邪魔なので…笑)某所に運んでもらって、
交換完了まで保険で調達したレンタカーで繋ぐ事に致しました。

お陰でここから数日は快適に通勤出来そうです(爆)。
Posted at 2025/08/05 21:07:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年08月04日 イイね!

ゲゲゲ。

コペンさんのスターターの回りが若干悪かった件は
どうやらバッテリーが悪かったわけではないっぽいです(苦笑)。

今朝もシガライター電圧計を差しっぱなしで出社したのですが、
途中で一気に電圧が下がって目を疑ってしまいました。

朝一番電圧が低かった時で9.7V(苦笑)。

こんな低い値、220君のDCジェネレーターでもそんな低い値は見た事がありません(苦笑)。

会社に行くまでにどうこうは絶対にない所ではありますが、
少々ビビったので、エアコンもオーディオも切って出社しました。

日頃、オーディオを聞かない事は殆ど無いので、聞き逃しておりましたが、
オーディオを切った後に前方から唸り音が聞こえてきました。

ありゃりゃ、こりゃオルタネーターだったかもな、、、と思いました。

とりあえず、お昼に会社でバッテリーを外して電圧測定。
一応、12.85V位出ていましたが、
充電器を繋ぐと赤・白・緑ランプのうちの白ランプの赤寄りの辺りが点灯する感じでした。
(緑ランプの端の点滅でフル充電)

んで、フル充電にしておいて、帰宅時にコペンさんに取り付けて家路に就いたのですが、
シガライター電圧計の値は往きより酷く、写真として収められたのは、、、



9.6Vが最低でしたが、
私が見て居た範囲では9.4Vまで低下した時がありました。

バッテリーは既に注文してしまったものの、
まぁ、どっちにしろ4年経てば換えるべき所だとは思うのでそれは問題なし。

んで、コペンさんも15万キロ近いし、逝っててもおかしくはないよな、、、
と思ったので、オルタネーターも近々調達する事にしました。

現在適合確認依頼中で御座います。

やれやれ、また出費ですなぁ。
これじゃ、お盆休みが来たって、何処にも出掛けられないじゃないかぁ~って感じです(涙)。
Posted at 2025/08/04 20:16:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2025年08月03日 イイね!

トヨタのお店行きと220君試走とコペンさんのバッテリー

昨日は前日に仕事の作業の手順をミスってしまった絡みで
そのリカバリをしていた為、全く遊ぶ暇が御座いませんでした(苦笑)。

んで、先日、家族が貰い事故に遭ったと書きましたが、やっぱりその車は全損となってしまい、
今日は家族がトヨタのお店に相談しにいく事になっていたので
その付き添いで出掛けてきました。

営業さんに色々とお話を伺ったのですけれども、
今、新車の納車状況ってどうやらメッチャクチャみたいですね。

順当に行くと次期車両としてはクロスとかではない通常のヤリス辺りにしたい所なんですけど、
通常のヤリスは今、受注が止まっているらしくて、
再開されるかどうかすら判らない(このままヤリス自体が無くなる可能性がある)状態だそうで。

となると、ルーミーは本人が嫌らしいのでアクアか?って話になるんですが、
アクアはビッグマイナーされたものが9月1日?に出るらしいのですけれども、
これはこのまま何らかの問題が出なければ販売自体は間違いなくされるものの、
販売開始前の今の時点では納車出来るのがいつになるのかハッキリ判らないらしいです。
(一応目安としては11月(!)という話でしたが)

現状はレンタカーも出ているので問題はないんですけど、
3ヶ月も待たなくてはならないようではそうした面で困る事も出てくる話なので、
仕方がないから中古も含めて検討するという話になり、今日の所は結論が出ませんでした。

車種によっては4年待っている方も居られるとか言う話で(汗)、
ホント、一体どうなっちゃってんのよ、、、という感じで御座いました。

まぁ、一生新車に縁がない私のような人には関係ない話ですけどね(笑)。


で、午後からは、もう一度だけテストしておこうと思い立って、
220君の試走をする事にしました。

今日はしっかり暑いな、、、って感じでしたからね。

ってなわけで昼食後220君をピックアップすると、、、



会社に向かいました。

例によって水分補給&トイレ休憩をするなどして10分位放置後再出発。

先日、気付いたけれど撮影出来なかったんですが、
元々はボルボのディーラーだった所がいつの間にかトライアンフのお店になっていました。



一体何時から???

