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都営地下鉄三田線の新型6500形
　
兼ねてからの懸案だった８両編成化のために、一昨年の11月から着々と増備が続けられていましたが、乗り入れ先である東急目黒線の８両化対応も完了し、本日(5/14)ついに営業運転を開始しました。

事前に「14日は１編成を西高島平駅から白金高輪駅の間で運行」と告知があり、運行ダイヤは未発表だったものの、お昼頃に出てきそうな感じだったので乗りに行ってきました。


時間を合わせて三田駅で待ってるとやってきました。
顔つきが黒いので地下で見ると表情がよくわかりません。
正面右上にある6501-8の番号は6500形第1編成の８号車という意味です。



８両編成化を前にホーム上の案内表示器も更新され、行先とともに何両編成かを表示されるようになりました。
この日に三田線を走る8両編成は6500形だけなので、それで識別できました。
なお、全てが8両編成になるわけではなく、8両と6両が混在することになるとのこと。
東急新横浜線とその先の相鉄線への乗り入れも控えていますが、6両編成は新横浜止まりになるとか、いろいろ予想されています。



ドアの内側はダークブルー。
白っぽい色や金属の地肌が多い中で珍しい配色です。



車内
こちらもブルーと白を基調としたシンプルな配色。
網棚から降りている手摺も金属地肌ではなく白い手摺になっています。



扉間のシートは６人掛けなのが特徴
この場所のシートは大抵７人掛けなのですが、なかなか７人きっちり座ってもらえず、座席定員を確保するためにシートの色を部分的に変えてみたり、仕切り棒を設置したり各社苦心しています。
しかし、この6500形ではドア横のスペースを多めに取る代わりに、座席は６人掛けで割り切り、さらに１人あたりの幅を少し広くとっているそうです。
併せて側窓も小さめですが、乗っていると思ったほどは気になりませんでした。



ドア上の液晶ディスプレイ
３画面あり右の２画面は路線案内や運行情報等を、左の１画面で広告などを表示します。



車端部
優先席は緑色のシートです。
そして、隣の車両へ渡る貫通路の扉は四角い模様がついたガラス張りで、隣の車両が見えるようになっています、
地下を走るので閉塞感を感じさせないための工夫かと思います。

・・・・・・
その後、白金高輪で折り返して高島平方面へ。


高架駅の高島平に着いて、ようやく陽の光の下で外観を見ることができました。
一昨年はじめて姿を現したときは、そのあまりにも四角すぎるスタイルに騒然。
キングジムのロゴに似ていることから一部では「キングジム」とあだ名されているようです。
結局この日は、車庫がある高島平と白金高輪間との間を１往復して車庫へ戻っていきました。

6500形は現在9編成。今年度末までにあと4編成導入され、従来の6300形は同数の1, 2次車が置き換えられると見られています。
今日以降、順次運行本数を増やし東急目黒線へも乗り入れを開始するとのこと。
あと少しすると、当たり前に走ってるのを見られることになるのでしょう。

３年ぶりに銚子に行ってきました。

現在は早朝以外約1時間おきの銚子電鉄ですが、5/3～5/5の3日間は午前中に３往復の臨時列車が運行されるとのこと。
近々行こうと思っていましたが、1時間おきと30分おきでは乗り歩きしやすさが全然違うので、この機会に乗りに行ってみることにしました。


GW渋滞で予定より１時間遅れで銚子に到着。
東関東道の一部区間がいつの間にか110km/h制限になってましたが、サンデードライバーが多かったのか100km/hすら出してなさそうな車の多いこと。勿体ない。
GWの混雑対策で犬吠駅には臨時駐車場も用意されていましたが、幸いにして駅前の駐車スペースに止めることができました。



いつものように１日乗車券"弧廻手形"(700円)を購入して乗り歩き開始。
犬吠駅売店割引券などもついてますし、銚子から外川まで350円なので、１往復以上するならこの弧廻手形買った方がお得です。



