「8番、逃がせ過ぎやろおぉ!」
「アホンダラ!」
興奮して、ブログの下書きが消滅してしまった豚子です
━(;´༎ຶД༎ຶ`)━(;´༎ຶД༎ຶ`)━
ヒシアマゾンのように行かなかった馬娘です
歴史というものは、再現しません・・・
ぼんちゃん&支店長〜
重り分、きっちり離すとこが、イクイノックス凄いですね
やっぱり、競馬は買わない方が、観てて楽しいです
社内の感じ悪~い、オッサン達とも、喫煙所で仲良くなれます
ブヒっつ 🐷
では、バラッドをお前に
それから、アンソンは、バイトが無い日や
日曜など早番の日は毎回といって良いほど
ユンソナをバイクに乗せてデートをしていた
淋病のせいかも知れないけど、何故かエロイ気持ちになれず
江ノ島や横浜の街で飯食って、家まで送るような健全なデートだった
・・・放課後の川猫パーキング・・・
「なあ、例えば、彼女にレコードをプレゼントするなら、何にする?」
アンソンはキムコとゼットンにたずねた
「誰にプレゼントするの?」
キムコがブラックバスのように食いつく
「例えばって、つってんだろ!」
「来月は、Xmasだしなー」
ゼットンがフォローになってないフォロー
「矢沢だと、ワンパターンだよな」
「確かに」
「やっぱりって感じだよね」
「聖子ちゃんて、ワケにはいかねーだろ」
アンソンが言うと
「シャネルズは?」
ゼットン案
「在日の俺らが、黒人の真似した奴等ってのもな~」
「銀蝿は?」
キムコ案
「川崎なのに、横浜はアウトだろ」
「確かに・・・」
「レコードといえばよ、俺の妹が誕生日にオフコース貰って来たぜ」
中3の妹がいるゼットンが言った
「オフコースか!」
アンソンは閃いた
「誰に貰ったの?」
キムコは違う方に食いつく
「それがさ、笑っちゃうんだよ」
「なんで?」
「誰にも言うなよ!」
「うん、うん、」
「ぜってぇー言うなよ!」
「言わねーから、早く教えろよっ!」
アンソンが急かすと
「カネゴンだよ・・」
カネゴン・・?
アンソンとキムコは、側に停めてある、緑の下品なKHを見た
「もしかして、時代遅れのケッチ乗って、集会でてるカネゴン?」
アンソンのクエスチョン
「チャンバーじゃなくて、今時、イモ菅の爆音で特攻服着てるカネゴン?」
キムコのクエスチョン
「そう、この下品なケッチのカネゴンが、オフコースだってよおぉ!」
「よりによって、お前の妹にかよおお!」
三人で笑い転げてると
ナムルが徒歩でやって来た
「なんだよ、単車は壊れたのか?」
アンソンが聞くと
「ここには、単車つけれねー協定だろ」
「うん、うん、」
「ラッシャー君に見つかったら殺されるな」
ニコイチ部落を見て、キムコとゼットンが言った
「ちょっと、アンソン付き合えよ」
「なんだよ?」
「いいから、話があるから来い」
アンソンは、ここで、話せよ、と言い返そうと思ったが、ユンソナの事だと直感で分かり
「オマエら先に帰ってていいよ」
アンソンは川猫メンバーに言うとナムルの後に続き、二人で歩きだした
「きっと、ユンソナの件だよ」
キムコがゼットンに言った
「マジかよ?」
「豚子ちゃんに見られた」
「じぇじぇじぇ!一番ヤバイ奴だろおぉ」
「でも、豚子ちゃんは、ユンソナの事も知らないし、剣汝の事も話してない」
「どうなるんだ?」
「分からないよー」
アンソンとナムルは近くのファミレスに入り、コーヒーを頼んだ
「なんの話か分かってんな」
ナムルが煙草に火を点けて、アンソンに問う
「ユンソナの件だろ?」
アンソンもタバコに火を点けた
「マジなのか?」
「多分・・・」
「遊びだったら、ヤメとけよ、大火事になるぞ」
「まだ、俺も良く分かんねーんだ」
「じゃあ、ヤメロって!」
ナムルが言うと
「おー!ナムルじゃねーかよ」
同じ顔の、ヤンキー二人が、いきなりアンソンとナムルのテーブルの隣りに腰かけた
「なんだ、健治と康二か」
「そっちは、朝校のダチか?」
「そうだよ」
ナムルは面倒くさそうに返えす
コイツらが、剣走の極悪兄弟の異名を持つ、双子の健康兄弟かっ!
