もういい加減疲れ果てているのですが、毎日いい天気なのでしぶしぶ作業しております。10時間寝ても回復がギリギリです。
さて、いくつかの画像で写り込んでいたので、ひょっとするとお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、うちのメガーヌさんにはバンパーの下に謎のアゴのようなものがぶら下がっております。
話せば長くなるのですがこのメガーヌさん、我が家にやってきた時からなぜかアンダーパネルがなく、ないならないでしょうがないから自分でアンダーパネルを作ろうと考えており、でも下側を覗いてみるとバンパー近くに取り付けられそうなフレームが見当たらず、でもバンパーにそんなにダウンフォースが掛かってしまうと、アンダーパネルどころかバンパーまでもげてしまうのではないかという懸念から、つまりアンダーパネル受けの準備工事としてこちらを設置したわけでございます。
ちなみに材質は奮発してアルミ押出材。オーバーハングに設置されるため、重量と強度を考えた末の決定です。しかもバンパーのカーブにピッタリ合ったメガーヌ専用品。こんなところにバチバチに高価な材料をおごってしまい、予算関係が心配でなりませんが、ていうかリアのレインフォースメントを外してそのまま移植しただけなので無料です。やっほー。
このフレーム、というかアゴ。ご覧の通り本来のフロントレインフォース取り付けボルトを利用して、M10の長ネジでぶら下げて固定しております。
固定というのもおこがましい方法で、前後方向にはぶらんぶらん動くわけですが、こんなところにぶら下げてあるということはつまりアゴを地面に打ったときにすぐ当たってしまうわけで、つまりダウンフォースを受ける鉛直方向には強く、衝撃を受ける前後方向にはある程度動いてほしいという希望をカタチにしたものとなります。
で、おもむろに出てきたのはこちらのポリカーボネート板。端切れ200円という激安品のこちらで、まずは下側の導風板を製作いたします。いつものように透明で、型取り不要というスグレモノ。これまでの違いといえば、これをこのまま最後まで使うくらいです。色塗っちゃえばへーきへーき。
いい感じに切って、エアインテークの内側とツライチの高さとなるようにアゴフレームを合わせます。リア用をフロントに持ってきたとは思えないほどバンパーとピッタリのカーブなのがおわかりいただけるでしょうか。
あ、ちなみにこのクルマ、フロントバンパーの網もどっか飛んでっていたので、amazonで売ってたユーロなんちゃらネットとかいう2m2500円くらいのいんちき樹脂ネットを張っております。タイラップで。
下側が決まったところで、次は両サイドの導風板を作ります。これもたぶん普通のメガーヌには付いてると思うので、くやしいのでもうちょっとちゃんとしたのを作ります。スタイロフォームで。
ブロックごとに切り出して、養生テープでつなぎ合わせて型を製作。で、これをもとに一体タイプの本番モノを切り出します。やっぱりスタイロフォームで。
取り付けるとこんな感じ。ご覧の通り一体タイプにするとレインフォースメントを外さないと取り付けできません。そのかわり、レインフォースを避ける部分の幅を狭めに作ることで、挟む感じで固定できるので作るのがラク。こんなもんそうそう外すことはない(と思われる)ので、今回は一体タイプを選択いたしました。
こちらの導風板でどうしてもスキマとなってしまうラジエターとインタークーラーのスキマは、昨日使ったすきまテープの残りを使いまわします。
さすがにスタイロフォームのままではアレなので、水性スプレーで黒に塗装。完成したのがこちらの画像でございます。
さすがワンオフだけあって、ラジエターとかインタークーラーとはご覧の通りのクリアランス。水も漏らさぬピッタリっぷりです。
ちなみに下側の導風板、後ろ側はこんな感じでフレームにアルミアングルを固定し、そいつとラジエターで挟むカタチで位置決めをしているのですが、このクリアランスが完全に押し込む感じのレベルでゼロで、つまりこのインテークから入った水はどこから出ればいいのかよく分かりませんが、まあリアルに水も漏らさぬピッタリっぷりなので仕方ありません。
さあ、これでやっとバンパーがつくぞ!
と思いましたがちょっと考えて、まずはバンパーを裏返しにします。で、テキトーなプラ板とタイラップとハサミとドリルを使って工作工作。
できた。
これはおちょぼ口化というかなんというか、無駄な空気がエンジンルームに入らないようにすることで、空気抵抗を減らすという考え方でして、レース車両はもちろん最近では市販車にも取り入れられている考え方でございます。
昔のランチア・デルタとかでパルサーGTI-Rとかで育った私にとっては、わざわざ開いてる穴をふさぐなんて隔世の感がございますが、流行りものに弱いのであっさり乗っかります。
さあ、いよいよ完成。ご覧の通り、ポリカ板とスタイロフォームとプラ板とタイラップで作られたとは思えない完成度。っていうか見えない。ていうか開口部ちっさすぎないかコレ。
ので寄ってみるとこの通り、寄っても見えません。どちらかというと見えてはいけない部品なのでこれは大成功。バンパーを付け外しすることももうないだろうということで養生テープも剥がし、見た目も普通のメガーヌになってまいりました。まさに感無量です。
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MEGANE | クルマ
Posted at
2021/02/10 21:16:11