「は?(圧)」
という声が聞こえてきそうなタイトルでアレですが(笑)
EA11RとEA21R、2台のカプチーノを乗り継いだ僕が、「S」グレードのポリ子さんに今現在抱いている正直な感想です。
良くも悪くも
「うん…やっぱり君、乗用車だね」と感じます。
何がそんなに乗用車感を醸しているかというと、大きく2つありまして…
【その1:目線の高さ】
またしても
「は?(圧)」という声が聞こえてきそうな話でアレですが(笑)
これは試乗で初めてNDロードスターに乗った時から感じていたことです。
そもそも全高が低いクルマなので絶対的な目線は確かに低いですが、車体に対してどうか、ということを考えた時、少し高い位置から見下ろしてる感があります。
あと2、30mm着座位置が低くてもいい。
そうすれば、妙に角度が立っていて足首の前側がちょっとキツいオルガン式のアクセルペダルもシックリ来るんじゃないでしょうか。
これは全くの憶測ですが、NDロードスターのポジション周りって、着座位置の低いシートに換えた時にバチッとハマるように出来てるんじゃないかなあ…
そう考えれば、やけに下まで下げられるステアリングのチルト調整も頷ける(笑)
【その2:ソフトな脚】
基本的にはコンフォート寄りの柔らかいサスペンション。
節度が無いわけではないですが、上辺だけでフワついてる感触は乗り始めた当初から感じていました。
近所の道や首都高を走る程度では、そういう脚を丁寧に収めながら走らせるのも楽しいな、と感じていましたが…
先日、ポリ子さんでは初めて走った芦ノ湖スカイライン&箱根スカイライン。
この道、バイクで走っていた頃から感じていましたが、首都高に比べて速度域が低い割にはサスペンションに掛かる負担が格段に大きいです。
コーナー手前の短い距離で一気に減速、コーナー自体もタイトで素早い切り返しが必要だったり…サスに求められる能力がとにかく高い。
鼻歌交じりでノンビリ走る程度であれば、よく動いて気持ちいいポリ子さんのサスですが…ちょっと頑張ろうと思った途端、どうにも動きすぎて始末が悪いんですよね。
それからするとカプチーノは目線の高さなんて微塵も感じなかったし、ノーマルの脚でもかなりのところまで走れたものです。
時代なり、軽自動車なりの、プアでチープな部分はありましたが、つくづくピュアスポーツだったなと思います(特にEA11R)。
噂だと、「最もフォーミュラカーに近いクルマ」と評した人も居るとか居ないとか…
ちなみに、カプチーノの脚とロードスターの脚を調べていくと色々面白いことが分かってきたので、その辺の深掘りはまたいずれ(笑)
とは言え、いくら昔を懐かしんだところで今の愛機はポリ子さん。
「カプチーノとスイフトの間を取って」選んだロードスターでしたが、存在としてはスイフトに近いと感じます。
それもスイフトスポーツではなく素イフト。
スポーツへのガチ度で言ったらスイフトスポーツの方がだいぶ上ですね。
正直、乗り味の面でもう少し「刺激」があってもいい…と言うより、あるものだと思っていました。
そういう意味では、期待外れは言い過ぎかも知れないけど、そんな感触は否めない。
それは偽らざる本音。
でも、逆に言うと上の2点をクリアすれば「スポーツするクルマ」としてちゃんと成立するということ。
自分の中で指標を持っていて良かったです。
目指すはカプチーノ。
結局いつまで経っても初恋の相手の面影を追い続けるみたいな?(笑)
しかし「カプチーノ的なロードスター」とかあまりにアレ過ぎる…←
Posted at 2022/05/25 23:22:40 | |
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