
その1は
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その2は
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その3は
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C220dの感想を書いていきます。
C220dは、自分にとっては初ものづくしです。
・初メルセデスベンツ
・初Dセグメント
・初ディーゼルエンジン
・初FR
・初アルミホイル
・初ランフラットタイヤ
・初革巻きステアリング
・初パドルシフト
・初クルーズコントール、自動ブレーキ、レーンキープアシストなどなど(ディストロニック)
・初自動アイドリングストップ
・初コーナーセンサー
・初自動駐車
・初電動シート
・初キーレスゴー(キーレスエントリー、エンジン始動)

軽油の給油口とアドブルー(尿素水)の補給口です。
納車後3週間たち、やっと操作系に慣れてきました。未だに慣れないのは、車を降りる時で、メインキー(ボタン)をオフしてもいろいろ点いているので、このまま車を降りていいんだっけ?と一瞬考えてしまいます。ドアを開けると電源が切れます。(これまでは、キーを抜けば電源が切れるので、キーを抜いて車を降りるという手順)
ハンドリング、走行について
低速では、ハンドルが結構軽くなります。Golfは車速によって、あまりパワステの重さは変わらなかったので、曲がり角で素早くハンドルを切らなければならないところでは、えいっとちょっと力を入れて切ってました。C220dでこれをやると、ハンドルが軽いのと、ハンドルが良く切れるので、思いの外、曲がり方が強いです。アクティブステアリングでもついているのかと調べたら、ダイレクトステアリングというのががまさにそれでした(カタログに説明が載っていない?ぐらいの当たり前の機能なんですね)。
これは慣れるととても楽かもしれません。
ワインディングはまだあまり走ってませんが、試乗した時も含め、重い車のはずですがその重さを感じさせない動きです。
タイヤは、初めてのランフラットタイヤで
グッドイヤーのEfficient Grip (E-Grip)というタイヤが付いてました。ランフラットタイヤという事で、硬くてゴツゴツするのかと警戒してましたが、当たりは柔らかく感じるほどで、乗り心地は問題ないです。(試乗した他の銘柄も同じように問題なかったです)
グッドイヤーは初めてですが、転がり抵抗AA、ウエットグリップaという事で燃費にも貢献してくれそうです。
高速での直進安定性は良く、ディストロニックプラスでハンドルの修正もやってくれるので、高速を走る負担は、ものすごく低いのではないかと思います。疲れも少ないし、周辺へ注意をより多く振り向けられます。どこまで、車に任せて良いのかというのをこれから探っていく感じです。
ディストロニックは、速度上限を決めるとその速度内で、前車についっていったり、カーブを自動でハンドルを切って曲がっていきます。首都高のきつめのカーブもちゃんと曲がっていきます。ラインがかすれていたり、路面がゼブラだったりするとちょっと怪しくなりますが、同じ道、車線を走り続けるのであれば、ほぼ自動運転を実現できてます。(逆に言うと、交差点で曲がるや車線変更は自動ではできないという事です)
ただ、前車が車線変更したり、曲がっていなくなると、その前の車に追いつくか、設定速度になるまで、結構な加速で速度を上げます。燃費の事を考えるともっとゆっくり速度を上げてほしいところです。このような時は、一旦ディストロニックをOFFにして速度を上げてから、再びONにする方が燃費には良さそうですが、燃費がちょっと悪くなっても、車に任せた方が楽ですね。
また、自動でハンドルを切るのもちょっと急な時があります。あれ?まだ曲がらないのと思っていたら急にハンドルを切る感じです。このような時は、人間が介入した方がスムーズですね。
一度だけ、緊急ブレーキが作動したことがありました。細い峠道の右カーブの入口で、左側のガードレールに寄った時に、作動しました。急ブレーキがかかるのと、シートベルトが自動で増し締めされました。ガードレールに突っ込むと判断されたようです。ちょっとびっくりしましたが、ハンドルを切るかブレーキを踏むかで急ブレーキの状況は解除されました。
このような場合、ガードレールに近づき過ぎないとか、軽くブレーキをかけながら、ハンドルを少しだけ切っておくことで緊急ブレーキを回避できるのではないかと思います。
車外の音、ロードノイズはかなり抑えられています。その分、ディーゼルエンジンの音がよく聞こえます。レベル的には大きくないのですが、他のノイズがないアイドリング時や低速時は目立ちます。車外で聞くとエンジンの音は結構大きく、ディーゼルとわかります。
