ちょっと前ですが、新型CLS(3代目)が発表された週末に、さらっと乗ってきました。
たまたま週末時間が空き、CLSのCMが頻繁に流れていましたので、
乗れるかなぁ!?と半信半疑で予約なしでオープン直後のメルセデスミーに突撃。
意外なこと?に試乗車空いてました(^^)
店内で、CLSを観察しつつ、(ブラックではないので、塗色はルビーブラックでしょうか?)
リアのボリューム感は初代に比べて減ってますね。
ついでに、新型Gクラスも(^^)
さて、待ち時間も終わったことですので、乗ってきます。
モデルはCLS450 イリジウムシルバーの左ハンドル。
エクスクルーシブパッケージ付です。
室内のシルバーの木目もなかなか良いですね。マットな感触も含めて、なかなか面白いです。
左ハンドルですので、いつもとちょっとフィーリングは違いますが・・・。
やっぱりちょっとでかい感じがします。
普段乗ってるEより、見切りが悪いので心象的には苦しいですが、360度カメラを起動するという技を使えば何とかなるのかもしれません。。。
乗ってみると、、、
まず関心したのがそのパワー!!!
頭の中にあったのは、3Lターボ+モーターでしょ?
と思ってましたが、
実際は、「450」の数字に嘘偽りはありませんね!
モーターアシストが自由自在に介入していますので、もはやエンジン特性なんて、知ることは出来なさそうです。そして、エンジン音もなかなか勇ましく元気が良いですね。
このあたり、初代・2代目より明確にスポーティー路線です。
ISGはSクラスと若干構成が違って、エンジンに電動スーパーチャージャーが付かないなど、パワーが少し下がっているようですが、車重を考慮するとCLSのほうが速そうです。
もうひとつ印象的だったのは、とにかく静か!
これには色々理由があるみたいで、
1つ目
ISGのおかげでエンジンルーム内にベルトが無い。
電動化が進んで、パワステベルトがなくなっている車や、クーリングファンが電動の車はFFを始めとして多くなってますが、完全にはなくなりません。
特に、オルタネーターやエアコンはなかなか外れてないのではないでしょうか。
ハイブリッドは、電動エアコンの車も増えましたけどね。
オルタネーター(発電機)もISGが兼ねていますし、エアコンも電動コンプレッサーとの事で、Vベルトがありません!
なので、これに関わるベルトの音や補記類の音、テンショナーの音などの騒音が無いそうです。
試乗した日は気温が35度を超えてましたが、アイドリングストップ中もエアコンコンプレッサーが止まらないのはものすごい快適でした。。。これは良いですね。
アイドリングストップもマイルドハイブリッドだけに、途中でバッテリー電圧が低くてエンジンがかかることもありません。
また、モーターだけで走らないとは言え、停車前からエンジンは停止しますし、どうやら高速道路でアクセルオフでもエンジン止まるみたいです。燃費もだいぶ良いようです。
まぁ、それに加えて完全バランスといわれる直6も、もちろん良いフィーリングにプラスだとは思いますが。。。
2つ目
これはスタッフの方がしゃべっていましたが、メルセデスとして初めての、ノイズ軽減タイヤを採用しているとの事。
日本だと、結構音を気にしているレグノ・db・ビューロなどいろんなブランドがありますが、恐らく似たようなテクノロジーを使ったものでしょうか。
ロードノイズ的なものがほぼ感じませんでした。
もちろん、エアサスの影響やメカニカルノイズが少ないことも影響しているとは思いますが。。。
これは、タイヤ減ってくると、、、ほぼ新車だったのでベストコンディションだと思いますが。
こんな感じで、とにかく静かで速い!というのが印象でした。
乗った感じかなりスポーティーですので、Eとは違うことが結構明確かなぁって感じです。
AMGのCLS53ももうそろそろ出てくる噂ですが、どうやら年内配車分は完売しているとか??
