• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

KK900ssのブログ一覧

2009年06月14日 イイね!

Ferrari博物館とDucati博物館訪問記 その4

Ferrari博物館とDucati博物館訪問記 その4その4 番外編

1. ミラノ観光
(1) 最後の晩餐
ミラノには,2001年夏にプライベートで1日だけ滞在したことがありました。最後の晩餐は予約しないと見ることが出来ないのを知らず,見ることが出来なかったので,そのリベンジもしたいと考えました。
ハイシーズンでは,予約しないとまず見ることが出来ません。それ以外の時期では,夕方とか空きのある場合は見ることが出来る場合もあるようです。(今回も,午後なら見れたようです)
今回は,確実に見るために,予約することを考えました。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会のWebや電話で直接予約することも出来ますが,直前の日にちのものは,ほとんど空きがないように見えます。どうやら,地元の旅行代理店が押さえているようです。Webで探しているとなぜかフィレンツェの旅行代理店でWebで予約できそうだったので,予約,購入しました。予約したチケットは,教会のチケット売り場に届けてありそこで受け取りました。
日本の旅行代理店を通して手配することもできますが,ちょっと手数料が高すぎる気がします。


(2) ドゥオーモ
ミラノ観光の定番です。2回目ですが,荘厳さにはいつも感動します。いくら写真を撮って見ても,行って見るのとは全然違います。
屋上もお勧めです。(元気な人は階段で)。ミラノ市内が見渡せるのと,建物の細かい彫刻が良く見えます。


(3) トラムをうまく使いたい。
市街地には,路面電車(トラム)がいたる所を走っています。乗り物好きなら乗らない手はありません。
ただ,路線図はWebで確認できますが,どれに乗ってどこで降りればいいのかさっぱり分かりません。今回は,ホテルで,ミラノの中心地(ドゥオーモ付近)までの乗り方を聞いて,切符を購入して,そこの往復だけは出来ました。街の風景を眺めながら走るので,地下鉄より楽しめます。スピードは遅いので,結構時間はかかりますが。


(4) ミラノのフェラーリストア
ドゥオーモの近くに,フェラーリストアがあります。F1の実車とエンジンが展示してありました。エンジンは,Webのフェラーリストアで買えるみたいです。お金さえあれば,結構簡単にコレクションできるのに衝撃を受けました。(ばらして中を見ようと思えば出来るわけで,結構オープンです。ただ,数年前のエンジンは今では参考にならないということなのでしょう)。
お金に余裕のある方は,おひとついかがでしょうか。


ミラノのマルペンサ空港にもフェラーリストアがあり,フェラーリグッズは結構手に入りやすいです。

2. ボローニャ観光
古い町並みが残っていて,ミラノとは違った感じで,とってもいい雰囲気です。街中のいたるところにある回廊が有名です。
もっと時間をかけてみて回りたかったです。とにかく,街中を歩いているだけで楽しそうです。
ヨーロッパの古い街は,鉄道より,町のほうが古いので,駅が街の中心ではありません。大体街の外れに駅があります。

3. その他
(1) タクシー
この出張では,何回かタクシーに乗る機会がありました。コモ湖で乗ったタクシーは,フィアット スティーロ(日本には入っていない)ワゴンのディーゼルとVWトゥーランでした。スティーロのディーゼルはトルクがあって運転しやすそうでした。乗り心地は悪くありません。結構お手軽なサイズで日本に持ってくればいいのにという感じでした。トゥーランは後ろの席はとにかく固い乗り心地でした。
ミラノ市内では,プジョー206に乗りましたが,年季が入っていて,内装がたがたでした。とっても飛ばしてくれたおかげで,時間通りにつけました。
タクシーの運転は皆さん上手ですね。(当然マニュアルです)

(2) ミラノ市内を走る車
イタリア車より,ドイツ車,フランス車の方が多いですね。ルノーのモデュスは,日本に入ってきていませんが,結構面白いデザインで目を引きました。
イタリア車では,フィアット プントや先代のパンダ,ランチャ イプシロンなどの小型車が多かったです。あと,アルファロメオも156なんかには1.6Lの安そうなのがあって,結構走ってましたね。日本ではアルファロメはプレミアムでスポーティなイメージですが,イタリアでは,ちょっと大きいのはアルファロメオという感じです。日本で言うと,マークIIに乗るようなものでしょうか(ちょっと言い過ぎ? まあ,高級なのは,ランチャをはじめいくらでもありますから)
パトカーは,プントが多かったですが,たまに,155や156があって,かっこよかったです。
バイクは,あまり大きいのは市街地を走っていなくって,スクーター系が多いですね。スーツ着て乗ってる人も多いです。