富士宮は結構曇っていましたが、海に近いエリアは好い天気でした。



千本松原。



んで、例によって西間門でUターン。



原踏切に近づくと、また遮断機が下りている様子だったのですが、
それでせき止められている車の台数が多過ぎて踏切では撮影出来ず。

私の停車場所は踏切から東側の線路が見える所だったので、
そこから撮り鉄タイムする事にしたのですが、一寸タイミングが遅くなってしまいました(苦笑)。



この電車をまた植田踏切近くで捉える事が出来るか?と思っていたのですけれども、
今回は何故かタイミングが合わず、
代わりに東往きの電車と遭遇したので再び撮り鉄タイム。



んで、例によって県道76号を登って行こうかと思ったのですが、
こないだTVで今泉の方に綺麗な湧き水の川があると紹介されていたので、
何の前準備もしてないから、判るかどうか判らないけれど、
行ってみようと思い立って県道22号線を西に向かってみる事にしました。

結果は撃沈(苦笑)。
川の名前だけでも憶えていれば良かったのですけどねぇ。

因みに調べてみると、田宿川という名前だったようですが、
22号線の図書館の先の小さな橋の下を流れているのがそれだったとは、、、
という感じで御座いました。

またその内、行ってみましょう(笑)。

因みにその田宿川に合流する法雲寺というお寺の前の小さな川が特に綺麗らしいです。

で、その後は県道24号線経由で県道76号線に戻り、
海の見える(筈の)カーブ。



そうそう、県道24号線の登坂を登って思いましたけど、
純正デスビ、やっぱりメッチャ調子がイイですね。

イイ感じで坂をスイスイ登っていく感じです(笑)。

んで、16時頃車庫に帰還。
やっぱり何の問題も無し。

これで自信をもってクレームを入れられます。

今日、一寸Wさんとショートメールでやり取りして居ったのですが、
やはりWさんの所でも症状が一緒かどうかまではお聞きしていませんが、
新ハウジングの123イグニッションで問題が出ているらしいです。

こりゃ、仮にクレームを受け付けて貰えたとしても、期待薄ですね(汗)。

話はガラッと変わりますが、コペンさんが2日位前から始動時のクランキングが一寸怪しい(汗)。

ブログを調べると2021年の4月の終わりに交換しているので、
バッテリーはもう交換すべき時期ですね。

220君からシガライター電圧計を借りてチェックしてみたのですが、
一番最初に表示された数字が11.4Vだったのには少々ビビりましたが、
車庫前でのアイドリング時はこんな感じ。



低っ!

これ、追加した電動ファンも悪いみたいで、
エアコンを切るとこんな感じ。



こんな具合なら追加電動ファンはエアコンクラッチ連動じゃなくて、
メイン電動ファン連動にした方が良かったかしら?

今の時期、エアコンは常時つけているし、
これで毎日の通勤の距離が大したことが無いとなると、
そりゃ年数が経っているバッテリーには厳しい事になりますわよね。

まぁ、とにかく、早急にバッテリーを調達しようと思います。
Posted at 2025/08/03 20:41:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年08月02日 イイね!

1954 220 cabriolet A

もう見付けてから1~2ヶ月は経っているかと思いますが、
ドイツの車屋さんで表題の車を見付けました。

1954年といえばフロントガラスがカーブドグラスに変わる年なのですが、
その年の最初からそうなっているのかは一寸判らないのですけど、
この車は正にカーブドグラスを採用している車のようです。

因みに1954年以降のW187の2枚扉の生産台数は411台なので
カーブドグラスの車輛はそれと≒だろうと思われます。

この車、メッチャ好い感じなのですよねぇ。







ワタクシが緑好きである事は以前から公言して居る所ですが、
そんな中でも明るく、そしていかにも当時っぽい雰囲気がする緑が
イイナァと思ったのですけれども、
それ以上にこの全然無理をした所が無い自然さはなんなんだろう?と思わされたのですよね。

