GTI購入の顛末　その2

営業から値引きの話を聞いて、新車の購入が真実味を帯びてきました。何たって、下位グレードのモデルと購入価格では逆転現象を起こすという破格の条件。心は揺れる。

妻のクルマは走行距離が少なく、まだまだ乗れる。

これに乗り続ければ車検費用だけで済みます。

長女が大学生、あと１年ちょっとでおそらく次女も大学生。

そんな状況でクルマのローンを組むというのは常識的に言って無謀です。

ましてやワタシは一応ファイナンシャル・プランナーなのに。

もしクライアントが同じ相談をしたら
「何言っとるんですか、教育資金はどうするんですか」
で一蹴するような話だよなぁ～。

しかし今回改めて思いましたが、車というのは古くなるだけで消耗するもの。

少し前にバッテリーを交換したばかりですが、あと２年は乗るということになればタイヤも替えなければならない。これで約１０万円。

エアコンのガスが漏れるので、３ヶ月ぐらい経つと補充する必要があります。冬はエアコンを使いませんが、年に２回は充填するとして約１万円。

さらに、久しぶりに運転したらステアリングから異音と振動がすることに気がついた。後でわかったのですが、パワステポンブのホースからオイルが漏れていて、このホースの部品代だけで３万以上するということでした。

どれも新車を買うことに比べれば大した額ではありません。

しかし…査定はわずか１０万円。

クルマは償却資産なので仕方ないことですが、長く乗っていれば、ほとんど価値のないクルマに何十万もかけなければならなくなります。新車だろうが中古車だろうが、メンテナンス費用は同じだからです。どんなに気に入った車でも、やがてはこの現実にぶち当たる。

しかし購入するとなれば、クリアーしなければならないのが毎月の支払いです。

職種変更でボーナスが当てにできなくなり、月均等でないと後から支払いで苦しむことになる。

しかし、今のローンだって十分苦しいのに…。やっぱ次女が大学出るまでクルマなんて無理かなぁ、とあきらめモードになったとき…

「待てよ、禁煙したら払えるんじゃないか？」と思いついた。