アンソンは直ぐに分かった
「ふーん、朝校は、お友達同士で仲イイねー」
「あーどう意味だよ」
アンソンが言うと
「そうそう、オマエらの学校にユンソナって女いんだろ」
「それがどうした?」
ナムルが答える
「あの女、凄ぇーヤリ○ンでよ」
「はぁー?」
「ほら、俺達って双子じゃん」
「そんなの、見りゃ分かるよ」
ナムルが答える
「だからさ、俺が終わって、兄貴と入れ替わっても気付かねーもんだから、二人合わせて4回もやったよなー」
弟の方が笑いながら言い終わった瞬間に
アンソンは殴りかかっていた
「テメーぶっ殺すぞ!」
兄の健治が後ろから、アンソンに襲いかかったが
後ろから、ナムルが蹴りをいれ援護すると
「誰を、殺すってえぇ!」
アンソンは、テーブルに置いてあった、ガラスの灰皿を掴み、フルスイングでブン殴った
「ひでっぶっ」
ドゴーン!
健治の首が上にのけぞると、ナムルが健治を後ろから掴み、テーブルに顔面を打ち付ける
「おらー!誰がヤリ〇ンか、もう一度言ってみろやー」
弟の康二の顔面にサッカーボールキック
「ぶっは」
「ハマの者が、調子こいてじゃねーぞ!」
ガン!ガン!ガン!
サッカーボールキックの嵐
「すすすびません、でした」
健治は既にノックアウトされていて、康二が鼻血と涙で謝るが、今度は馬乗りになって殴るアンソン
「おい、ヤメロ!もうヤメロって!」
気付くと、健康兄弟の顔面は血塗れで二人とも床に疼くまっていた
抑えつける、ナムルを引き剥がして、最後に一人づつ、股間にサッカーボールキックしてとどめを刺す
「やべーやっちまったよ」
ナムルが後悔しながら、アンソンに言うと
「平気だろ、こんな雑魚」
「いや、コイツら本隊なんだよ」
「マジか!」
「俺は、この件は、バックレるからな」
「ああ、悪かったな」
「でも、流石に俺もムカついたぜ、気にすんな」
「さっきの話だけどよ、俺はマジでユンソナが好きだ!」
そう言って、アンソンは必死で興奮する心臓を抑えて、逃げるようにファミレスを出た
・・・豚猫モータース・・・
どうにも、興奮が収まらないアンソンは、パクちゃんが働く土建会社に行ってみたが
今週から千葉の現場だから、遅いと言われ
気付くと、豚子の実家のバイク屋に着いていた
「すみませーん」
恐る恐る、店内に入ると、
「なんだ、故障か?」
カウンターに座ってる、豚子の父親が、少年ジャンプを読むのを止めて、アンソンを見て言った
「いえ、豚美さん、居ますか?」
「豚美なら、奥で単車イジってっから、自分で呼んで来い」
キムコが、ここでヨンフォアを買ったし、たまにホークⅡの部品も買いに来てたので、豚子の家に来るのは初めてじゃないが、
いつ来ても、ここの親父さんは、優しいのだが、昔の不良オーラ全開で、ビビってしまう
「どうも」
アンソンは、お辞儀して、奥のピットに入って行くと
ツナギを着た、豚美さんと、髪の長いキモい従業員が、CBXをフロントを何やらイジっていた
「今晩は」
「あっ、何だオマエは!」
アンソンが挨拶すると、豚美は大袈裟に驚いた
「何シテルんですか?」
「フロントフォークのオイル交換だよ」
豚美はしゃがみこんで、レンチを持って答える
「フロントフォークってオイル交換すんですか?」
「あたりめーだろ!」
豚美が自分で整備しているのに驚き、しばらく、アンソンは二人の作業を見ていると
「よっし、コレでOK〜」
キモイ従業員が言うと
「ふぅー終わった!終わった!手洗ってくっから店のソファーで待ってろ!」
「うっす!」
アンソンは言われた通り、ファミコンと手帳が無造作に置かれてるソファーに座って待ってると
「なんだよ、買い換えるならオトンに言えよ」
豚美がタオルで手を拭きながら出て来た
「そうなのかっ?」
豚美の父親が、急にカウンターから声をかける
「いや、バイクじゃなくて、豚美さんに相談が」
「嫌だよ、面倒くせー」
豚美は、ドカッとアンソンの反対側に腰をおろす
「そんな!」
焼肉屋の時とは、真逆の反応にアンソンはつい声が大きくなり、困っていると
「ほら」
キモイ従業員が、アンソンに缶コーヒーを2本渡し、豚美を見て頷いた
アンソンは、「あざす」と短くいい
ペコっと頭を下げ、一本をテーブルに置き、豚美に「どうぞ」と差し出すと
豚美がタバコを取り出したので、急いで自分のライターで火を点ける
「簡単に分かりやすく言えよ」
(-。-)y-゜゜゜
豚美はタバコの煙を吐きながら命令
「うっす!」
「よし、聞いてやる」
「豚美さんは、好きな男とデートするとセクスしたくなりますか?」
(;゚;ж;゚;)〜ブッ
豚美は缶コーヒーを逆噴射
「オマエな、あそこには座ってるのは、私のオトンで、ここで聞いてイイ事ってのが、あんだろ!」
豚美の父親と、ロン毛の従業員は、呆然と二人を見ている
「いや、簡単に分かり易くっていうから」
アンソンが言い訳すると
「単刀直入、過ぎんだろー」
ガンっ!
豚美はテーブルを蹴飛ばし、アンソンの膝にあてた
「痛っ!」
アンソンが悲鳴をあげると
「豚美ちゃん、どうなの?」
ロン毛の従業員が質問
「オメーも食い付いてんじゃねーよ!」
豚美は唸りとばす
「ヤラなくても、一緒にいるだけで楽しいって、女がいるのか?」
カウンターから、豚美の父親が、アンソンに助け船をだした
「それっす!そうっす!」
アンソンは立ち上がって、答えた
「やろうって気になんないの?」
豚美が、下から見上げてアンソンに聞いた
「その辺が、いつもと違うんで、悩んでるというか」
「淋病あけだから、ビビってるだけだろ」
「いやいや、そんなじゃなくてですね」
「じゃあ、なんなんだよ」
豚美が煙草を揉み消すと
「六角橋の可愛い子やろ!」
豚子が店の入り口から、大声で叫び、店内を驚かせた
「じぇじぇじぇ!豚子〜」
アンソンは驚嘆の表情
「なんだよ、六角橋の可愛い子って?」
豚美が、豚子とアンソン両方に問いだだす
「誰に聞いたんだよ?」
アンソンが豚子に聞き返すと
「聞いたも何も、ウチはこの目で見てんねん」
「何処で?」
「東神奈川や、ウチに気付かず、二人でニケツして、ラブラブモードで走り過ぎたやんか」
ガビーン!
「ほほほー淋病の次は、童貞物語か」
豚美がニヤニヤ笑いながらいうと
「いや、もういいっす、ありがとう〜ございました」
アンソンはメットを手にとり、帰ろうとしたが
「おい少年!ウチに来る前に、誰かと喧嘩してきたろ」
豚子と豚美の父親が、アンソンを呼び止めた
「えっ・・・」(; ̄O ̄)
「そうなのか?」
豚美が聞くと
「いや、喧嘩なんてしてませんって!」
アンソンは逃げるように慌てて、店を出た
「やっぱり、あいつ喧嘩してきた?」
豚美が父親にきくと
「あのガキ、お前ら二人より、分かりやすかったぞ」
オトンが自信満々で言った
「そうなんですか?」
キモイ従業員が、三人に問うと
「ウチのオトンは、喧嘩に関しては超能力持ってんねん」
「ガキの頃から、私らが外で喧嘩して帰ると、必ず、いい当てるんだよ」
豚子と豚美が説明すると
「不良の感ってやつですね」
ロン毛の従業員が納得
「豚子、あいつから目を離すなよ」
豚美が命令する
「なんでや?」
「パクちゃんや、ラッシャーじゃなく、わざわざ、ウチに相談しに来るぐらいだ、ぜってー女で揉めてんぞ」
「そういえば、キムコも必死で六角橋の女を隠してたわー」
「決まりだな〜」
豚美は満面の笑みで笑うと
「なーんだ、彼は豚子ちゃんの事が、好きなんだと思ったのに」
ロン毛の従業員が言うと
「俺も・・」
豚子の父親も同意
「二人とも、ちょっといいかな〜?」
豚子が従業員と父親に言う
「なに?」
「なんだよ?」
「なめとんのかっ!」
また、来週~🙇