唯一残念に思ったのは先だって170DSの改造車の時にも触れた事ですが、
ホイールキャップの塗り分けでして。




こないだのは塗りすぎ、今回のは一寸だけ足りないという…(笑)。

これ、お星さまを囲う枠内のお星さま以外の部分はボディ同色で塗るのが正解なんですよね。

ひょっとしてこういう塗り分けパターンもあるのかと、
MBの公式ページに飛んで、170と220の新車当時の公式フォトを
ざっと覗いてきましたけれども、その限りではやっぱりこれは正解ではないと思われました。

幌姿。



緑色のボディにクリームっぽい幌が映えますねぇ。
ランドウジョイントにリアの小窓がまた好い雰囲気ですが、
Wさん曰く真後ろも見えなければ斜め後方も見えないので怖いとの事でした。

この画像を見てもなんとなくそうであろう事は想像出来ますよね(汗)。

せめてアウトサイドミラー位はまともに見えて欲しい所ですが、
画像で見る限り純正ミラーの上縁位置がほぼドアの上縁の高さと同じくらいなので、
運転席側でも果たしてどこまで見えるんだろう?と思われる中、
助手席側にはミラーすらないので、
これをこのまま日本国内で乗ろうと思うと結構キツイ物がありそうですよね。

この手に右ハンドルがあるかどうかは知りませんが、
仮に右ハンドル用のミラーがあったとして、それを右に付けた場合には
運転席からでは全く見えなさそうですしねぇ…。

カロッセリープレート。



170、220を通じて、時々これを左右に付けちゃっている例とか
水平に付けちゃっている例とかがありますが、
個数は左側に1個が正解で
またその2系統に関してはこのようにフェンダーの角度に合わせて
取り付けられるのが正解なのですよね。

これに関して疑問に思うのが、W187のデビューはW186と同じ1951年なんですけれども、
何故かW186やW188にはこのプレートが付かない事なんですよね。

これ、戦前からの物なのでカッコイイなって思うんですけどねぇ。

んで、このプレートの表記には
SINDELFINGER KAROSSERIEとMANNHEIMER KAROSSERIEの2種類があるのですが、
高級モデルのコーチワークはほぼジンデルフィンゲン工場製だろうと思われる所で、
これもそうだろうなぁと思って画像を拡大してみると、、、



やはりジンデルフィンゲンの方でした。

トランクリッドのお星さまとタイプ名プレート。



220の書体の方はうちのと大して変わらないように見えます
(ただ、一寸あひるの頭がデカい気が…笑)が、
お星さまの方は、大きさはそれ以降の時代と比べて、
ひょっとすると小さい位かも?と思われる所ですけれども、
お星さま自体も丸枠の方も肉厚に出来ていて、昔っぽい味があって好いですよね。

マフラーカッター



これ、多分これと同じ物だと思うのですが、



これってオリジナルなのかしらん?と以前から思っていたので調べてみたのですが、
EPCを見てみると300SLロードスター風のカッターの絵が描かれていたので
これは怪しい、、、と思い、そこにあった1874920015という品番から追っかけてみたところ、
ドイツの某店ではこれと同じ物が表示されたものの、
いーべーで出てきた物はクローム処理前の物でしたが、
このように正にEPCの絵と同じ物だったんですよね。



少なくとも新車当時はこの形が正解だったのでしょうね。

因みに裏側はこんな感じ。



上のタイプがやはり下側がないのは知っていたので予想はしていましたが、
上からの見栄えを考えただけの物だったのですね。

因みに上のタイプにも1814920015という品番があるようなので、
これもMBの部品ではあるようですね。

EPCで逆引きしても出てこないので、既に抹殺されている品番のようですが…(汗)。

( ゚д゚)ハッ!、、、念のため、と思って、こちらの品番をドイツの某店で調べてみたら、
見かけはそっくりだけど、異なる某店品番の物が出てきました(汗)。
どうやらこちらは170系用っぽい感じですね。