こうやって振り返っていると,また行きたくなります。

次の目標は,ヨーロッパをレンタカーで旅をして,ニュルブルクリンクを自分で運転して走るというものです。(ついでに,ドイツの自動車メーカーの博物館めぐりも)
ニュルブルクリンクですが,GT4(ゲームです。念のため)で,グループCカーに乗って泣きながらタイムアタックをしていたので,コースはばっちり覚えました(たぶん)。
いつ実現するか分かりませんが,チャンスを狙いたいです。

最後まで,お付き合いくださり,ありがとうございました。

フォトギャラリー
Ferrari & Ducati博物館訪問 番外編

その1
その2
その3
Posted at 2009/06/15 01:17:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | Ferrari & Ducati博物館訪問記 | 旅行/地域
2009年06月14日 イイね!

Ferrari博物館とDucati博物館訪問記 その3

Ferrari博物館とDucati博物館訪問記 その3その3 ドゥカティ博物館

モデナ→ボローニャ
ボローニャに行く電車は,予定より30分近く遅れてモデナ駅に入ってきました。いつもこれくらい遅れるものなのでしょうか。
ボローニャまでは約30分でした。13時頃にやっと着きました。列車の遅れもあり,時間がなくなってきたので,食事は,駅に隣接したマクドナルドで済ませました。(ホント,マックは世界中どこにでもあります。)

まず,一番速そうな私鉄(Suburban Train)に乗ろうとホームに行きましたが, 時刻表の類が全くなく,聞けそうな人もいなかったので,やめました。
ドゥカティのWebに乗っていた行き方だと,駅前からバスに乗って,町の中心で乗り換える必要があります。時間的に無理なので,結局タクシーで行くことにしました。
ただ,帰りは,バスを使うつもりなので,駅の近くにあるバスチケットの自動販売機でチケットを買っておきました。(1ユーロ)


タクシーの運転手に「ドゥカーティ」と告げると,すぐ分かってくれました。良かった。
15分ほどで,工場の前に着きました。15ユーロぐらいだったでしょうか。
ちょっとだけ早く着いたので,工場の周りをうろうろしてみました。カピロッシ(MotoGP)が大きく工場の壁に描かれています。


門の守衛所に入って,「見学に来たんだけど」と告げましたが,守衛さんには英語は通じない模様で,予約したときのメールの本文を見せて,「エレーナさんから」といったところ,見学の担当のエレーナさんの名前で通じたらしく,ここで待っててみたいな感じだったので,待ってました。
しばらくすると,男女二人組が入ってきました。たぶん見学の人だろうと思って声をかけると,オーストラリア人の夫婦でした。ロンドン勤務だったが,本国に帰ることになったので,ヨーロッパを車で旅しているとのことでした(うらやましい)。こちらがフェラーリに行ってきたといったところ,教えてくれということで,場所を教えてあげました。ポータブルナビを持っていて,その場で地図を確認してました。

