
DSGリコール修理をようやくやってもらいました。Dからは、連絡がなかったので、こちらから連絡しました。(メーカーであるフォルクスワーゲンジャパンからは、早くリコール修理してという催促がくるんですがね)
修理にはDSGのオイルが冷える必要があるということで、1泊2日でした。(代車は2001年式のGolf4でした。2.0Lのエンジンでうるさいですが、ワインディングをスイスイ走れます。ステアリングの感触はダイレクトです)
せっかくDに行くので、まだできていなかったGolf 7の試乗をしてきました。試乗車はGTI、Highline、Trendlineと揃っていたのですが、まずは、一番あり得るHighlineに試乗することに。
初めてまじまじとGolf7を見ましたが、幅が広がった分、どっしり感があるし、シャープなデザインに磨きがかかって、素直にカッコいいと思いました。

内装も一層上質になりました。Highlineのアルカンターラシートはいいですね。
試乗車は、アダプティブシャシーコントロールDCC装着車でした。DCCの設定、エンジンのecoモードの設定などは、Composition Mediaと呼ばれるディスプレイとその周辺のボタンやつまみで操作して設定します。また、オートクルーズ、レーンキープアシストなど設定する項目は一杯あります。営業さんに軽く説明をうけましたが、マニュアルを読まずに操作を把握するのは無理でした。
試乗コースは、いつもの、高速とワインディングを含む1時間のコースです。
走り出して、DCCをコンフォートとノーマルを試してみましたが、その差は、小さいと感じました。
静粛性は、当然自分の車よりは、良いですが、ロードノイズやエンジンの音はそれなりに入ってきます。(静粛性については、毎度のことですが、自分の車に乗り換えてがっかりするというパタンでしょう)
次は、高速道路です。エンジン能力は十分というか、自分の車と同じ排気量、同じシングルターボのエンジンとは思えない感じです。とスペックを後から見直すと自分の車は、122 ps (90 kW) / 20.4 kgm (200 Nm)に対し、140 ps (103 kW) / 25.5 kgm (250 Nm)でした。かなりパワーアップしてます。
走っていると、ステアリングの感触がおかしいと感じてました。中立付近でちょっと動かすと反力が強くかかります。電動パワステ出始めのころの出来の悪いパワステの感触でした。Golfの直進安定性やステアリングの感触を信頼していただけになぜだろうと考えていたのですが、理由がわかったのは、高速をおりてからでした。理由は、レーンキープアシストでした。車が車線内を外れないようにステアリングに力がかかっているようです。レーンキープアシストがONであると認識した上で、ステアリングの感触なら問題ないのかもしれませんが、ちょっとこの違和感だったら使わないかもしれないですね。
高速を降りた後、コンビニの駐車場でレーンキープアシストを解除しようと悪戦苦闘しました。(レバーのボタンとステアリングのボタンを操作する必要がありました)
高速の次はワインディングです。
DCCをスポーツに変更して、走り出しました。若干ダイレクトな感触になりました。Sモードや、マニュアルシフトで走ってみました。エンジンのパワーアップもあり、十分な速さです。Sモードで走っていてシフトレバーでマニュアルモードにするとSモードが解除されるようです。シフトレバーを右側に戻してもDモードに戻るようです。パドルでシフトした場合は、Sモードが解除されますが、暫くするとSモードに戻ります。(Sモードへは、Dモードからシフトレバーを下に一回下げることで入ります。Sのシフトポジションはありません)
DCCをノーマルやコンフォートにしてみましたが、ワインディングが走りづらくなるほど減衰が弱くなるわけではありません。
ハンドリングは正確で安心感のあるものでしたが、ダイレクトな感覚は薄れてきているかもしれないです。(直後に代車のGolf 4に乗ったから、余計にそう感じたのかもしれません)
さてさて、一番気になっているエコドライブに関する機能・性能です。まず、気筒休止ですが、アクセルOFFやアクセル開度が小さいと気筒休止の表示がされます。この切り替えの時は、ショックとか全くわかりません。気筒休止の際は、ギアが一段下がって、エンジンの回転が高目になりました。(高めと言っても2000rpm以下です)。4気筒で低い回転で走るより、2気筒でチョット高い回転で走る方が燃料消費は少なくて済みますね。
