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閑話休題。

ボルボのXC40がリチャージになるEX40になるんだってね。C40はEC40に変わる。
マツダにはCX-3とかCX-5とかあって今度はCX-80が出る。

名前が似るのとかまぎらわしい。
なんかつまんないよね。
ボルボの好きじゃないところの一つ。

名前って大事じゃない？
車は機械だから名前じゃなくって型式番号とかでいいよって諸兄も居るだろうけど
ボクは大事だなって思うんだ。意味とか音とかさ。
昔の車はサニー、スカイライン、ブルーバードとか素敵な名前の車があったね。
なんか大事に作られて、大人たちが集まって「サニーにしよう！」って名付けたんだと思うと愛されて生まれた気がするよ。
思いを込められた名前ってやっぱ大事。
メーカーの考え方の違いなんだろうね。
ボンゴとかタントとか音感もいい。
ジュリアとかジュリエッタって女性の名前をつけたアルファロメオもいい。

保護猫を引き取るときに黒猫をNuit(夜）、白猫をAube(朝)ってフランス語で名付けたけど、呼べば来るけど返事をしてくれない。
YouTubeで名前を呼んだら返事をする猫の動画見て羨んでる。
ほんとは乾と坤と名付けたかったけど、厨二病サクレツ感が強すぎて却下された。
うちは子供がいないから、子供に名前をつけれる親って大変だな。


あ、西尾維新の小説の登場人物の名前って天才っていつも思ってる。
名前って大事じゃないかい？ってお話。

〜前回までのあらすじ〜
ボクがXC40を買ったDが12月に突然閉店になった。
自分ではどうしようもない抗えない力に絶望を感じる。
タイムリミットもあるからと、とりあえずは次の受け入れ先を決めたが…

3月になってそろそろスタッドレスを脱がなきゃならない季節になった。
あぁ、そうか、今回からは新しいDに行かなきゃならないのか…
所沢、あんまり今までの生活で親和性がなかったな。
ももクロちゃんのライブとBIG BANGのライブに西武ドームに行ったくらいで街に入るのは皆無。
どうせ行くなら他にも目的があったほうが楽しいだろうから、なんか無いかなとググったら『永野護デザイン展』がサクラタウンで開催してると。
友人のケンが『ファイブスター物語』好きなので誘ってみよう。
隈さん設計の角川ミュージアムの建物を見たいしちょうどいい。
ケンとスケジュールを擦り合わせて8日に行くことにした。

ネットで整備予約もできるけど、知らないDだから電話で予約。
「八王子店閉店で今後そちらにお世話になるんですけどタイヤ交換で入庫したいのですが」
「花粉で汚れているので手洗い洗車もお願いしたんですがおいくらですか？」
電話先はすごく対応の良い女性だった。
「うちを選んでくださったのし、遠くから来たいただくので洗車代は今回は結構です」
ありがたし。
問題は当日の天気。
予報では積雪もあるらしい。雪が降るのにスタッドレスを脱ぐ？
雪が降るのに洗車を頼むのは若干心苦しい。
どうしよう。
その不安も伝えると「当日ご連絡頂いて後日に変更も可能ですよ。」と言ってくれた。助かるとはいえリスケするにもボクがまた休めるのがずいぶん先になるし、
なんとか8日に済ませたい。少ない降雪を祈ろう。
前日のうちに交換タイヤを積んでおくのがいいんだろうな。

8日の朝、家の前はうっすら積雪。まぁ、いけるだろう。
サクラタウンでお昼食べて『永野護デザイン展』見て15:40にDに入庫の予定。
我が家は圏央道の入り口から車で5分。
下道で国立や相模原に行くより恐らく所沢に行くほうが楽なはず。
移籍先に所沢を選んだ理由の一つ。
予想通り、入間インターまでは20分強で行け、所沢の街を抜けサクラタウンに着いた。
知らない街に行くなら行ったことのない美味いラーメン屋に行きたい。
サクラタウンには『ラーメンWalkerキッチン』っていうごきげんな施設がある。
週替わりで色んなお店を楽しめるという。
優勝。嗚呼、なんて素敵なプロジェクトなのだ。
ひとりご飯の時はほぼ90パーでラーメンを啜るボクにはパラダイス、いや天国以上。
今週が『大船渡・黒船』の秋刀魚だしラーメン。未知の秋刀魚だし。



