なくて面白いもの…

テスラにメーターがないと言う話をしましたが、クルマの装備って普通は付いているからいいのですよね。

装備がない方がいいなんてのは例外中の例外だと思います。


例えば964カレラRSみたいな…


でも、テスラの場合、メーター以外にも装備がないことでもの凄く面白いことが色々あります。

例えばブレーキ…

いや、もちろんテスラにも立派なディスクブレーキは備わっていますよ。

でも、実際にブレーキペダルを踏む場面が極端に少ない…

回生ブレーキの制御がとっても絶妙なので、一度走り出したら目的地に到着するまでほとんどブレーキを踏むことがないのですよ。

狭い路地を走っていてアクセルペダルを緩めると、ギュッとかなり強く制動がかかります。

ある程度のスピードに乗った状態でアクセルを緩めると、緩やかに制動がかかり始めて、じんわりと着実に減速していくのは惰性で走り続けるのとは明らかに違います。

アクセルペダルを抜いてブレーキペダルに踏み替えるわけですから、どんな運転の名手でもタイムラグが生じます。

でも、テスラはアクセルペダルを緩める行為がすなわち制動をかけることとイコールなのですから、慣れるとすんごく滑らかに走れるようになります。

おそらくペダルを離す勢いとかも加味して制動のかかり方を制御しているのではないかと…

そして制動をかける行為がまんま充電をする行為となるので、ブレーキパッドとディスクの摩擦熱と言う形でエネルギーが無駄に大気中に放出されることもない…


ワンペダル走行なんて言うと、何だか薄っぺらな感じがしなくもないのですが、走り込んでいけばいくほどつくづく良くできているなぁと感じます。


まだテスラで伊豆スカイラインを走っていないのですが、どんな感じになるか、今から楽しみです。