そうこうしているうちに,エレーナさんが来ました。


まずは,工場見学からやるそうです。
工場の中では,撮影禁止だったので,写真はありません。

工場では,まずエンジンのラインを見ました。
エンジンの部品は,ほとんどがアルミの鋳物ですが,鋳物を作るのはこの工場ではなく,協力会社から来ます。その部品を5軸のマシニングセンタで一気に加工していきます。
このあたりは,最新の工作機械でやっているようです。
古い加工ラインも残っていました。単軸の加工機が並んでいて,順番にバルブの穴などを加工していくというものでした。何回も段取りがえをやるので,精度は悪そうです。サンプルでしょうか,ラインの上にシリンダーヘッドが残ってましたが,うちのバイクと同じ世代のものでした。20年近く前のバイクはこれで加工していたのでしょう。(バイク屋にこの話をしたら,昔のエンジンは,精度が悪く,組むのに苦労したと言ってました)
加工の次は,組立です。一人がひとつのエンジンを最初から最後まで組むということでした。(一人一人に責任を持たせるやり方だといってました。Kaizenという言葉も見かけました。)
組まれたエンジンは,テストベンチに載せられ,動作や圧縮などのチェックを受けます。(まだ火は入れない)
次は,車体の組立ラインです。フレームは,また別の会社(ベルリッキ)から来てます。ホイールはブレンボ製で,既にタイヤやブレーキディスクなどが組まれた状態で納品されています。
エンジン,フロントフォーク,スイングアーム,ハーネス等,次々と組まれていきます。
バイクの形になったところで,電気のスイッチが入ります。ここでシステムのチェックを行い,問題ないとタンクにガソリンが入れられ,火が入ります。
テストの担当者がまたがって,ベンチの上で能力のチェックを行います。ここでびっくりしたのが,いきなり高回転まで回していたことです。回転の上がり方やパワーをチェックするとのことでした。
このテストで合格すると一旦,完成車の置き場に並べて置かれます。外装部品は同梱され出荷されるようです。

閑散期ということで,それほど数は流れていませんでしたが,水冷のフラッグシップマシン(1098)の発表直後で,そのラインはフル稼働でした。初めて1098の実車を見ましたがかっこよかったです。一緒に回っているオーストラリア人の旦那の方は,「ビューティフル」を連発してました。特にトリコロールカラーのSが気に入ったみたいです。(確かにかっこいいい)

あと,ショックだったのは,空冷のスーパースポーツがほとんど作られていなかったことでした。私のバイクの後継機種は,人気がなくなってしまったようです。代わりに,ネイキッドバイクのモンスターがせっせと作られていました。中排気量(696cc)のモデルがほとんどで,安くて売れ線なのでしょう。

あと,レース部門(コルセ)が入っている一角もありました。(中は見ることは出来ません)。いまでは,レース部門は,別に工場があるようですが,本社にも一部残っているようです。

工場の規模は思ってたよりこじんまりとしてました。ほとんどの部品が協力会社で作られており,エンジンの機械加工,組立,車体組立しかやっていないので,こんなもんなんでしょう。また,大きなバイクしかやっていないので,生産台数は少ないと思われます。

1時間近く,工場を見学した後は,博物館です。
歴代のレーシングマシンがずらりと並んでました。一通り,エレーナさんが説明してくれました。
2006年のスーパーバイクでドゥカティがチャンピオンになったのですが,前日にそのトロフィーが届いたそうです。そのチャンピオンT. ベイリスはオーストラリア人で,2007年からMotoGPに乗る,C.ストーナーもオーストラリア人と,オーストラリア人とドゥカティは縁があるという話で盛り上がりました。(この年,C.ストーナーが33年ぶりに日本車以外でのチャンピオンになったのでした。T.ベイリスは,2008年に再度スーパーバイクでチャンピオンとなり,引退しました)
また,エレーナさんは,日本GPの時に,サポートメンバとして,2005年と2006年の2年連続でもてぎに来てたそうで,このときL. カピロッシ(イタリア人)が2年連続優勝したのがとてもうれしかったとのこと。
一通り,説明が終わった後は,博物館内を自由に見て回ってよいとの事で,エレーナさんにお礼を言って別れました。
その後,展示じっくり見て回りました。
イモラを走った750ssや,マン島TTで,元ホンダのエースだったマイク・ヘイルウッドが乗って,4気筒の常勝ホンダを打ち負かしたべベルの900ss(これが,後のマイク・ヘイルウッドレプリカの原型になる),TT-F1のワークスマシン,スーパーバイクのチャンピオンマシン,そしてMotoGPと,垂涎もののマシンが並んでいます。
あとカジバ時代のパリダカに出た車両(エレファントがベース)もありました。


80年から90年にかけて,ドゥカティはレースの世界と市販車が結構近くて,まさにレーサーレプリカとして人気がありましたが,ここに展示してあるマシンのパーツ(マフラーやキャブレター,スイングアーム,サスペンションなど)は,レプリカも含め結構手に入る部品で,本当に,こういう部品を使ってワークスマシンを作ってレースに出てたんだと,感慨にふけってました。(中身は同じではないかもしれませんが)
私のバイクのマロッシというキャブも,ほぼ同じものがワークスマシンで使われてました。

