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箱根駅伝 予選会【全成績】関東以外の大学 出場権獲得できず
2023年10月14日 18時12分
来年が100回の記念大会となる箱根駅伝の予選会が東京 立川市で行われ、大東文化大や明治大など13校が出場権を獲得しました。記念大会のため今回、特別に関東以外から予選会に出場した11校はいずれも出場権を獲得できませんでした。
記事後半では予選会の57校の全成績を掲載しています。また、すでにシード校として出場権を得ている10校も紹介しています。
目次
大東文化大 明治大など13校が出場権
関東以外の大学 出場権獲得できず
大東文化大 明治大など13校が出場権
来年の箱根駅伝は100回の記念大会となるため、参加資格が関東の大学や大学院以外にも広げられ、予選会を通過して出場できるチームの数もこれまでより3つ増えて13となっています。
14日、東京 立川市で行われた予選会には関東以外からエントリーした11校を含む57校が参加し、選手たちが21.0975キロのハーフマラソンの距離を走って各校の上位10人の合計タイムで順位を競いました。
その結果、1位は大東文化大で合計10時間33分39秒のタイムでした。
予選1位の大東文化大
このほか
▽2位:明治大
▽3位:帝京大
▽4位:日体大
▽5位:日大
▽6位:立教大
▽7位:神奈川大
▽8位:国士舘大
▽9位:中央学院大
▽10位:東海大
▽11位:東農大
▽12位:駿河台大
▽13位:山梨学院大となり、それぞれ出場権を獲得しました。
関東以外の大学 出場権獲得できず
一方、関東以外から出場した11校のうち、最上位は京産大で27位、次いで立命館大が34位にとどまり、関東勢の高い壁に阻まれ、いずれも出場権獲得はなりませんでした。
◆京都産業大 関東以外でトップも27位
関東以外から出場した11校のうち最上位は京都産業大で27位でした。チームトップの1時間3分7秒の好タイムで、全体でも46位に入った3年生の小嶋郁依斗選手は「関東の選手に食らいつく走りができました。関東以外でのトップは絶対に取ろうとみんなで話していました」と手応えを感じている様子でした。一方、13位の山梨学院大と上位10人の合計タイムで14分35秒、1人平均でおよそ1分27秒の差がついたことについては「特に最後の3キロでレベルの差を感じたので、克服していかないといけない」と振り返っていました。
◆立命館大 34位「今の実力出し切って惨敗」
立命館大は箱根駅伝とともに大学三大駅伝の1つの出雲全日本大学選抜駅伝で入賞した経験があり「関西の雄」とも呼ばれています。ことし3月「関東学連に所属する大学が上位を独占している近年の大学長距離界において、誰も成し遂げていないことに挑戦することに意義がある」と予選会への参加をいち早く表明しました。
立命館大は長距離の選手が23人、関東の強豪と比べて半分ほどで、その多くが1万メートルなどのトラック種目に重点的に取り組んできました。しかし、箱根駅伝の予選会はハーフマラソンと同じ21.0975キロを走って上位10人の合計タイムで争うため、長い距離を走りきる体力とチーム全体の底上げが大きな課題となっていました。この夏は合宿を初めて2回行って例年より50キロ多い、合わせておよそ750キロを走り込んできました。
迎えた予選会では、3年生エースの大森駿斗選手が「周りのレベルが高い中で自分の走りができました」とチームトップの1時間3分台の好タイムで自己ベストをマークしました。
さらに大学から本格的に競技を始め、実力をつけてきた2年生の尾上陽人選手もチーム3番目のタイムでフィニッシュするなど、上位10人のうち大会で初めてハーフマラソンの距離を走った下級生3人を含む7人が自己記録を出しました。
それでも結果は34位。13位の山梨学院大とは合計タイムで25分36秒、1人平均で2分33秒以上の大差をつけられました。
田中裕介コーチも「今の実力を出しきって惨敗。結果を真摯に受け止めないといけない」と悔しさをにじませました。その一方で、これまで参加することもできなかった予選会に挑んだことで、関東勢との差を肌で感じることもできました。田中コーチは選手全員に対して「一緒の舞台で走り、関東勢が強いと感じたことを忘れないでほしい。ここが分岐点だったと言えるようにしよう」と呼びかけました。
尾上選手も「この差は出てみないと分からなかったと思います。得たものを生かしたい」と今回の経験を成長の糧にと誓っていました。
100回目の箱根駅伝 来年1月2日に往路 3日に復路 23校が出場
来年の箱根駅伝は前回大会で総合優勝し、大学駅伝三冠を達成した駒沢大など、ことしの大会で10位までに入ったシード校と予選会を通過した13校の合わせて23校が出場し、来年1月2日に往路が、3日に復路が行われます。
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2023/10/15 11:24:55