2023年07月16日
【N-ONEオリジナル】素性の良さが光る【試乗】
昨日、ONEダー号(N-ONE RS・CVT)のエンジン・CVTオイル交換の間にN-ONEのオリジナルグレードを代車で借りましたので、その感想などをお伝えしたいと思います。
N-ONE RSとは細かい部分で内外装の加飾や仕様・装備の相違がありますが、同時に価格差も40万円あります(!)
私個人の感覚としては内外装のデザイン上の差異はさして気になることもなく、これはこれで良いと感じました。
155/65/15の丸いタイヤのお陰もあってか、乗り心地は柔らかく快適です。プレミアム以上にはフロントガラスが静音ガラスになるという違いがありますが、特にこのグレードが五月蠅いと感じることはなく、これも、これはこれで良いという印象。
一つこの車に教えてもらったことがあります。
それは、私はN-ONE RSの、というよりターボエンジンのターボエンジンたる部分をほとんど使っていないということですΣ(・□・;)
話せば長いことながら(;'∀')
実は自然吸気エンジンであるオリジナル・プレミアム(ツアラーはターボエンジン)は80km/h程度までは通常の走行時にエンジン回転数がターボモデルとほとんど変わりません。
これの意味するところは、エンジンからの音量や振動に差がなく、もっと重要な部分としては、運転感覚もほとんど変わらないということ。つまりターボがないから発進や加速がかったるいという印象はほとんど感じられないということです。
少なくとも80km/hという日常においてほぼすべての走行をカバーする速度域ではそういう印象です。
多くのレビュワーがこれまで、「NAモデルで十分」と発信されていますが、これには全く同意です。高速道路や登坂車線での加速や追い越し程度のシーンしかターボの恩恵はないといってもいいくらいです。
あえていつものルートをいつものように走ってみましたが、アクセルワークにもほとんど違いがなく、つまり私は自然吸気エンジンでも十分な範囲の走行しか普段していないということになります(;^_^A
それでいて燃費はさすがに良くて、ONEダー号で30km/lあたりのルートで33km/lぐらいはでそうでした。行程の最後で普段はない渋滞にハマったせいで正確な数値が分かりませんでしたが、類推するにうちのONEダー号の1割増し前後の燃費の良さといったところかと思います。
S-07B型エンジンは、NA/ターボに関わらず乗り方さえ掴めれば相当な燃費効率を出せそうで、低回転からの力強さや滑らかで静かな特性と併せると、極めて優秀なエンジンだと思います。
ONEダー号はターボモデルであり、納車時からサスペンション交換してあり、デッドニングも行っています。
しかし、まったく”素”のまさにオリジナルであるこの車に乗ってみると、通常走行においてほぼ違和感なく、同じ傾向を全方位で感じます。つまりN-ONEらしさというものがあるのなら、それはオリジナルグレードで十分に味わえるということです。そしてちょっとした加飾や機能の追加が欲しければ特別仕様車やプレミアムグレードがおススメということになります。
といってもホンダセンシングはフル機能で他のグレードと同じですし、安っぽいという印象はありません。下位グレードというよりも”素”ということです。
私はRSで大変満足していますが、それを踏まえてもう一台買うとしたらスタイルプラスアーバンかプレミアムかなあなどと改めて思わされました。
刺さる人に刺されば良いという売り方ですが、N-ONEは本当にイイ車だと思います。
ちなみに今回の試乗では200km以上走っています。それとは別にONEダー号でも240km以上走りましたが、(すべて下道のみ)やはり私はどこかおかしいのでしょうか(爆)
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Posted at
2023/07/16 06:44:14
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