博物館の売店で,お土産買い込んだりしているうちに,4時近くになりました。
ボローニャ市内の観光もやっぱりしたいと思い,名残惜しかったですが,博物館を後にしました。

ドゥカティ博物館→ボローニャ市街地
工場を出て,北側に向かって,バス通りに出て,右に曲がって,バス停を探すとすぐにありました。それほど待たずに,バスが来ました。結構本数は多いようです。

来たバスに乗りましたが,どこで降りたらよいか頭に入っておらず,大体,街の中心地に入ったら降りようと思い,降りてみました。結果的にちょっと早く降りすぎたようで,中心地だと思われる方向に歩き始め,街の中央のサン・ペトロニオ聖堂を見つけたときはホッとしました。
ボローニャには,斜塔があり,17:00までだったので,急いで登ってみました。駆けずり回った後の階段は結構きつかったですが,上った甲斐がありました。ここからの風景は絶景です。ボローニャの市街地が見渡せます。
古い町並みが残っているのが分かります。
そのあと,サン・ペトロニオ聖堂を見学しました。外は未完成のままです。中は撮影禁止だったので写真はありません。


ボローニャ→ミラノ
市街地中央からは,バスでボローニャ駅に行きました。(バスのチケットは,広場にあるインフォメーションで購入1ユーロ,自動販売機)
市街地を歩き回って疲れきっていたので,なるべく早くミラノに帰るために,ユーロスターに乗ることにしました。ちょうどいい18:16発のがあったので,窓口で切符を購入(クレジットカード,二等車座席指定で26ユーロ)。
夕食を食べる暇もなく,ユーロスターに乗りました。中は,結構混雑してました。
ヨーロッパの列車の車両は日本のより一回り大きい感じで,車内は結構ゆったりしてます。外は真っ暗でほとんど何も見えず,うとうとしている間にミラノに20:00頃着きました。


駅の売店でありったけのサンドイッチを夕食として買い(ほとんど売り切れ寸前だった),地下鉄に乗ってホテルに帰りました。
疲れたけど,充実した1日でした。心残りは,ボローニャの街をもっと観光したかったのと,本場のボロネーゼを食いそびれたことぐらいでしょうか。

フォトギャラリー
ドゥカティ博物館訪問(その1)
ドゥカティ博物館訪問(その2)

その4に続く

その1
その2
Posted at 2009/06/15 00:22:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | Ferrari & Ducati博物館訪問記 | 旅行/地域
2009年06月12日 イイね!

Ferrari博物館とDucati博物館訪問記 その2

Ferrari博物館とDucati博物館訪問記 その2








その2 フェラーリ博物館訪問

ホテル→ミラノ駅
ホテルからミラノ駅へは徒歩で行きました。6:05の列車に乗るために,5時前にホテルを出発しました。Googleマップで調べて近道と思われる道を選びましたが,これが,操車場裏を通る全く人気のない道で,かなりどきどきでした。大通りに出たときにはホッとしました。遠回りでも大通りを行けばよかったです。

5時15過ぎに,ミラノ駅に着きました。自動券売機で,クレジットカードを使って,切符を購入しました(二等車,座席指定で,17.5ユーロ)。
自分が切符を買って10分ぐらいすると,自動券売機の調子が次々と悪くなっていき,最後には,全ての機械が使えなくなっていました(システムダウン)。この時間,有人の窓口は空いていなかったため,切符を買えない人の列が出来てしまいました。危なかったです。
(切符を買わずに乗って,車掌から買うことも可能かもしれませんが,無賃乗車と間違われないよう説明できたか不安。そもそも英語が通じるかどうか。ヨーロッパの鉄道は,改札がなく,自分で日付と時刻を自動検札機で刻印します。車内では,車掌が必ず検札に来ます。)
何も食べていなかったので,駅の自動販売機でサンドイッチと飲み物を購入。(前日に用意しておけばよかった)

ミラノ→モデナ

6:05発の列車でミラノを出発。出発は予想に反して時間ぴったりでした。まだ,真っ暗で霧がかかっていたのもあり,外は良く見えません。
斜め前のコンパートメントには,びしっとスーツを来たビジネスマンが座っていました。
途中,昔,中田英寿がいたパルマ(Parma)も通りました。
駅と駅のの間は,ほとんど畑ですね。