しかし、コースティング(ニュートラル走行)はしていないようでした。ワインディングを抜け、一般道に入った後、ecoモードにしてみました。アクセルOFFでは、ほとんどの場合「フリーホイール」という表示になり、コースティングモードになりました。 アクセルOFFでの燃料カットよりコースティングが圧倒的に優先されます。
コースティングは、ドライブモードで有効になるようです。(マニュアルモードでは入らない)
エコドライブの機能は、マシンにお任せの時に、最大限効果を発揮するようになっているようです。
続いてはアイドリングストップです。 アイドリングストップした後、アクセルを踏むまで、エンジンが再始動しません。再始動してすぐギアがつながるので、結構ショックがあります。これまで、VWのアイドリングストップ付きの車は経験済みでしたが、こんなことはなかったのでなぜ?という感じでした。
これは試乗後に理由がわかったのですが、ヒルホールドがONだったためでした(ONだったのは知っていたのですが、このような現象になると理解してませんでした)。停止時、アイドリングストップとヒルホールド状態になるようです。(ヒルホールドOFFでも、5と同じようにブレーキペダルを強く踏むとヒルホールドが効くのであれば、OFFで良いですね)
まだ試乗されていない方は、エンジンのモード (ecoモード)の確認と、レーンキープアシストとヒルホールドはOFFにして試乗されることをお勧めします。
あと気になったのが、ギアのシフトタイミング(ギアチェンジが可能になる回転数)が異なってました。うちの車は7速へは、マニュアルモードの場合、50 km/h (1077 rpm)弱で入りますが、Golf 7 Highlineでは、マニュアルモードでは、60kmで7速に入ります。またまた仕様を確認するとギア比は、Golf 5,6と変更になっており、以下の通りでした。
Golf 7 Highline
ギア 変速比 最終減速比 総合減速比
1 3.500 4.800 16.800
2 2.086 4.800 10.013
3 1.342 4.800 6.442
4 0.933 4.800 4.478
5 0.973 3.428 3.335
6 0.777 3.428 2.664
7 0.653 3.428 2.238
タイヤサイズは225/45R17なので、タイヤの直径は、17 × 25.4 + 225 × 45% × 2 = 634.3 [mm]
60 km/hでのエンジン回転数は、
60 [km/h] × 1000000 [mm/km] / 60 [min/h] / π / 634.3 [mm] × 2.238 = 1124 [rpm]
Golf 5,6 (7速DSG)
ギア 変速比 最終減速比 総合減速比
1 3.764 4.437 16.701
2 2.272 4.437 10.081
3 1.531 4.437 6.793
4 1.121 4.437 4.974
5 1.176 3.227 3.950
6 0.951 3.227 3.069
7 0.795 3.227 2.565
(ギア比とタイヤサイズ、エンジン回転数から車速を求める方法は
こちら)
Golf 7 60 km/hの時 1124 [rpm]
Golf 5,6 50 km/hの時 1077 [rpm]
となり、シフトアップのエンジンの回転数はほぼ同じか若干上がっているようです。
(ハイギヤード化とパワーアップで最高速は上がっているかもしれないですね)
今後導入される車種について、営業さんにいろいろ聞きました。
東京モーターショーで展示されているVariantは1月から販売だそうです。リーフレットをもらいましたがまだ仕様や価格は決まっていないそうです。(あとナビと車両情報表示、オーディオが一体となったDiscover Proのカタログももらいました。これはまだ納期がだいぶかかるそうです。価格は、これまでの純正ナビと同じか安いぐらいでした)
来年は、電気自動車やハイブリッドが投入されるのではないかということで、ディーゼルはその後らしいです。
来月、車検なので、車検の日程を予約しておきました。今回は車検を通して、次期車は、じっくり検討して行くことにします。