今年も湯涌ぼんぼり祭りへ行って来ました。
「花咲くいろは」作中で登場した架空のお祭りに端を発して、今年で6回目。
”湯乃鷺温泉”のモデルとなった、金沢の湯涌温泉街で毎年この時期に開催されます。
今回のキービジュアルは、緒花の両脇にスイさん、皐月さんの親子3世代。「花いろ」の佳境で、”喜翆荘”で顔を合わせた3人の組み合わせは例年になく印象的。
その「花咲くいろは」を製作した、P.A.WORKSの新社屋が今年竣工して話題になっていたので、湯涌入りする前に立ち寄ってみることに。
富山県南砺市、東海北陸自動車道「城端ハイウェイオアシス」のクリエータプラザ内に建つ新社屋。
高速を降りずにハイウェイオアシスに立ち寄って、徒歩で行くことも出来ますが、自分の車と一緒に記念写真を撮りたかったので、手前のインターで高速を降りて一般道で行きました。
写真では見てましたが、じょうはな座近くにあった旧社屋から見違えるほどのお洒落な建物に変貌です。
パーキングで、先に到着していたカカッシー、大輔さん、RYUさんと遭遇。
P.A.WORKS繋がりで、カカッシー号はtrue tearsのアイちゃん。
そして、隣接のカフェがおススメと聞いていたのですが、開店は11時とのこと。
お昼ごろ湯涌入りする予定たったので、この日は見送ることに。
・・・・・・・
この後は一路、湯涌へ。
城端から湯涌へ向かう最短ルートは県道10号線。
ナビに目的地をセットすると、案の定、このルートに案内されてしまいました。
県道というと聞こえはいいですが、途中、すれ違いも困難な道幅となる”険道”。
刀利ダムの上を通ったり景色の変化はあるものの、思っていた以上にスパルタンな道でした(汗;
途中にある採石場が稼動してるときは、ダンプも通るらしいです。
そうして、ようやく湯涌温泉に到着。
今年も”ふくや”こと秀峰閣さんのお世話になります。
程なくして、宿でご一緒する葛城さんも到着。
日本に80台だけ正規輸入されたオペルスピードスター…の
痛車
・・・・・・・・
お昼を食べに、「みどりの里」物販・飲食エリアへ。
サークルKサンクスはファミマへの統合が決まり、この時期に北陸限定で展開していた「花いろコラボ」も今年が最後ではないかと。
そして、毎年来ていた宝達志水町「みんちのオムライス」が出店してないことを知り愕然。楽しみにしてたのに…
せめて、オムライスっぽいものをということで、オムそばをいただきました。
飲食ブースで500円以上の買うと、1度につき、「お焚き上げの儀入場整理券」の抽選券を1枚もらうことができますが、幸運にも抽選が当たり入場整理券をゲット。
宿の駐車場へいったん戻ると、みふゆさんのフィットハイブリッドも到着。
「マリみて」痛板がルーフラックからごきげんよう。
チェックインできる時間になり、秀峰閣のお部屋へ。
今年は「順尾」の間です。
物販コーナー
毎年、Tシャツが売り切れると行列が解消するので、空いた頃を見計らって覗きに行ってきました。
事前に詳しくチェックはしてませんでしたが、ポスターをはじめ…
手ぬぐい、クリアファイル、タペストリー、タンブラーなど定番の品揃え。
10月になり日も短くなってきたので、日があるうちに温泉街の散策がてら稲荷神社へ。
稲荷神社下の扇階段ステージ。
その両脇には協賛ぼんぼりが並んでいます。
タイムテーブルに沿って、和太鼓演奏などが行われてました。
扇階段の横、総湯「白鷺の湯」の窓に飾られた「花いろ」ドール。
衣装替えなど手入れはされていますが、このドール達はここが定位置のようです。
湯涌稲荷神社への石段。
お社しかない小さな神社ですが、「花いろ」作中でも度々登場。
「神迎えの儀」の神事は、神主さんによりこの神社で行われます。
秀峰閣脇の臨時バス停に停車していた、金沢大学駐車場行臨時バス。
このバスは近頃では珍しくなってきた
方向幕表示で、「花いろ」作中の架空の温泉である
「湯乃鷺温泉」の文字が。
1996年式の日野ブルーリボン ワンステップバス、26-496号。
北陸鉄道公式HP内の「バス図鑑」でも紹介されている車でした。
データ入力だけで済むLED表示とは違い、幕のコマ追加はそれなりにコストがかかるはずですが、とくに前面は割と近年のフォーマットに準拠した表示なので、わざわざ追加したんでしょうか。
「ぼんぼり祭り」本番、夜のぼんぼり巡行の開始に備えて、宿の部屋に戻り夕方5時半から少し早めの夕食。
ぼんぼり祭りの日、秀峰閣の夕食は恒例の"お弁当形式"となります。
お弁当と言っても別盛りのお刺身やデザート付き。
・・・・・・・・
食後、ちょうど宿の外にいた院長(と呼ばれし方)とも合流して、稲荷神社へ向かうと途中の喜船商店前では巡行の出発待ち。
この木箱には、願い事が書かれた望み札が納められ、成就を祈願してお炊き上げされます。
時間になり、喜船商店前から温泉街を進み稲荷神社へ向かう巡行、神迎え行列。
そして、稲荷神社での神迎え神事の前に金沢市長の挨拶。
元は「花咲くいろは」で登場した架空のお祭りでしたが、地域の祭りとして末永く根差して行きたいとのこと。
そう言えば今年、物販や花いろのキービジュアルはこそあったもの、花いろキャストの登場やP.A.WORKSの堀川社長の挨拶はなく、「花いろ」イベントではなく湯涌のお祭りであることを意識していたようです。
「小さな女の子の神様が神無月に出雲へ帰る道しるべとして、のぞみ札を下げた”ぼんぼり”で送り出す。」
神迎え神事を終えて、”神様”が扇階段を下りてきました。
玉泉湖でのお炊き上げの儀を前に、歩いて湖畔へと進みます。
玉泉湖畔はスペースが限られるため、お炊き上げの儀を直接見ることができるのは「ぼんぼり協賛者」と抽選で「入場整理券」が当たった人だけ。それ以外はステージに設置されらスクリーン越しでの観覧となります。
今年は運よく「入場整理券」が当たり、ぼんぼり祭り6回目にして初めて直接見ることができました
神主さんによる祝詞の奏上。
そして、お焚き上げの火が点ります。
今年の「湯涌ぼんぼり祭り」はこれで閉式となりました。
また来年もこの地を訪れることができますように…
高台にある玉泉湖から温泉街へ続く、ぼんぼりの灯り。
・
・
・
・
・
ゆっくりと歩いて宿まで戻ります。
ぼんぼり祭り6回のうち湯涌へ泊まるのはこれで4回目。
少し慌しくても湯涌に残って余韻に浸れるのは大きいと思います。
2階にある「高尾」の間には、今年も「花咲くいろは」ギャラリーが設けられていました。
座るところが座布団から椅子に変わっていたものの、みんちの等身大POPは健在。
去年はここで、「第6回のポスターに登場するのは…スイさんでしょうか?」なんて言ってたような気がしますが、その予想は的中。
ただ、「花いろ」でスイさん、皐月さん、緒花が仲居服で揃ったのは”喜翆荘”閉館直前だったということ。そう、物語で”喜翆荘”が閉館してからもう5年も経つんです。
果たして来年の「ぼんぼり祭り」はどんな感じになるのでしょう?