「カルガモ走行」3年間850回か 2人検挙 “費用うかせるため”
2023年6月20日 12時14分
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高速道路の料金所のETC出口で前を走る車にぴったりと近づき、料金の支払いを不正に逃れる「カルガモ走行」。被害があとを絶たない中、神奈川県内の東名高速道路で不正を繰り返したとして愛知県の陸送会社の2人が検挙され、警察は3年間でおよそ850回の不正を繰り返していたとみて調べを進めています。
高速道路の料金所に設置されたETCの出口で、車間距離をあけず、前を走る車にぴったりと近づいて、料金の支払いを逃れるいわゆる「カルガモ走行」による被害があとを絶たない中、神奈川県警は「不正な通行を繰り返すトラックがいる」という高速道路会社からの通報を受けて捜査を進めていました。
その結果、愛知県内にある陸送会社の2人が去年、中古トラックをみずから運転して輸送している際に、神奈川県内の東名高速道路の料金所で「カルガモ走行」をして支払いを逃れたとして、19日までに道路整備特別措置法違反などの疑いで検挙されました。
このうち1人は「みずから運転し数百回は料金所を突破した。陸送の費用をうかせるためにやった」と供述しているということです。
これまでの調べによりますと、この陸送会社は1台の輸送につき4万円前後を受け取っていて、およそ1万円かかるはずの高速料金を逃れていたとみられています。
警察は、この陸送会社がことし春ごろまでの3年間に東名高速道路と首都高速道路でおよそ850回の不正を繰り返し、およそ750万円の支払いを逃れた疑いがあるとみて詳しく調べています。
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2023/06/20 12:28:34