『ABITEBOUL: WE WON’T SPEND ONE EURO TESTING A RALLY1 ALTERNATIVE』
ヒョンデ・シェル・モビス WRT 代表シリル・アビテブールは、来シーズンに向けて現在のレギュレーションを継続すること以外は何も準備しないというチーム計画の背後にある考え方について、DirtFishに語った
6月11日、WMSC(世界モータースポーツ評議会)が2025年と2026年のレギュレーションに関する勧告が投票で決定され、全チームが自分たちの運命を知る事になる
アビテブールは、緊急時の対応策が講じられていないため、改造されたRally1マシンを支持する決定がなされた場合、フランクフルトを拠点とするチームに重大な影響を与えることを認めた
「正直に言うと影響は甚大だ。しかし我々は、考え得る全ての事象に対応する気はありません」
「全てのレギュレーション変更を一気に推し進めるのは、モータースポーツにとっては決して良く無い事なので、我々は意識的に仮定を立てて、ヒョンデ i20 N Rally1 ハイブリッドの改良に100%注力していくと決めました」
「つまり、レギュレーション変更に関して、設計を変更するのに割く時間、1kmのテストに掛ける時間等の他、1ユーロたりとも費やすしはしないと言う事です」
アビテブールの方針は、先月のクロアチアラリーに先駆けてGR ヤリス Rally1とRally2を改良して走行させたトヨタのアプローチとは真逆のものだ
「トヨタがレギュレーション変更に備えてテストを実施しているのは、誰が知っていると思うが、我々は少しだけシミュレーションしてみただけで、テストや設計変更等をするつもりは一切ない」と、シリル・アビテブールは付け加えた
トヨタは、レギュレーション変更に備えて、Rally1とRally2の両方の車両の改良版をすでにテストしている
チャンピオンシップに参戦する3つのマニュファクチャラーは、現行レギュレーションを2026年末まで延長するように求める書簡に署名したが、来月のWMSCで、それが認められるのか明らかになる
アビテブールはさらに「我々は、来年に向けてレギュレーションが継続される事をを想定し、それに従い技術戦略を策定するという決定を下したが、それが裏目に出ると言う、非常に危険な場合もある」と付け加えた
「我々のチームが間違っていると証明される事になるかも知れない。そうれなれば来季は劣勢に立たされる事は間違いないのだが、現時点では、我々が想定した事に従い、それを信じて実行している」
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ヒョンデの事だから何を考えているのか分かりませんが、もしかして、表に出ないような方法で密かにテストしているか、撤退をチラつかせて、現行のレギュレーションを継続させるように圧力を掛けているとか・・・
昔とは体制が変わっているとは言え、根本はお家騒動で違約金も払わずにケツを捲ったチームですからねぇ
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2024/05/17 20:09:40