〜前回までのお話〜
月曜日の出がけの忙しい時になった電話はディーラー担当から年内納車が出来るという嬉しいお知らせだった。
その前に内見できるというので週末にディーラーに行ったところ‥‥
雨が降りそうなどんより曇った朝、気分だけは快晴でディーラーに向かう。
行きつけのボルボはドンキ・ホーテの見える角を曲がってから道なりに進むと見えてくる。
ディーラーの看板を曲がるといつものようにエントランスの脇の坂道を登って裏側の駐車場に向かう。
いつもなら、その坂道はただ裏に向かうだけの閑散としたものだが、今日はそこに何台もの車がギッシリ縦列駐車されていた。
この年末に年末に納車される車たちであろうか。
その並びの中に『君がいた!』
すぐに自分のXC40だってわかった。
ディーラーの裏手に当たる駐車場にも隙間がないくらいにギッシリと納車を待つ車たちが。
俄然テンションが上がる。
ワクワクしながら赤いV40降り、駐車場にいたスタッフにいざなわれ今登ったばかりの坂道を歩いて下る。
自分のであろうXC40をすら違いざま横目で見ながら1階のエントランスに向かう。
なんか感覚的にはすれ違いざま綺麗な女の子の横を通る時にチラ見する感じか。
エントランスに入ると受付の女性から担当は前の接客が長引いてると聞かされる。
「外で車見てきます」と新しい愛車に会いに行く。
白いカバーがかかったままのXC40。
「心の中では「ああ、ようやく君に会えたね」と。
ふと後ろを見るとカバーのかかっていないデニムブルーのXC40がもう一台。内装はアンバー。
バランスのいい組み合わせ。落ち着いた美人さんだ。
ほんとは一番欲しかった色。注文時にはあまりにも欲しすぎて、より早く納車できるというキャンセルのでたホワイトパールに飛びついた。
あの時点ではデニムブルーはプラス2ヶ月待たなきゃいけなかった。
その後も待ってもデニムブルーにしておけば良かったとか、スライドルーフはつけてば良かったとか考えたりもした。
今目の前に自分の新しい愛車があるというのに、未練タラタラだな。
少しすると接客を終えた担当がやってきた。
「早く入荷して良かったですね。前回は入港からかなり時間がかかったので、今回もそうだろうと年内納車ができないって言ってたんです。ところが今回はすぐ届いたので。」
なるほど。
「今回は一緒に届いたXC40は3台で〇〇さんの車とこのデニムブルーで内装がアンバーのもの、デニムブルーで内装が黒のが裏の立体駐車場にありますよ。」
やっぱりデニムブルーを待てば良かったかなって話をすると
「自分の受注ではデニム多いですよ。年齢的も〇〇さんと同じくらいかもっと上の方です。」
そか、落ち着きはない自分を自覚してるので流石に諦めて納得することにする。
ディーラーの中に入って話を続ける。
横の壁にかかる外装色の色見本のパネルを見る。
確かにデニムブルーは綺麗だがパールが入って無い。
壁にかかるパネルの中ではXC40に設定のない濃い紺色(マジックブルー)が一番好き。
無いもの強請りだ。
納車の際に取り付けてもらうスタッドレス用のセンターキャップとドラレコを渡す。
手に入れたセンターキャップは旧型で表面が少し丸みを帯びている。
新しい企画はフラットでシャープな形。
ディーラーでちゃんと見てから買うんだったと少し後悔。
オーナーズハンドブックやらキーケースやらを貰う。
ようやく正式にオーナーになれたのだね。
保険の変更手続き用に新しい車の車検証のコピーを貰う。
ナンバーは指定のものだが分類番号が333のゾロ目だった。
いっそ指定番号もゾロ目にしたら揃った感じになって良かったのだろうか。
結構な長い時間、担当と話をしてしまった。
気づけば、もう昼だ。
「カバー外して見ます?」と言われたが、小雨も降ってきたしコーティング前だしやめておいた。
来週には自分の元にやってくるからね。
インスクリプションの純正ホイールを履いた姿は春までお預けだけど。
8ヶ月も待ったのだから、あとたった5日間くらい。
今まで何台か乗り継いだけど、こんなに待ったのは初めて。
個人的に買ってるコレクションの物には予約してから1年以上待つものもざらだが、なんとなくその時間は過ぎてしまってる。
こんな感情はほんと久々。
こんなにワクワク感やソワソワしながら待つことをこの歳になって味わったのは素直に楽しかった。
待つうちが花ってことなのだね。
帰りに赤いV40に乗り込む際に例のもう一台のXC40が目に留まる。
こちらもカバーがかかったままだった。
このオーナーさんはR-Designを発売同時に注文予定だったけど、奥様にデザインが若すぎると止められてインスクリプションになったってさ。
そういうもんなんだね、どこのおうちも。
帰ったら、車庫を掃除しなきゃな。
あと5日でなんとか片付くのか?
気持ちばかり走って、物理的なの準備が出来てないのだ。
浮かれ過ぎだとようやく気づく。
少しは落ち着けよ、俺。
Posted at 2018/12/23 02:30:51 | |
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