さて、そんなこんなで、良いこと尽くめの新型CLSですが、
初代オーナーとしてはいくつか残念なことも。。。
1つ目
室内の圧迫感が強い。
まぁ普段Eクラスのパノラマルーフ付に乗っているのもありますが、デザイン優先のCLSは元々閉塞感が強い車です。
ウエストラインも相当高いので、グラスエリアも狭いです。
それに輪を掛けて影響しているのが、サンルーフが普通の小さいものでした。
これは、聞いたところ、ルーフラインが曲がっているので、ガラスにするのは難しいみたいですが。。。
もうひとつ気になったのは、ルーフライナーの色。
実は、私が乗っていた初代CLSのルーフライナーはブラック内装でも明るいベージュ色でした。
今回試乗した車はどうやらルーフライナーはブラックで、相当圧迫感に拍車を掛けています。
2つ目
デザイン
これは個人差ありますが、、、
既に海外で発表されているAクラスと、フロントデザインがかなり似通っています。
リアデザインは、、、私見ではありますが、Sクラスよりかっこ悪くなっているような。。。
これは、個人の感覚差ありますが、、、ちょっとかっこいい感じではないですね。
数年経てば、これがかっこよく見えるのか!?というのは分かりませんが、
踏ん張り感含めて、ちょっと弱いかなぁ?と思います。
とここまでで終わる予定が。。。
私が初代に乗っていたのを雑談で話していたのと、
どうやら次の予約が無かったみたいで、もう一台乗ってみますか!?との提案が。
提案したのは、同じ450でも、Sの450との違いを体感してみますか!?という意図だったみたいですが、そこで珍しく嫁が、
ならこれ乗りたい!!と珍しく指名(笑)
エントランスの入り口に置かれていた、これでした。
私も隣を通ったときに、カブリオレって気がつかなかったんですよね。
何と言っても、幌も純白色でして。。。てっきりクーペだと思ってました。
内装も、ここまでレザーにするか!?ってレベルの豪華さでして、、、
こんなところにもブルメスターサウンド!
考えてみれば、、、メルセデスのオープンは初めてだった気がします。
更に言えば、4シーターオープンという乗り物も、人生初だったような。。。??
乗り味は、完全にクルーザーですね(といってもクルーザーにまともに乗ってませんが)
パワーは560の名前に恥じないハイパワーでして、湧き出るトルクで豪快に走っていきます。
音も結構V8のビートが響く感じで、静かとはまた違う感じです。
剛性感を強く感じる訳ではありませんでしたが、かといって不快な振動や剛性不足を感じることも無く、可も無く不可もなく。。。良く出来ていると思います。
そして、あまりの暑さに、、、ちょっと走ってクローズ!
逆に驚いたのがこっちかもしれません。
そう、オープンカーであるネガが全く無いのです。
厳密に対比すれば、違うとは思いますが、、、
室内はかなり静かですし、クーペと遜色無いのでは??と思うほど、
失うものがありません。
さすが最高級クーペですね。。。
ただ、ちょっと自分には似合わない、、、かな。残念ながら。。。
これが似合う人になるには、、、もう少し時間が必要だと思います。。。
ということで、新型CLSいい車でした。
Eクラス乗り換えで失った、運転する楽しさがありました。
5人乗りになったのも、個人的には◎
エクスクルーシブパッケージをつけると、全車シートベンチレーターが付くのも◎
反面、CLS220の素グレード(オプション無し)を除いて、全車エアサスなのは×でしょうか。。。
ディーゼルの220は、また乗った感じ別物のフィーリングになる気がしますが、グレードによるデザインの差がほぼ無さそうなので、見た目で選ぶなら有りだと思います。
CLS450は、オプションつけるとそれなりに高額になりそうです。
となると、近日発表されるであろう、AMG CLS53も気になりますね。
そんなに価格差がないといわれておりますので、デザイン含めてどう変貌するのか気になるところ。
カタログを見て、私だったらセレナイトグレーマグノ(マットカラー特別塗装色)+マキアートベージュの真っ白シートに、白系ルーフライナーの組み合わせで圧迫感減を狙う感じでしょうか。
まぁ、日本に入ってこなさそうな組み合わせですが(汗)