横浜で230グロリアと330セドリックを見て来ました

横浜の日産グローバル本社ギャラリーで
CEDRIC&GLORIA展を開催中

会期は3/31までで、2/28までの前半は230グロリアと330セドリックが展示されるとのこと。
かの西部警察の影響だけでなく、「セドグロ」は幼少の頃から思い入れがある車なので、ドライブがてら横浜まで見に行ってきました。



グロリア230型
日産とプリンスが合併した後、この230型でセドリックとグロリアは兄弟車となりました。
フロントグリルとリアコンビネーションランプのデザインに若干の違いがある程度。
どこかで書いたことあるかもしれませんが、幼少の頃は流麗なスポーツカーには目もくれず、「大人になったら230のセダンに乗りたい」と思っていた渋好みの幼児だっただけに、230には特別な思いがあります。



60年代から70年代の初め頃まで、日産車では赤色のリアウインカーランプが多用されてました（当時の法律では認められていた）。
今でも、ごくたまに当時の車を見かけますが、やっぱりブレーキランプとの見分けはつきにくいです。
展示車は230の後期型で、ウィンカーランプ部分は橙色に変更されています。



この展示車、よく見ると"カスタムデラックス"でした。
上位グレードのGLやGXなどではなく中間グレードのカスタムデラックスとは、なかなかマニアックなチョイス。



実にわかりやすいセダンのカタチ。
曲面を取り入れつつも、端正な３ボックスのスタイルを保っています。
…これ、西部警察でジャンプしたり転がったりしてましたよね(汗;



そして、セドリック330型
先代230型の面影を残しつつも、より曲面を多用したグラマラスなデザインとなりました。
かつて、車のデザインの流行は「直線」と「曲線」を繰り返してましたが、70年代の曲線デザインがピークだった頃かと思います。



後部でウエストラインが持ち上がり、リアドアのガラス下部が弧を描いているのがこの330の特徴。
230のすっきりさは無くなりましたが、当時は５ナンバー枠の中で贅を尽くしたデザインだったのでしょう。



こちらの330セドリックの展示車も、上位グレードのブロアムやSGLではなく、なんと"デラックス"。
ベースグレードのスタンダートの一つ上、下から２番目のグレード。
シートはビニール。オーディオはAMラジオ。窓の上げ下げはもちろん手回し。
デラックスを名乗っていても決してデラックスではない、
いわゆる"低グレード車"(※褒め言葉）。今となってはむしろ貴重な存在です。よく残ってましたね。



フェンダーミラーも、先ほどの230型はタルボ式と言われる空力を考慮した形でしたが…



この330デラックスは平板な形状で、かつては「低グレード車」を見分けるポイントの一つでした。

・・・・・・・・
※以下、小さい画像はクリックすると拡大表示します。

 

一方、ギャラリーの一角では、映画「さらば あぶない刑事」劇用車の展示を継続中。



お馴染み、ゴールドメタリックのF31レパードと、


 

ワインレッドのR35 GT-R
展示場所は、F31とともにメインステージ脇から隅のほうへ移動してましたが、依然として来場客の注目を浴びてました。


 

一部で話題になってる、自動運転の技術を活用したという「動く椅子」も展示。
ばらけた場所にある４脚の椅子が、手を二回叩くとテーブル下へ収まるというデモンストレーションをしてました。


一通り見た後は、ギャラリー隣のビルにある提携駐車場から帰還。
このハイテク立体駐車場の内部で車がどう格納されているのかは、興味深いところです。