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　ベンガラ（弁柄）で塗られた赤い屋並みが続く吹屋の様子。ここも国の重伝建に登録されています。最初は新道を辿ってしまい素通りしてしまいました。Ｕターンして旧道で撮影したのがこちら。保存活動と観光業が良い意味でミックスしています。街道の東側には３月まで日本最古の現役木造校舎だった吹屋小学校があります。また、近くには銅山や銅とベンガラで富を築いた広兼邸や西江邸があります。私は広兼邸を訪れてみて、そのお城のような佇まいに正直驚きました。ベンガラ作りは巨万の富をもたらしてくれたのですね。

かぐら街道から逸れて、県道300号宇治下原線にある石灰岩のトンネル。やはり迫力十分でした。

　中国地方は快走農道の宝庫ではあるまいか。写真は高梁から吹屋へ向かう時に利用した備中中部広域農道（かぐら街道）の様子。ここ以外にも津山と建部を結ぶ広域農道中部台地区（美作やまなみ街道）とか建部と有漢を結ぶ吉備高原北部広域農道（奥吉備街道）も気になった。さらに奥出雲で走った大仁広域農道（通行止区間あり）とか交差した飯石ふれあい農道とかも良さげだった。まだまだ快走農道がありそうですので調査が必要ですね。話戻ってこちらの農道、Ｒ180からの入口がいきなりループ橋。その後はアップダウンを繰り返し快調に走れました。通行量は控えめ。思わずアクセルを踏み込みそうな自分がいましたね。なので、途中でコースアウトしてあそこに出向きました。その様子は次回。

　北房ＩＣで下りてＲ313を行く。程なくして備中高梁に到着。ここは鎌倉時代以来の城下町で750年の歴史を誇る。また、市街地の北部の臥牛山に建つ備中松山城は山城として有名。天守閣が標高430ｍの場所にあるのだ。観光案内のＨＰはこちら。写真は武家屋敷折井家にて。入館料は300円。他の見所としては小堀遠州作と言われる頼久寺の庭園も必見。こちらも300円。備中の小京都・高梁は歴史ファンにはおススメですぞ。そうそう、ＨＰを読んでいたら、高梁出身の有名人にあの映画解説の水野晴郎氏、「かみそりシュート」の平松政次氏、「ドーベルマン刑事」の平松伸二氏も名前を連ねていた。多彩だ！

　中国道の勝央（しょうおう）SA。西の旅では、ここが最初の休憩場所になることが多い（仮眠も多い）。この日もいつものルートを選択し、宝塚TNの１０㌔渋滞を超えて、ようやく辿りつきました。この時点では大山に行くのか、備中高梁に行くのか、三瓶山へ行くのか、または角島まで行くのか決まっていなかった。思案しながら車のチェックをしていたら、また発見！金属片が左リアタイヤに刺さってました。GSで修理してもらって再出発。出端を挫かれたので高速を下りることに。一番近い高梁に行って様子を見た方が良さそうです。