限定の栗ガニも食べたいが２杯喰いはもう出来ない胃袋になってる。
胃袋がもう一個あったらいいのに。
特製秋刀魚だし塩ラーメンを頂く。

恍惚。僥倖。
この街に事務所を構えてもいいと思うくらいに満足した。
所沢に来たなら必ず寄らなくっちゃ。他にも行きたい店もあるし、贅沢な悩み。
胃袋が沢山あったらいいのに。

食後は角川ミュージアム。
隈さんの設計。普段クソ馬鹿でかい建物を建ててるのは同じだが、ボクのはフェイクだから
圧倒的な大きさと外壁の仕様に圧を感じる。良いなぁ。

中に入って『永野護デザイン展』。

ボク自身はエルガイムは好き。リックディアスも好き。
『ファイブスター物語』もケンに借りて読んでいるが、すんごく長い話と配刊ペースで毎巻出ても記憶が薄くなってて遡って読むからすんごくカロリーを使う。
せっかく見れる近さで原画展とかがやってるのに、行かないで後から後悔することもしばしばなので見ておくべき。

同年代と思われるほぼおひとり様な勇者たちが、食い入るように作品を見入ってる。
色々とすごい。
そういえば、劇場版はちゃんと映画館で見たな。
次の渡米の際は飛行機で『ファイブスター物語』を読むよ、ipadに入れなきゃ。

サクラタウンからボルボ・カー所沢までは30分くらいかかった。
所沢は広いな。
Dにつくと綺麗な女性に導かれ、中にはいる。
ショールームも駐車場もぎっしり詰まった感じ。
中に入ると八王子でお世話になったK島さんが笑顔で迎えてくれた。
所沢を選んだのは彼の移動先だからってもある。


混んでいたのか２時間弱。
ほとんどの時間、K島さんが同席で八王子閉店の本当の理由やらどのくらいのお客が
どこの店に移ったやら書けないお話を沢山聞いた。
うちの隣の蕎麦屋さんが昔のV60に乗ってるが、それを売ったのが彼だったとか
運命力を感じる話も聞けた。
4月にはEX30の試乗も出来るらしく高速道路も乗っていいと約束してくれた。
良い関係値が築けそう。
外に出ると納車直前のEX30があってボンネットのパネルが外された状態を見れた。


帰路はナビに従って三井アウトレットとCOSTCOの前を抜けて圏央道へ。
ここは中々の渋滞。高速乗ってる時間よりずっと長くかかる。
これはアウトレットの手前を迂回したほうがいいのかな。
この渋滞だけはマイナスだな。

久々の休日。いやぁ、ほんと楽しかった。
知らない街だったけど、気に入った。また色々周ろう。
これからよろしくね、ボルボ・カー所沢。

4月にまた渡米、6月に帰国。
6月のオープンが終わったらまた8ヶ月くらいフロリダです。

ボク、強火な蒐集家です。
玩具好きです。
MARVELのフィギュアはもう35年、仕事部屋がこどおじ部屋。
他にも長い間集めているのがPlaymobil。プレモとかモビとか呼ばれてる。
LEGOのような組み換えはないものの同じようにプレイセットで遊ぶ知育玩具。
フィギュアのサイズはLEGOのミニフィギュの２倍くらい。
日本でのコレクターはいるものの代理店はあるものの、専門店は片手で数えるほど。
歴史は1974年発売と古く、ありとあらゆるカテゴリーが発売されていて年間どのくらい発売されているかを把握するのも難しくコンプリートはまずできない物量。
公式ではカタログはないものの、マニアが作った素晴らしい出来の本が出ており、
眺めているだけでも楽しい。

ボクが集めているのは妖精シリーズと車。
訳がわからないと思うでしょうが、妖精に関わるお仕事が数年あったのでそれきっかけ。

モビの近年の車はヨーロッパ車メインですがライセンスをとってフェラーリ、ポルシェ、メルセデス、BMWなど発売されている。


すごくリアルな模型って感じではなく、薄目で実車を見たような加減で
色々上手くディフォルメされて可愛くし上がってる。
ここ数年は80年代の映出車も発売されていてBTFのデロリアンとかナイトライダーのK.I.T.Tなど発売されて買わない選択肢は無い訳です。