って事は恐らくマフラー径の違いでそうなっているということなのでしょうが、
形状自体も途中からこの形状に統一された可能性もあるかもですね。

幌を開けた状態でのダッシュボード及びフロントウインドウ廻り。



この辺りの見てくれは恐らく170Sのカブリオレと同じだろうと思うのですが、
メーターパネル廻りとグローブボックスの表面は革張りになっていますけれども、
随分と贅沢なウッドの使い方をしていますよね。

傍から見ると雨漏れでやられてしまう心配をしてしまう所なのですけれども、
窓枠全体がギッチリとウッドで囲まれているのが凄いなぁって思わされます。

220SEbカブリオレでもフロントウインドウはウッドで囲われてはいますが、
確か、幌側の縁はウッドパネルの手前側(幌側)が革張りだったと思うのですよね。

ベッカーブレシア



170/220系のラジオとしては
ベッカーやテレフンケンなどのもっと盤面の大きい物(四角形や円形の物)のイメージがあったので
一番最初にこれを見た時にはこの車のオリジナルではないのでは?と思ったのですが、
説明文を読むとハッキリとは書いていないものの、どうもオリジナルっぽく書いてあり、
考えてみるとW186もW188もbの時代にはニュルブルクからこの形態のベッカーになっているので、
1954年式だというこの車なら、元々コレが付いていてもおかしくないだろうと思いました。

私的にこのタイプはメキシコしか知りませんでしたが、ブレシアってタイプもあるのですね~。

一寸調べてみたのですが、このタイプのベッカー自体は小ポントンのデビューした
1953年頃から世に出た物らしく、
また上に書いた盤面の大きいタイプの方は1954年頃までの物らしいので、
オリジナルである可能性はあるのかもしれません。

但し、私がラジオの年代のネタ元にしているページによると、
このタイプのブレシアは1955年からとなっているので、
そこの所は一寸引っ掛かる所ではあるのですけどね。

因みに説明文によると、このラジオはちゃんと実働しているらしいです。

外見上では全く判りませんでしたが、この車、元々はアメリカに輸出された車だったそうで、
スピードメーターは160キロスケールになっているものの、
確かに油圧計、水温計はアメリカ仕様のそれになっていました。



この車は外装も好いですが、内装革の雰囲気もとても好いのですよね。







この車を見付けてから、繰り返し画像だけは何度か見ていたのですけれども、
実は説明文の方を読んだのはほんの数日前で、
そこに書いてあったことによると、
この車、1954年にアメリカに輸出されて1988年にドイツに戻って来たものだそうなのですけれども、
何と、走行距離がたったの37000マイル(59200キロ)で、未レストア車両なのだそう。

従ってこの内装もオリジナルのままなのだそうです。
そりゃ~好いなぁと思う訳ですな(笑)。

先程のウッドパネルの話の時に書きませんでしたが、
ウッドパネルの方も好いヤレの出方をしている様子に見受けられ、
不自然な所は無いし、好感が持てる物ではあったものの、
ウォールナットのウッドパネルってMBでこの当時から使われていたのかしら?
と、漠然と思っていたのですけど、
この話の流れからするとこれもオリジナルって事なんでしょうね。

エンジンルーム。



うちの220君のM127の大元であるM180ですね。

画像からは低走行な車両というのは特に感じる物はありませんけれども、
かといって、荒れた様子もない好ましい状態にあると思います。

220のエンジンは180920で、220aのそれは180921なのですが、
前者は圧縮比6.5で80馬力、後者は7.6で85馬力なんですよね。

この車は時期的には220aの時代なので果たしてどちらを積んでいるのだろうか?
と思ったので、この機会に調べてみる事にしました。

例によってテクニカルデータブックを調べてみましたが、
とりあえずW187は例外なく180920エンジンという事になっていました。

テクニカルデータブックは紙面が足りないと情報を端折ることがあるので、
これでも尚、信用出来んな、、、と思ったのでさらに調べてみました。

これはネット上から拾って来た、1955年式の220カブリオレAの
恐らくヴィークルデータカードかそれに類する書類と思われる物なのですが、、、



これによると出荷日は1955年5月25日との事でバリバリ220a時代の車輛なんですけれども、
赤でアンダーラインを引いた所にエンジンナンバーの上六桁があって、
180920とありますよね。

