5日午後11時3分 国内で唯一稼働していた泊原発3号機が停止し1970年以来42年ぶりに全原発停止!(`・ω・´)
福島県出身の男性「こどもの日に 子供たちへの最高のプレゼントだ。これを一瞬で終わらせてはいけない」本当です!
原発42年ぶり全停止 今夏も「節電列島」
北海道電力は5日午後11時3分、国内で唯一稼働していた泊原発3号機(北海道泊村)の出力がゼロとなり、定期検査に入った。これで日本の商業用原発50基がすべて停止となった。全原発停止は1970年(昭45)以来42年ぶり。都内では脱原発を訴える5000人規模の集会が開かれ、参加者が全停止を祝うとともに「再稼働を許すな」とデモ行進した。電力需要が高まる夏を「原発ゼロ」の状態で迎える可能性が出てきており、今夏も「節電列島」が再来する公算が大きくなった。
42年ぶりに「原発ゼロ」の日を迎えた5日、東京・芝公園で行われた「さようなら原発5・5集会」には主催者発表で5000人を超える人々が集結、全原発停止を祝った。「祝 全停止」「すべて廃炉にせよ」などののぼりが立ち並ぶ中、作家の落合恵子さんが「今日は世界中から原発をなくすための第1歩。これが終わりではなく、始まりなのです」と語り掛けると、会場からは大きな拍手が上がった。
集会は落合さんのほか、ノーベル賞作家大江健三郎氏や音楽家坂本龍一氏らが呼び掛け人となり、1000万人の署名集めを目指す脱原発活動の一環。この日も全国からさまざまな団体、個人が参加し、福島県出身の男性は「(全停止は)こどもの日に、子供たちへの最高のプレゼントだ。これを一瞬で終わらせてはいけない」。別の女性も「電力不足を叫ぶ政府は信用できない」と、再稼働を進める政府の対応を批判した。
一方で、全原発停止により、電力需要の高まる夏に向け、生活や産業に影響が出る恐れも高まっている。電力各社は火力発電などの増強で対応しているが、原発が再稼働せずに猛暑となった場合、北海道、四国、九州の3電力管内で電力不足に陥る恐れがあり、家庭や企業は一段の節電を求められることになる。
政府が進める関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働は、慎重論が根強く、めどが立っていない。中長期的には政策転換により、原発に依存しない社会をつくる転機となる可能性もあるが、産業界にとっては間近に迫った夏場の電力確保は死活問題。政府の対策決定は大型連休後にずれ込み、多くの企業は「操業計画が立てられない」と焦りをみせる。
国民の間で揺れる安全性への疑念と、電力危機への不安。電力確保を理由に再稼働を強引に進めれば世論の反発を招き、計画停電や電力使用制限令などの強制措置は経済界の「民主党離れ」を進める可能性がある。「原発ゼロ」の現実を前に、野田政権は難しい判断を迫られている。
◆泊原発 北海道泊村にある北海道電力の3基の加圧水型軽水炉。89年に1号機が営業運転を開始、2号機の増設後09年に3号機が続いた。出力207万キロワット。10年度は道内発電量の44%を占めた。3号機は国内最新の原発。
Posted at 2012/05/06 09:51:05 | |
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