なんで今回モビのお話をしたかって言うとね、
昨日インスタ見てたら流れてきたポストに素敵なアナウンスが。
出るんですよ、XC90が。

まだネットでググってもいつ発売とか全く全然ヒットしないんだけど、
すごく良い出来じゃない？
いいなぁ、羨ましいなぁってお話です。
XC90オーナーの諸兄、オススメですぜ！

と、ここまで書いたのが深夜。
投稿を見返したらモビ関係からのポストじゃなくてVOLVOファンからのポストで
AIで作ったフェイクかもと気づく。
ロゴも違うのに何故気づかない？と反省。
テンションあがって勢いで書いてしまった。

ほんとに出たらいいのにね。

時計の針を数ヶ月戻す。
8月に数年ぶりに実家に車で帰省することになった。
それに備えてメンテを兼ねてDに伺う所から今回は始まる。

ボクの通うDは同じ市内とはいえ、片道40分くらいのところにある。
VOLVO直営店でなく加藤石油が運営する形。
購入時から担当が２回変わって現在は３代目。
初代はフランクで色々気の回るタイプでボクはすごく心地よい関係だった。
義弟のV60も彼から買った。
彼が同じ加藤石油のVWに移動になり、2代目が付いたが一度顔を合わせたくらいで家庭の事情で退職した。
今の3代目は車業界とは全く関係のない職種からの転職だが、真面目で礼儀正しく気持ち良い方。
担当が変わると不安になるけれど、ボクの中ではサービススタッフのリーダーのK玉さんがすごく良い空気を吸わせてくれて、安心して通えていた。
待ち時間、色んなボルボ車に試乗させてくれ自由に一人で乗り回すことが出来たのも
彼の差配だった。
前出のメンテ、カレンダーのメモによると8/9、いつも通りくだらない会話から趣味の話、彼の実家の話、PHEVの話と途切れなく話して帰ってきた。

無事に帰省から戻って暫くして義弟からLINEが来た。
「サービスのK玉さんが交通事故で亡くなった」と。
そう彼だ。
友人でもない、ただの客とスタッフの関係だけど、彼がいたから安心と書いたように
信頼しまくってただけに胸が痛くなった。
近く友人が亡くなることが続いていたので落ち込みは半端なかった。

時計の針を進めよう。11/18のこと。
車検が12/20満了になるのでDに予約の電話を入れた。
電話に出たのはあまり知らない女性の方。
「12/14で当営業所はクローズになります。詳しいアナウンスはボルボ・カージャパンから郵送されます。」
は？？？？？？
何故担当から連絡がない？Kさんが亡くなって不安だったところに泣きっ面に蜂というか、踏んだり蹴ったりというか踏まれたり蹴られまくったり。
同じ加藤石油系列なら所沢店、そうでなければ国立店か相模原店。
国立に行くより、相模原の方が近い。所沢も圏央道を使えばかかる時間は今と同じくらいか。
抗えない感じ。俎上の魚のよう。

代車の手配で軽なら出せます。と言われ唖然とする。
K玉さんが居たならそんなこと言われるはずないのに、関係値の無い方だとこうも事務的か。
なんとか代車にボルボ車を用意する約束を取り付けて予約を完了する。
少し声を荒げてしまったくらいに、不満と不安、不信感が重なってきた。
電話を切って義弟にLINEする。
「えー?????どうするの?この先のメンテは?」当然の返信。

12/1車検の為にDを訪ねる。
駐車場に着くとサービスのK島さんが駆け寄ってきた。
彼とも割と話をよくする。とても信頼できるスタッフだ。
駐車場で立ち話だがK玉さんが亡くなった経緯やクローズの先のことを話す。
傍には3代目担当も駆けつけていた。
「とりあえず、ショールームに」と促され担当といつもの坂を降る。