というわけで、220aの時期のW187の2枚扉であろうと、
エンジンは変わらず80馬力だったという事が判明しました(笑)。

そうそう、話はエンジンルーム画像に戻るのですが、
エンジンルームのサイドパネルにあるクロームで縁取られた
二条の盛り上がった部分(笑)なんですけれども、
300Scにもあるこれを二玄社の本が『スリット』と表現していたので
私もこれの下側には穴があるんだろう、、、と思い込んで居ったのですが、
以前、170S系のそれを見た所、穴が無い事に気付いてしまったのですよね。

恐らくとしか言いようがないのですが、戦後、このような仕上げになっている物は
全てお飾りとしてのスリットもどきなのでしょうね。

気付いてから、いつかその内、、、と思いつつ出来ずに居りましたが、
この機会に訂正させて頂きますです(汗)。

そうそう、このエンジンルーム画像と言えば、
この部分には一寸ビビらされてしまいました(汗)。



こないだの170DSの改造車でウエスタンのプレートが付いていたであろう穴があった位置に
この車では車体番号プレートとカラーコードプレートが付いているんですよね。

あちゃー、これはしくじったか?と思いましたが、
調べてみると、この車種がこの位置だっただけなようで
あの170DSではファイヤーウォールの前面に車体番号プレートが付いていますし、
他の170DSでもそれは同様なので、どうやらセーフだったようです(笑)。

トランクルーム。



こちらはエンジンルームとは打って変わって、
距離の少なさを感じさせる綺麗な状態にありますよね。

この車に装備されているかどうかは判らないオプションのスーツケースは
ただ2段に積み重ねて載せているだけの物なのかと思っていましたが、
この画像を見て、ちゃんと上段用の縁が用意されているのに気付きました。

直に重ねたら、バンドで固定したとしても擦れちゃいそうですものね。


さてさて、気になるお値段の方ですが、89900ユーロ、
今のレートで1550万円弱という感じのようです。

私には買えんけど(涙)、安いっ!

相場は程度にも依るのですけど、大体2千万円前後だと思います。
尤も同じお店でフラットなフロントガラスの同じ車を売っていて
そちらも85900ユーロとこの車より更にお安いんですけどね。

説明文によると、塗装は経年劣化の兆候を示しているとあるので、
その点が加味されていると思うのですが、
ボディワークは良好でウッドとクロームの類いは非常に状態が良く、
全てのスイッチや機器は完璧に動作するとあり、
その問題とされている塗装に関してはそのヤレがイイ感じを出しているように見受けられるので
私的には全然マイナスに感じません。

これ、イイナァ。
私的にこれは真面目に欲しいなぁと思わせるものがありますね。

W187の弱点は170系のガソリンモデル同様に電装が6Vなことで、
それに関して何も書かれていないから多分12V化はされていないと思うんですけど、
実際に6Vってそんなにキツイものなんでしょうかね?

ビートルの6Vなどではワイパーとウインカー(だったかな?)を
同時に動かすのもキツイような話だったと思うのですが、
体験した事が無いのでどうなんだろうなぁと思っています。

どちらかというと後継のポントン220S/SEのカブリオレの方が
いくらか高価だったりするのですが、
そうした点が評価に繋がっているのかなぁ?と思ったりしています。

80馬力しかなくても、一応メーカー公表値で145km/h出る事にはなっているので、
とりあえず高速道路でも問題なく走らせられそうですし、
後の維持の費用まで含めて私にこの車を持つ余裕があったならば、
本当に欲しいなぁと思わせられる一台でありました。
Posted at 2025/08/02 07:16:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「E9レジストリージャパンミーティングの見学中。因みに220君、絶不調。無事帰れるか?」
何シテル?   05/18 10:31
1962年式の220SEbクーペに乗っています。 物心ついた頃からMBファンである私が (何度も買い替え出来るご身分ではないので) 最初で最後のMBに...
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