『Creighton Ready For Portuguese Challenge』
モータースポーツ・アイルランド・ラリー・アカデミーのドライバーであるウィリアム・クレイトンは、WRC(世界ラリー選手権)第5線ボーダフォン・ラリー・ド・ポルトガルに出場、今季3度目となる世界ラリー選手権に挑む
クレイトンとコ・ドライバーのリアム・リーガンは、WRC2でグラベルに初挑戦となるが、二人にとっては困難なステージは大きな挑戦となるだろう
現在クレイトンは、BRC(イギリス国内選手権)のドライバーズランキングで総合2位に位置し、ファブレンやメイヘリン等のラリーGBで使用されるステージでは力強い走りを披露して、今季2度目となるイギリス国内選手権の表彰台を獲得した
この結果はチャンピオンシップで2位を守るには十分で、BRCのランキング首位に僅か4ポイント差と迫る事となった
その直後、彼はラリー・クロアチアのアスファルトに向かうことになり、トリッキーな初日を終えた後、クレイトンはWRC2常連勢を相手に力強いペースを維持して10位でフィニッシュし、WRC2クラスで初のポイントを獲得した
グラベルのイベントとなるポルトガルに出場するのだが、クレイトンは今後の課題を認識している
「今のところ、僕らのシーズンはいい流れで来ている。今年も忙しい時期に突入していますが、これらのイベントが非常に短期間で開催されると言う事は、ハンドルを握る時にずっとモチベーションを持ち続けられる事を意味してます」とクレイトンはコメントした
「今シーズン、地元アイルランドのターマック、BRC、WRCへの遠征で多くのアスファルトを走っては来たが、先月のウェールズのグラベルで力強い走りで結果を残せたのは嬉しかったです。しかしラリー・ポルトガルに目を向けると、例年と同様、暑いコンディションでの非常に荒れたステージという大きな挑戦になるだろうから、 週末を通して一貫性を保つために最善を尽くすつもりです」
そしてクレイトンは、これまでに2度ボーダフォン・ラリー・ド・ポルトガルに出場した経験があり、ステージにある深い砂のわだちを克服するために何が必要かを熟知している
「僕はいつもラリー・ポルトガルを楽しみにしているし、出場するたびに楽しんでるよ」とクレイトンはコメント
「ポルトガルは難しいラリーで、順位を落とすと、わだちやパンク等と言う独特の問題が生じる為、回避するには適切な戦略が鍵となります。 しかし、他のWRCイベントと同様3日間に及ぶため、良い結果を得るためには一貫したペースが非常に重要になります。 今シーズンは成長を続けたいし、WRCに戻ってどうなるか見てみたいと思っている」
昨年、故クレイグ・ブリーン以来のJWRC(当時のWRCアカデミー)チャンピオンとなったウィリアム・クレイトン
フォード・フィエスタ Rally2での緒戦となったラリー・スウェーデンでは、安定した走りを見せて14位(WRC2チャレンジでは12位)でフィニッシュし、2戦目となったクロアチアではポイントを獲得
ブリーンはタイトル獲得後5年を経て、26歳でワークス(シトロエン)シートを獲得したが、クレイトンは現在26歳
ここ数年で結果を出してブリーンの後継車と成り得るのか、注目されるドライバーですよね
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2024/05/10 20:58:04