シュールームにて。
受付のMちゃんがいつものようにドリンクオーダーを聞きにきてくれた。
「Mちゃんはどうするの？」
「私はここから15分くらいに家があって、移動先に選ばれた所沢は遠いので退職です。」
そうなるよね…
担当と車検、冬足交換の話を終えて彼が切り出す。
「K玉さんのこと聞いてますよね…？」
「自分はまだショックで立ち直れてないです、とても良くしてもらったので…」
聞けば、彼の自宅がK玉さんの帰宅経路にあって、何度も乗せて貰って帰宅していたとか。
K玉さんの車はアルファロメオの旧車でパーツを探しながらメンテして乗ってたのは知ってる。
夏の間は止まりやすいから通勤はベスパにしていたところ、前の車が急停車して追突、後ろからの車に挟まれて潰されて即死だったそう。
8/29の話でボクが最後に会ってから20日しか経ってない。
翌朝、警察が訪ねてきて社員証を見せてこちらにこの方が在籍してますか？と
事故の様子を社員一同知らされたという。

毎日会うわけでないボクですらかなりのショックだったのだから、彼らの気持ちはもっと辛いもの。
この前、K玉さんに会った時に春前にお父さんが亡くなって墓のある輪島まで車で行ったと話してたから、お母さん一人になった。
担当の彼は何度かK玉さんの家に行ったことがあって、お母さんの顔も見てるだけに余計に辛いと話した。
ボクも話しながら泣きそうになった。
彼が新しく担当になった時にK玉さんから
「この業界は初めてですが、真面目で実直なやつなんで期待してやってください」と言われたよ、と彼を励ます。
途中からサービスのK島さんも同席してこの先のことを聞く。

クローズの理由はグループ内では成績がいい店舗だったけど、建物のオーナーと10年目の更新で揉めてのクローズ。
多くの顧客は国立に移ることを選んでるとか。
Dの現在地から国立店は近いけどウチからじゃ結構大変。
担当の彼は家が赤羽なので同系列のVW板橋に移動。
サービスのK島さんは市内に持ち家があるので所沢に通うそう。
「K島さんが所沢なら今後はそちらにお任せしよう」と伝えた。
まずは安心。
代車のXC40を借りて帰る。

12/8、ボルボ・カージャパンからようやく正式アナウンスが来た。

こちらに選択肢があるような事を聞いていたのに、国立の一択で書かれていた。
国立店は高速を使えば30分強で着くが、レビューを見るとボクらには合わなさそう。プラス10分掛かるとしても所沢にしたい。
車受け取りの時にはそう話そう。

12/10おそらく最後の訪問。
ショールームの中は普段なら5台展示のはずが、2台のみ。
店前も普段なら5台展示が3台のみ。12月としてはかなり暖かい日和なのに寒々しく感じる。
受付も知らない女性に代わっていたし、Mちゃんはもういない。
バタバタしてるのが手に取れるようにわかる。
支払いを済ませ、再度所沢に移る意思を伝えたが、社内で共有しますが一応ご自身で
お客様相談室に連絡を入れて欲しいと言われる。
３代目担当の彼とも会うのは最後。12/14閉店翌日からは即VW板橋に出勤するという。
握手をしてDを後にする。
さらばだ！ボルボ・カー八王子。


新車から車検まで20000キロちょいしか走ってない。
ここ最近は出張も多く、全然乗れてない。恐らく来年の6月までは同じ感じ。
メンテナンスパックも更新しないし、車両保険も解約する。
やっぱ地元にDが無くなる不安はすごくある。
正直、愛はかなり薄らいでいるし、揺らいでいる。
お金もないしすぐさま乗り換えは無いだろうけどね。

ちょっと前のこと。
久々に事務所に出勤したら、ナンバー３がボクの部屋を訪ねてきてこう言った。
「6/21なんですが、ここに名前のあるメンバーがお休み頂きます。後で出勤する子もいるみたいですが、基本お休みです。」
わざわざ言いにこなくても、うちの事務所は基本自由出勤でチーム毎のスケジュールで動いてるし、休みも各プロジェクトリーダーの采配による。
平日なのに何？って名前のリストの人数と顔ぶれを見て流石に驚いた。
「流石にこの人数なので一応把握してもらった方が良いのかと」と彼。

うちの事務所は建築設計の事務所としてはかなりの大人数。
CADや模型も含めて社外持ち出しが出来ず、下請けに出せないお仕事が全部なので
そういった専業スタッフも雇うし、香港、パリ、上海、LA、フロリダに数名づつ行ってる。
今回のリストに名前があるスタッフにも今上海に行ってるはずの子もいるし、22日からボクと一緒にフロリダに向かうスタッフの名前もあった。
全64人中28人の名前があった。43.8パーセント。