モデナには,予定の7:50より20分近く遅れて8:10ごろ到着しました。(何で遅れたのか良く分かりません)
例のビジネスマンも一緒にモデナで降りました。

モデナ→フェラーリ博物館

モデナにつくと,どんよりした天気で,とっても寒かったです。(たぶん氷点下)
地図を頼りに,バスターミナルまで歩いていきました。道は難しくなく,急ぎ足で10分ちょっとぐらいでした。
(マラネッロ行きのバスは,駅前のバス停からではなく,駅から西側にある公園の先のバスターミナルから出ます。駅前からバスターミナルまでバスでもいけますが,そんなに遠くないので,歩いて行けます)

バスターミナルについて,まず,切符を購入。窓口で,「マラネッロ,往復で(英語)」というと,窓口のおばさんは,フェラーリに行くのねという感じで,にこっりと笑ってくれました。(片道2.18ユーロ)
イタリアの場合(というかヨーロッパでは,多くの場合),バスは,中心地からの距離でゾーンが分かれていて,ゾーンに応じたチケットを購入することになります。ですので,往復というよりは,そのゾーンのチケットを2枚購入したことになります。また,チケットは,車内では販売していないことが多く,チケット売り場であらかじめ購入しておく方がよいと思います。

マラネッロ行きのバスの時刻を調べると,9:00でした。ちょっと時間が空いたので,バスセンターのバール(Bar)でパンとコーヒーと軽く二度目の朝食を食べたりして,時間をつぶしました。(次のバスは,なんと11:00でした。バスで行くには,バスの時間がネックになります)
やっと,バスがきて,乗り込みました。結構人が乗っています。例のビジネスマンも乗り込んできました。

バスが,出発して,街中を走っている間に,席はほぼ埋まり,隣にはおじいさんが座ってきました。降りるときに「すみません」ってイタリア語でなんて言うんだっけと調べつつ,外を見ていると,郊外の道にでました。参考にしたWebの旅行記の情報では,フェラーリに着く前に,立体交差があり,それを上り始めると右手にフィオラノのテストコースが見え,立体交差を下ったその次のバス停がフェラーリということでしたので,ひたすら右側を見てました。すると,書いてあった通りの光景が見えてきて,思わずガッツポーズでした。
降りる合図はすでに誰かしていて,「ミ・スクージィ」といって,席を立ち,バスを降りました。モデナからは,約30分ぐらいでした。
例のビジネスマンも一緒に降り,すたすたと道路を渡って,反対方向のバス停近くの門のなかへ入っていきました。その門は,フェラーリ本社のもので,入っていったビジネスマンは,フェラーリの社員だったようです。



博物館は進行方向の右側にあります。帰りのバスの時間を確認したかったのですが,バス停の時刻表はイタリア語で自信なし。
Webの博物館の案内地図を頼りに,旅行記に載っている写真に写っていた土産物屋などを確認しながら,博物館の駐車場,入り口に到着しました。(思わず,小走りになっちゃいました)


フェラーリ博物館

博物館に着いたら,中で入場料を払います。クレジットカードが使えます。(12ユーロ,今は13ユーロですね)
受付のお姉さんに,バスの時刻をたずねると,10:50のバスしかありません。つまり,1時間しかないことが分かりました。そこからは,駆け足で中を見て回ります。

1階は,歴代のF1が展示されています。
昔,タミヤのプラモデルの年間カタログの中でしか見たことがなかったF1マシンがそこにはありました。水平対抗エンジン時代のとぐろを巻いた排気管とかを見て一人で喜んでました。あと,312Tのリアのブレーキディスクが車輪側ではなく,エンジンに近い場所にあるのを発見できたりして楽しめました。

シューマッハが乗っていたF1も展示されていましたが,小さいウイングがそこかしこにつけられていて美しくないですね。昔のマシンのほうがシンプルで好きです。

残念だったのが,ハンドルが全てMomo製の普通のものに交換されていたことです。ボタンのいっぱいついた本物をつけておくとなくなってしまうのでしょう。
(レプリカは,Webのフェラーリショップで売っています)