犬吠駅のホームで待っていると、ほどなく銚子行の電車がやって来ました。
ご覧の通り多くの乗客で盛況です。
電車は旧銚子電鉄色の2002編成。車両故障でしばらく走行不能になり話題になっていましたが、購入元の伊予鉄と改造、整備を担当していた京王重機の支援を受け復旧。今年２月から無事に運用へ復帰しました。



「銚子⇔外川」
やけにカラフルな側面サボ。



乗った車両は岩下の新生姜とコラボした「ピンクニュージンジャー号」。
車内はすごいことになってました。
座席の上のぬいぐるみは「イワシカちゃん」という新生姜のマスコットキャラらしいです。



天井はピンク色というか”新生姜色”の風船がいっぱいでした。



銚子に到着。乗客が降りていきます。
銚子電鉄乗り場はJR銚子駅の構内にあるので、銚子から乗ろうとすると初めての人は戸惑うかもしれませんが、駅改札で銚子電鉄に乗車する旨を伝えて構内に入り、切符は車内で購入することになります。ちなみにPASMOやSuicaは使えません。



乗ってきた電車は臨時の増便で、いったん仲ノ町の車庫へ回送で戻っていきます。



そして次の折り返し電車が来る頃には、ホームは乗客で溢れていました。
銚子電鉄の沿線には犬吠埼灯台などもありますが、銚子電鉄自体が観光スポットになっているような気もします。



銚子から一駅、車庫のある仲ノ町へ。
ここで、運行中の2001編成とさきほど車庫に戻った2002編成と顔を合わせました。



前回は3001編成の重要部検査中で車庫見学できなかったので今回はそのリベンジ。おそらく６年ぶりの車庫見学をすべく窓口で入場券を購入。



改札口からふたたび構内へ。



青い3001Fは車庫でお休み中。
奥にはデキ3と事業用車となった赤いデハ1002が留置されています。



デキ3
動態保存されている小さな凸型電気機関車。
３年間に見た時は修繕中でブルーシートをかぶっていましたが、綺麗にレストアされました。
今回のお色直しでは、漆黒のボディの裾に白い帯が加えられ引き締まった姿になっています。



車体側面の裾部に取り付けられた銘板。
黒くて見づらいですが「NR.2538.1922」と書いてあります。
デキ3は1922年(大正11年)にドイツのAEGというメーカーで製造されました。
今年で製造から100周年
ついに１世紀を生き抜いたことになります。



正面から。
集電装置はポールから再びヒューゲルに戻されています。



このまま走るわけではないでしょうが、後ろにはデハ1002が連結されていました。



そのデハ1002は７年前に営業運転から退いてから、丸の内線方南町支線色のまま残され事業用車として使用されているようですが、車体の痛みが目立ちます。



所狭しと工具が置かれた研修庫。



構内の奥に置かれていた釣り合い梁式の古い台車。



2002編成は夕方の運用まで車庫で一休み中。



車庫内で何やら屋根上の点検を受けてました。

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その後、銚子駅近辺で昼食をとってから外川へ。



外川駅の駅舎
銚子電鉄のHPを見ると、現在はこの外川駅前の駐車スペースも利用者用無料駐車場として開放されているそうです。



外川駅構内で静態保存されているデハ801
こちらも４年ぶりに再塗装された直後でピカピカになっていました。
一時期「昭和ノスタルジー館」として車内を公開していましたが、冷房設備がなく夏季に車内での熱中症が懸念されるのとコロナ禍で、車内公開は当面の間中止となっているとのこと。



すでに１時間おきの時間帯だったので、少し慌ただしかったですが約7分間の折り返し時間で隣駅の犬吠まで戻りました。



犬吠駅売店前に置かれた竹本社長等身大パネル
「さすが銚子電鉄」といった感じです。



ぬれ煎餅と落花生を買おうと売店へ入ると、社長自ら商品を陳列したりレジでお会計をしたり、そして電車の運転までする大忙しの社長でした。
偏見を承知で言えば、数字ばかり見ているツマラナイ経営者より、現場で動く社長の方が遥かに頼もしく感じます。

デキ3は90周年の時にイベントやったと思うんですが、100周年のイベントはしないんでしょうかね。コロナ禍なので判断が難しいのだと思いますが、何かやってくれることを少しだけ期待。