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先日P ZEROからPilotSports4に履き替えました。

８か月ぶりのPS4ですが、PZ4に比べるとやはり当たりが柔らかいですね。

音も若干静かだし、なんとなく直進性もいいような気がします。

運転して楽しいのがPZ4、気持ちいいのがPS4というのが改めて感じる私の印象。

勤務先のビルで借りている駐車場は自走式の立体型ですが、スロープを回っているとき、ステアリングをいっぱいに切りながらサスが縮むとギシギシ音がするようになりました。

一度ディーラーでグリスでも吹いてもらわなきゃあかんかと思っていたのですが、聖高原と斑尾高原を頑張って走っていたらギシギシがほとんどなくなりました。

たまにはサスも目一杯伸縮させないといけないってことでしょうかね？

ツーリングに行ったときは旅の記録としてドラレコの映像をPCにコピーします。

GTIのドラレコはフロントだけなので、32GのSDでだいたい1.5～2時間記録できます。

途中で入れ替えながらSD3枚を取り出し、PCに移そうとしたところ…

1枚目のSDのデータがほぼ空っぽ。

中を確認すると、去年7月の映像が一つ残っているだけです。

おかしいなと思いつつ、仕方ないのでフォーマットしようとしたら…

書き込み禁止ですとエラーメッセージが。

micro SDなので書き込み禁止のスイッチはありませんから、結局はSDカードの寿命と思われます。

それにしても保存されていた最後のデータが去年の7月ということは、1年以上何も録画していなかったということになります。

その間にもし事故があったとしたら、ドラレコ付けてた意味ゼロです。

ドラレコのSDカードは記録と消去を絶えず繰り返していて消耗が激しいですから、定期的な点検を怠ってはいけないなと改めて思いました。

塩尻まで１９号線を走っていて気付いたのは道の駅が多いこと。コンビニがほとんどないのでトイレ休憩にはとても助かります。

しかし少し走ればまた道の駅がある感じで実に多い。いったいどれくらいあるんだろうと調べてみました。

都道府県別（２０２１年度）でみると、やはりトップは北海道でダントツの１２９。面積を考えれば当然ですね。

で長野県はというと５２で第３位なんです。よく見かけるわけだ。

ちなみに岐阜県は５６で何と全国２位。

しかしこんなにたくさん作って、採算が合っていない駅も多いと思うんですが。

長野市に入ってランチタイム。お昼はラーメンを食べたいなと思い幸楽苑へ。

「長野まで来て幸楽苑かよ」とも思いましたが、私の住む町では幸楽苑が撤退してしまいましたので久々に食べてみるのもいいかなと。

注文したのは塩ラーメンと餃子のランチセット。なかなかおいしい。

おなか一杯になってお会計。６００円に消費税で６６０円かと思ったら税込みで６００円でした。安っ！

確か以前経営難に陥ったはずですが、相変わらずこんな値段で採算合うんだろうかと逆に心配になりました。

「幸楽苑＝安い」というイメージが定着しちゃったのかなあ。

（その１）で書いたように今回のツーリングは失敗というか、モヤモヤしたものが残りました。

理由の一つは北志賀まで行ってほとんど何も思い出が蘇らなかったこと、もう一つは道の流れがあまり良くなかったことです。

やはり運転、特にツーリングというのは、自分の走りたいペースで走るから楽しいのだという当たり前のことに気が付きました。

これが今回のツーリングで得た最大の気づきです(笑)。

和歌山にしても先日の千里浜オフにしても、運転と景色に没頭することができたからこそ楽しかったわけです。

1日で往復600km以上、約14時間をほとんど誰とも喋らず運転席に座っていて、特に行きは我慢を強いられる時間が長かった。

そのため別の意味で運転に集中できず、ずっとあれこれ考え事をしていました。

その時の雑感をつらつら書いてみたいと思います。

【車の流れがゆっくりなのはなぜか？】

南木曽から松本、長野市近郊での国道のスローペースに「なんでこんなに遅いんだ」とずっと考えていました。

平均速度が遅くなる理由は2つ、道路とドライバーです。