2階はエンジンや風洞モデルなどの展示と市販車の展示です。Dinoから,エンツォまで,いろいろな年代の車がありました。エンツォはでかいです。


F1と市販車という展示でしたが,願わくばル・マンで走ったマシンなんかも見たかったです。
平日の午前中早い時間だったので,人もまばら(他に2~3組いただけ)でした。

これだけ一度にフェラーリを見てしまうと,頭の中が飽和してしまいます。
もっと,ゆっくり見て回りたかった。(あと,もう少し予習をしていけばよかった)

博物館の売店で,ステッカーとお土産のぬいぐるみなどを買い込み,急いでバス停に向かいました。

無事に,バスに乗り込み,11:30頃にモデナ駅にたどり着きました。

ボローニャまでの切符は,自動販売機(現金のみ 2.6ユーロ)で購入。12:00の列車を待ちました。

フォトギャラリー
Ferrari博物館訪問記(その1)
Ferrari博物館訪問記(その2)
Ferrari博物館訪問記(その3)

その3に続く

その1
その4
Posted at 2009/06/13 00:21:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | Ferrari & Ducati博物館訪問記 | 旅行/地域
2009年06月12日 イイね!

Ferrari博物館とDucati博物館訪問記 その1

Ferrari博物館とDucati博物館訪問記 その12007年2月に北イタリアのフェラーリ博物館(Galleria Ferrari)とドゥカティ博物館(Museo Ducati)を訪問した際の旅行記です。
過去ネタですが,これから行こうという方の参考になればと思い,書いていきます。(4回に分けて書くつもりです)

ここに書いている情報は,2007年時点のもので,現在変わっているものもあると思います。もし,行こうと思われる方は,最新の情報に当たってください。

イントロ
2007年1月の終わりから2月の初めにかけて,なんと会社の出張で,イタリアのミラノ(Milano)に行ける事になりました。しかも一人で。
こっそり,日程を一日延ばして完全フリーの日を作り,ミラノから,モデナ(Modena),ボローニャ(Bologna)とはしごして,フェラーリ博物館とドゥカティの工場と博物館の見学に行くことにしました。

まず,北イタリアの紹介を。
イタリアの自動車・バイクのメーカーは北イタリアに集中してます。また,主要なサーキットも多いです。
出張先は,ミラノの北のコモ湖(Lago di Como)という場所でした。この湖周辺に,モトグッチ(Moto Guzzi)というバイクのメーカーがあります。コモ湖からミラノへ行く途中には,モンツァ(Monza, サーキットで有名)があり,ミラノのアレーゼ(Arese)はアルファロメオ(Alfa Romeo)の本拠地で,博物館があります。あと,ミラノ郊外のベルガモ(Bergamo)には,ブレーキで有名なブレンボ(Brembo),ヴァレーゼ(Varese)には,MVアグスタ(MV Agusta, バイク)があります。
ちょっと離れたトリノ(Trino)はフィアット(Fiat),ランチャ(Lancia)の本拠地ですね。
エミリア街道(Via Emilia)に沿って,モデナ(正確にはマラネッロ, Maranello)には,フェラーリ(Ferrari),マセラティ(Maserati),ボローニャ周辺には,ドゥカティ(Ducati, バイク),ランボルギーニ(Lamborghini),イモラ(Imora)にイモラサーキット,リミニ(Rimini)にビモータ(Bimota, バイク)があります。
ちょっと離れてヴェネチア近くのノアーレ(Noale)には,アプリリア(Aprilia, バイク)があります。
車好き,バイク好きにはたまらないエリアです。


準備編
(1) 目的地の調査
フェラーリ博物館は,一般公開なので,入場料を払えば誰でも入れます。(クリスマスと正月以外,毎日あいているようです)
ドゥカティの博物館は,工場見学とセットになっており,E-mailで申し込みます(英語)。今は,申込フォームが用意されていますね。
申し込んだ結果,午後2:00に来てくれということになりました。(Webには,11時か16時ということになってますが,11時はだめで,なぜか14時になりました)
そこで,午前中にモデナ,お昼からボローニャということにしました。