うちの事務所のビルの3階の一番奥に『LOVE』と書かれたプレートのかかるドアがある。
以前は中会議室と呼ばれた部屋だ。
ボクもその部屋の鍵は持っていない。
そこの部屋を管理してるのが先述のナンバー3、役職は部長ではないのにみんなからは部長と呼ばれる。
『LOVE』はラブとは読まず、『ロ部(ろぶ）』と読む。
部室です。『ハロプロ部』の。

部長はうちの事務所の初期メンバーの一人なんだが、ちょっと変わった入り方をしてる。
カムアウトするが、ボクは昔ハロプロヲタだった。
『ASAYAN』のモーニング娘。の最初の頃から欠かさず見てたし、そのうちFCに入りコンサートにも行くようになった。
推しは後藤真希でavexに移って大宮で活動中止になるまで追いかけていた。

部長はうちの面接に来た時、HMVの袋を持ってきていた。
気になったので、「何のCDを買った？」と聞いた。
モーニング娘。だった。
火曜日の面接だったから、発売日前日でいわゆるフラゲ日で相当ファンだとわかった。
彼はこの面札に落ちた。
数ヶ月後、5/5さいたまスーパーアリーナで保田圭の卒業コンサートがあった。
昼夜公演で5万人が観たコンサートだ。
昼公演が終わって外に出ると「社長！」と肩を叩かれた。そういう肩書きではないけどね。
「中で見かけてもしかしてと追いかけたらやっぱりでした。」
驚いた。
「あー、面接にHMVの袋を持ってきてた…どこに勤めることになった？」
「他に面接は受けてません。あの後は塾講師して生きてます。」
あの大人数のSSAでボクを見つけた。
面白いなと思ってもう１回事務所に連絡するようにと伝え、うちの事務所に来ることになった。
TVで仕事をした現場にモー娘。来てが歌ったりする度、彼と喜んだりした。
品川の仕事の時につんく♂ちゃんと会う機会があったりもした。
あれから20数年。

ボクはハロプロから離れたけど曲は聞いてる、彼はずっと現場にも行くハロプロファンだ。
今のビルに事務所を移して部屋がまだ埋まりきっていなかった頃、彼がLAに２年弱行くことになり荷物をしばらく預かって欲しいというので中会議室に置いた。
帰国後は知らないうちにその部屋が部室になった。
ボクのアシスタントのロボ子さんが苦言を言ったので、占有面積分の家賃と光熱費を払うことで折り合いがついた。
彼は自腹で防音設備を整え、デカいTVとプロジェクターシステムを入れた。
スタッフが増えるたび、少なくても１度は彼にハロプロのコンサートに連れて行かれる。
その中からハマった人間が 『ロ部』に参加している。
ボクの母校と講師をしてる大学の卒業生がほとんどだったのに東大の建築学科の子が入ることになり、ハロプロ研の子だったりした。
『ロ部』は上は51歳、下は22歳、女子も半数いる。

さて、話を戻そう。
6/21に横浜アリーナでアンジュルムの竹内朱莉が卒業するという。
そのコンサートに行く、もしくはライブビューイングに行くというから28人も休むという。
「久々に横アリ行きません？」と誘われたが翌日からフロリダなので体力が持ちそうにないので、CSで見るよと断った。
最後に横アリに行ったのはBIGBANGのファンイベントだから10年は行ってない。

卒業コンサートは前売り完売、ハロプロで横浜アリーナ完売は久しぶりだと彼は言う。
後藤真希のモー娘。卒業も横アリだった。
「終わったら事務所に帰ってくる子もいると思います。」
CSで生中継があるので録画してそれをコンサート後に観にくるらしい。
シャワーもあるし仮眠室もある。
恐らく翌日からフロリダに行く子も上海に戻る子も来るのだろう。
海外の仕事が多いから基本24時間誰かが事務所に居るので、これもその日常なのだろうか。

「ハロプロのおかげで自分はこの事務所に入れたので」ってお話は彼が『ロ部』に勧誘する決め台詞みたくなってるらしい。
てことは、ボクが後藤真希を推してたのはみんな知ってるわけか。

さっき自宅で卒業コンサートを観た。
「どうでした？すごく良いコンサートでしたね。」と彼からLINEが来てた。
『ロ部』には入らないよ。