高速では、静かです。オーディオの音も大きくしないで良いです。
燃費について
まだ遠出はしてませんが、Golf Variantで走ったことのある片道100km程度の高速が主体のコースでディストロニックを使って走り、燃費がどれくらいいくのか試してみました。設定速度は100 km/hにしてみました(Golfのころは、80〜90 km/hで走ってましたが、ベンツでチンタラ走るのはちょっとかっこ悪いかなと思ったり)
燃費は、Golfとほぼ同等の24 km/Lの記録でした。車重が重くなり、Golf並みの実燃費は難しいのかと思ってましたが、燃費は思いの外よかったです。しかも、高速は、ディストロニックまかせだったので、誰でもこの燃費を出せるという事ですね。街中とか低速でストップアンドゴーを繰り返すような場合は悪くなりそうですが、もう少しデータを取ってみます。燃料タンクの容量も66 Lと大きいので初回からワンタンク1000 km越えとなりそうな勢いです。
高速でのエンジン回転が1500 rpm程度と低いのが燃費が良い要因ですね。この回転でも追加速も問題なくします。
100 km/hでは、8速までしか入りません。9速を使うには、法定速度を超える必要がありますね。
一般道で60 km/hぐらいだと5速までしか使いません。
パドルを使ってマニュアルでシフトアップした方が低い回転でシフトアップできます。 Ecoモードだと、低めの回転を使うようです。1100 rpmぐらいで走る事ができます。たまに、1000 rpm以下でシフトアップできることがありますが、相当振動が大きいです。1500 rpm以下だと、ディーゼル特有の振動と音がし目立ってきます。燃費フェエチにとってはこのブルブルがちょうど良い塩梅で走っている証しなんですが、おそらくこのような振動と音を出さないために、Ecoモード以外では、1500 rpm以下は使わない設定になっているのではなかと思います。
ディストロニックは、速度が一定なったあとのスロットワーク(アクセルの微妙な踏み具合と抜き具合)が上手です。また、減速する際、アクセルオフの後は、ブレーキ回生を組み合わせて、減速度をコントロールします。かなりきめ細かく発電機を回す制御が入ります。(これで減速できない場合は自動でブレーキを使います)
ただ、この回生によって低速時はパッとアクセルオフすると、思ったより減速感が強くぎくしゃくしてしまいます。回生させない微妙な抜き具合でスロットルをコントロールする必要があります。(以上の話は、全てEcoモードでの話です。回生優先になっているかもしれません)
インテリア他
インテリアは、落ち着いたデザインで、上質です。かみさんには、思いっきりオッサンくさいと言われてしまいました(特に、ウッドパネルの部分が)。実際オッサンなんでいいですが( 実はちょっとショック)。
シートは、調整できる場所が多く、もっと良いソートポジションがないか、まだ試している最中です。(座面の高さだけでなく角度と長さも変えられます)
電動シートなんか、重くなるからいらないと思ってましたが、カミさんとのシートポジションの調整を分けるのには便利です。Golfのときは、前後を合わせるだけでしたが、かみさんにとっては、シート高さやハンドルの高さを運転しやすいように調整できるので良いです。
ナビは、画面が大きくて、見やすいですが、案内はイマイチなところはあります。ナビの癖は、もうちょっとわかっていく必要がありそうです。
いろいろな設定もこの画面とCOMMANDを使ってやります。どこに何があるかまだまだ覚えきれませんが、色々できるみたいです。
シフトがコラムシフトというかステアリングの右上にレバーがあります。最初はえ〜と思いましたが、駐車するときなど、バックに入れるのに手を大きく動かさなくて済むので、慣れると楽です。
ドアは開け閉めした時のドア自身の重さは軽く感じます。閉めた時の音は軽い音ではないです。
リアゲートはなんと電動です。これも慣れると楽だし、早朝や深夜に大きな音を立てなくて済みます。
一体この車には幾つのモーターが使われているんでしょう。
まとめ
自分は、シンプルで、コンパクトで軽量な物が好きと思ってました。大きく重い車に乗るのは、自分の信条から外れますが、メルセデスベンツの車の作りや安全に対する考え方には感心させられてます。
また、てんこ盛りの機能の便利さに慣らされつつあります。最新の技術で現状考えられるものは全て取り込まれていると言えます。しばらくは、機能的に不足することはなさそうです。(サイドミラーレスはちょっと羨ましくなるかも)
慣らしが終わったら、長距離走にも挑戦したいと思います。