イタリア国鉄(Trenitalia)のサイトで,ミラノからモデナ,モデナからボローニャの列車の時刻を調べました。(料金も分かります)。
フェラーリ博物館へは,モデナ駅からマラネロ行きのバスで行くようです。
モデナ駅のバスは,駅前と,少し離れた場所にあるバスセンタの二箇所から出ていますが,マラネロ行きは,離れた場所の方です。

ドカティの博物館は,ドゥカティのサイトによると,ボローニャ駅からバス,電車があるようです。バスの場合は,町の中心地に出て,ボルゴ・パニガーレ(Borgo Panigale)行き(13番)に乗り換える必要があります。

時刻表を調べると,
ミラノ 6:05発 - モデナ 7:50着 (ICPlus,今は時刻が変わっているようです)
という列車がありました。ただ,この時間は,地下鉄など,ミラノ中央駅(Centrale F.S.)へ行く手段がないため,徒歩 or タクシーでホテルからミラノ中央駅まで行く必要があります。(地下鉄は6時が始発だったと思う)
(これを前提に,ガリバルディ駅(Garibaldi F.S.)近くのHoliday innを予約。ちょっと遠いが,徒歩で行くことにした。これが結構ドキドキの場面に遭遇するはめに)
モデナからマラネッロ行きのバスの時間はWebでは探せなかったので,出たとこ勝負にしました。

12時ごろにモデナ駅に戻り,モデナ 12:00- ボローニャ 12:30という電車に乗って行けば,14:00には,間に合いそうです。

ボローニャのバスは,Webサイトがありましたが,実際の地図との関連が良く分からず,これもドゥカティのサイトにある行き方に頼るしかないようでした。(今は,路線図がpdfでダウンロードできます。)
ローカル線の場合は,時刻がさっぱり分からず。これも出たとこ勝負,最悪タクシーで行くということにしました。

周辺の地図は,Googleマップで確認しました。特に衛星写真は,周りの風景をあらかじめ調べることが出来て,便利だし,ちょっと安心だし,いろいろ想像できて,なかなか楽しいです。


参考文献,サイト
・地球の歩き方2001~2002
(その時点での最新ではなく,以前プライベートでミラノに行ったときに買ったものです。お金はリラで表示されてます。)
モデナはかろうじて1ページ,ボローニャは8ページあります。モデナは,マラネッロ行きのバスセンタの位置がぎりぎり出ています。一応フェラーリ博物館の行き方が書いてありますが,これだけの情報では到底行き着けそうにありません。Web上の情報が役に立ちました。

オフィシャルサイト
フェラーリ博物館 (Galleria Ferrari)

ドゥカティ博物館(Museo Ducati)
今は,申込フォームがあり,これに入力するようになってます。

その他のWebサイト
イタリア国鉄(列車の時刻表検索が出来ます。切符の購入もできるようです。)

Googleマップ

・Nakata.net 第44回:モデナへでかけよう!
中田英寿さんがイタリアにいた時代に,パルマ,ボローニャのチームに所属してましたが,まさにこの沿線になります。Nakata.netに,スタッフによるフェラーリ訪問の紹介記事があり,参考になりました。

・旅行記(Web)
マラネロのフェラーリ博物館見学:そちぷさんの旅行ブログ
この旅行記が非常に参考になりました。バスを使った行き方が詳しく書いてあります。


その2に続く

その1
その3
その4
Posted at 2009/06/12 02:38:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | Ferrari & Ducati博物館訪問記 | 旅行/地域

プロフィール

車 Mercedes Benz C class station wagon C220d バイク Ducati 900ss(1989) に乗ってます。よろしく...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

DSGクラッチ交換 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/10/17 19:27:14

愛車一覧

メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン
2015年12月6日に乗り換えました。初のメルセデスベンツ、ディーゼルエンジンです。
ドゥカティ 900SS ドゥカティ 900SS
Ducati 900ss (1989年式) 車ではありません。バイク(イタ車)です。 こ ...
日産 マーチ 日産 マーチ
嫁の車で,結婚する前も含めて8年弱乗ってました。嫁は,中古で購入しており,93年製ぐらい ...
フォルクスワーゲン ポロ フォルクスワーゲン ポロ
約5年弱乗りました。 パワーはなかったけど,いい車でした。車に対する考え方が変りました。 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation