
DBE-NCP51V サクシードULのエンジンフラッシング作業と、オイル交換の様子です。すべて素人のDIY作業となります。
ジャッキアップ
油圧ジャッキを入れる隙間を作るため、サクシードの前輪に板を踏ませて車体をわずかに浮かせます。(油圧ジャッキを貸してくれた人の知恵です。)
ジャッキアップポイントなる部分に油圧ジャッキを当てる。「メンバーにある凹みのとこがいいよ」というけれども、どこだかピンとこない。油圧ジャッキ童貞なので許してくだされ。場所は、写真のあたり。
ウマをかける。ここもジャッキアップポイントなる場所に当てるのが正解とのこと。写真は、何も知らない自分がなんとなく置いた場所。すぐにインターネットで検索して正解の場所を探し、その位置に当ててから油圧ジャッキを下しました。ドズンッと車体が降りたときはドキドキしたよね。
古いオイルを抜く
かっちょいいオイル受けを渡された。受ける位置を考えて、ドレンボルトの真下と、オイルが噴き出すであろう方向をカバーするように置いた。
14mmメガネレンチでドレンボルトを緩める。締め付けトルク38Nmとのこと。200mm程度の長さのメガネレンチで、手で緩められる程度の硬さだった。
バイクのオイル交換は何度か経験があるので、ちょっとばかりのテクニックは通用した。(緩み切る手前ではオイルをこぼさないように手でドレンボルトを押し込みながら回していき、ねじ山から外れたところでドレンボルトを勢いよく掴んで引く。こうすることでドレンボルトや工具や手をオイルまみれにしないというやり方。)今回は、指先に垂れる程度にオイルが漏れてしまった。厚手のニトリル手袋くんが輝いていたね。
エンジンの上にあるオイル入れ口を開けて、さらに古いオイルが出ていくようにする。指で開けようと思ったら硬すぎて開かなかったので、やたらデカいモンキーを使って開けた。指でチョンって押したら開いた。大きいは正義である。
外したドレンボルトはパーツクリーナーで洗浄。ねじ山は問題なし。頭のところにレンチで回したときの傷は少しあるけど、たいしたことないので再利用。ドレンボルトはわかりやすい色にしたいところだったんだけども、買い忘れてたのでまた次回にネ。
出てきたオイルは、うーん、黒い。限りなく茶色に近い黒。
ポイパックを買ってくるのを忘れてた!! ので、自分で作ることにした。段ボールに、40Lサイズのビニール袋を2枚被せ、そのなかにウェスやらショップタオルやらを丸めて入れていく。新聞紙もあったみたいだけど、そのときは気づけなかった。
いらないものを使う分にはいいけど、比べてみるとポイパックのほうが低額っぽい。ちゃんと買っておかないとね。
自家製ポイパックに古いオイルを流しながら異物の確認。金属片や、へんなゴミは出てこなかった。
エンジンフラッシング
ドレンボルトもドレンパッキンも再利用し、フラッシングオイルを挿入。3.4L。
オイル交換前後で、オイルゲージによる確認はしてたんだけども、写真を撮り忘れてた。この写真は、恐らくフラッシングオイルを入れたときの量の確認のためのもの。
新品のフラッシングオイルは橙がかった黄色をしているんだけども、オイルゲージに付いてるのは妙に茶色いのが気になるね。
エンジン始動。警告ランプとドレンボルト付近からのオイル漏れの確認をしつつ、15分アイドリングを行う。
15分計測開始。ぼくの自慢のプロトレックは、なんとアングラーラインなのだ。でも、釣りもしないし山も登らない。それはオフロードを走らないジムニーと同じく、宝の持ち腐れというやつ。
15分経過。じゃがりこは食べつくせなかった。警告灯に異常は無し。
再度、エンジンオイルを抜き取る。最初に抜き取ったときより、若干茶色味が強いけど、ほぼ黒い。汚れが落ちたと思いたい。
ドレンボルトは、ワッシャーを外して、シールテープをぐるぐる巻き付け。(「これで漏れたことは無いよ」とアドバイスを貰い、巻いて貰った。ねじ山を1~2山残すのがポイントとのこと。)
オイルフィルター交換
フラッシングオイルを抜き切ったら、次はオイルフィルターエレメントの交換。
「AE86いじってた時に使ってたのがあンだよね~」と渡されたのは、各サイズ対応のオイルフィルターレンチ。
こんな風に締め付けられるらしい。
サクシードの下から潜って覗き込み、フィルター位置を確認。けっこう緩くついてたのでニトリル手袋と握力でもどうにかなったかも。
オイルフィルターも、上手な人は手を汚さないで取れるみたいだけど、今回は初めての取り外しで感覚もわからなかったのでオイルが漏れだしてしまい、諦めることにしてそのままオイルパンにポイッ。
オイルフィルター(エレメント)の新旧。古いほうの表面に記載されてる型番とは違ってたけど、どうやら同じもののよう。
オイルフィルターの締め付けは、「パッキンがあたってから3/4回転」とのこと。ほとんど勘でやるしかないけど、手の感覚でキュッとしまったところからオイルフィルターレンチを入れて3/4回転を描く。
ちなみに、ここまでで1時間50分を要していた。何もかも初めてなんだからそりゃあ時間はかかるし、おしゃべりしながらだし。のんびり行こうよ、人生は。
オイル交換
いよいよ大詰め。オイルフィルターの締め付けはヨシとして、ドレンボルトは規定トルクで絞めておきたい。38Nmとのこと。トルクレンチをお借りして、「え~っと、35まで主目盛りを持ってって、副メモリが1週60ってことは÷5*3でいいのかな? だとしたら36のとこまでさらに回して~~。」と、合ってるのかどうかもわからないまま、デジタルトルクレンチが欲しくてたまらない気持ちを抑えながら調整。
すでに手ルクレンチで締めていて、そこから1/4回転ほどトルクレンチで回したらクニッと圧が抜けた。やっぱり、自分の手にはそこそこなトルクレンチが備わっているっぽい。悪くないね。
オイルフィルター交換時規定量3.7Lを入れる。このデイトナのオイルジョッキ使いにくい。嫌いじゃ。
1L目

2L目

3L目

3.5L目を撮り忘れて、最後の200cc目
オイル量確認。うっすらとしててわかりにくいけど、先っちょしか濡れてなかった。早めに止めること前提で、一度アイドリング。
2度目のオイルチェックをしたが先ほどと変わらず、先っちょが濡れている程度。ここでオイル250ccを追加して、2度目のアイドリング。エンジン始動。警告ランプと、各所からのオイル漏れ確認、マフラー側からの臭いや煙などを確認しつつ、5分ほどアイドリングを行った。
アイドリング後、オイルレベルゲージの確認。指先のあたりまでわずかにオイルが付いているようなのだが、べっとりと湿っているのはゲージの上限まで。レベルゲージの入るチューブにオイルが付いてるかもしれないし。また2000~3000kmほど走ったらオイル交換するつもりでいるので、ちょっと多いくらいならいいだろう」と判断。
オイルフィルターにオイルが回る分もあったわけで、大目に入っているのだからオイル注入時点でレベルゲージに付くくらいはあるだろうと。アイドリング時間が短すぎたのかも??ってそのときは思ってた。けども、考えてみたらオイル粘度が高かったから、単純に下に落ちきるまでの時間が長くなってたのかもしれない。オイルレベルゲージの入ってる場所がどのへんか知りたいところ。
いずれにせよ、結果的にはオイル過多となったと思う。後日確認をするので、そのときの具合次第ネ。
────というわけで、オイル交換終了。
お片付け
ゴミをまとめる。余ったエンジンオイルどうしよう。どうせ悪くなっちゃうし、捨てちゃえ。
道路についたオイルはパーツクリーナーでブシューーーッとやってショップタオルぽんぽん。乾いて何も残ってなければおk。
13:00になってようやくご飯を食べに行く。すた丼ハラミのやつ。
給油。
今日からの燃費を再計算したいので満タンにしておきました。実はこれ以前には満タン給油から首都高をぐるっと走って来ており、それをした後日がオイル交換の日でした。燃費は脅威の16.83L/km。とはいっても、それでもサクシードの高速走行燃費としては悪いほうらしいので、オイル交換でどうにか燃費が伸びて欲しいです。街乗りで15kmは出て欲しいんだけどねぇ。。。
以上!!
初めて尽くしで疲れました。あとはPCXもオイル交換しておかないと。あと、エアフィルターの交換も忘れてた。これはまた次回にネ。