塩尻までの19号線は木曽川沿いの片側1車線、ほぼ全区間追い越し禁止ですが、飛騨川沿いの41号だって似たようなもの。

塩尻から松本の市街地でふとナビの地図を見て気付きました。

帰ってからGoogleマップを見ても、松本の市街地で片側2車線あるのは国道158号線で、それも長野自動車道の松本IC付近だけ。

長野も岐阜と同じで車がないと不便なところだと思うんですが、あまり道路は整備されないのかな。

聖高原を越えて長野市内に入ると、篠ノ井バイパスや長野バイパスとして整備された国道18号は片側2車線の区間があり、さすが県庁所在地だけのことはあります。

しかし片側1車線道路でペースが上がらないのは当然として、バイパス区間においても道が空いているのにペースが上がらないのです。

たまたまか？と思いましたが反対車線を見ても同じようなペースです。警察の取り締まりでもやってるのかと思うほど。

愛知・岐阜の常識からするとあり得ないくらい遅いです。

ここでワタクシ仮説を立てました。

岐阜県の場合、慢性的に通行量が増えて渋滞が多発すると、割と早めに道路整備が行われます。

しかし長野では目的地に早く着きたいと思う人が少ないので、道路を拡幅したりバイパス道路を作ったりして道路の流れをよくする必要があまり生まれないということではないでしょうか？

誤解のないように申し上げておきますが、長野県民の運転にケチをつけているわけではありません。

愛知・岐阜の、絶えず競争しているかのような小忙しい運転もどうかと思います。

速度を抑えることが事故防止に有効であることは言うまでもありません。

しかし、現代の車の設計やセーフティーデバイスの充実を考えれば、もう２～３割ペースアップしても事故が増えたりしないんではないかと。

で、これだけ安全運転をしているのだから長野県では事故が少ないのではと思って調べてみました。

警察庁交通局「令和3年中の交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締り状況等について」で都道府県別の事故発生率（保有台数当たり）がわかります。

まず全国１位は大阪府の0.91%。なんとなくわかる気がする。

２位は東京の0.88%と、密集度合いを考えれば妥当か？

中部地方はというと、交通事故の多いイメージのある愛知県が0.57%なんですが、隣県であるわが岐阜は0.22%で三重が0.23%とずいぶんな開きがあります。これは愛知に比べて過疎地が多いからでしょう。

意外だったのは静岡で、東京都とほぼ同じ0.87%もあります。なんでかな？

さて長野県。保有台数は1,381,883台で岐阜の1,302,249台と同じくらいですが、事故率は0.35%で岐阜の1.5倍。

【斑尾高原と野尻湖へ】

合宿では、自分のバンドの練習がない者同士が車に乗って斑尾や野尻湖に出かけました。

８０年代、白馬や苗場にここ斑尾、今はすっかり寂れて見る影もない清里あたりが若いギャル（！）に人気の観光スポットでしたね。

北志賀から斑尾までは近く、２０分ほどで着きます。

斑尾高原へは山道を結構上っていかなければなりませんが、道幅は広く、ヒルクライムなどのイベントも行われます。運動部の合宿なのか、トレーニングで走っている学生をよく見かけました。

で上がってみると、ここでも「あれ？こんな感じだっけ？」。

やはり思い出が甦ってくるようなことはなく、斑尾高原ホテルで写真だけ撮って下りました。

斑尾から下りて向かったのは野尻湖です。最後に訪れたのは妻と結婚して初めてのＧＷだったと記憶しています。３５年前ですね。

今まで野尻湖に来てもボートに乗るぐらいしかしたことがなかったので、何か別のことをしようと思いました。

昔社会科の教科書に載ってたので「そうだ野尻湖といえばナウマンゾウだ（？）」と思い立ち、野尻湖ナウマンゾウ博物館に行ってみました。

着いた時点で３時半を過ぎており、帰りのこともあるので入館してもサラッと見学して終わりです。

このあと湖畔で黒姫山か妙高山をバックに写真を撮りたかったのですが、なぜか走っているうちに湖からどんどん遠ざかってしまい断念。

【帰途につく】

もう４時を過ぎてしまったので、帰りは高速を使って帰ることにしました。

実は時間があれば松本から安房峠を越えて高山に行き、せせらぎ街道から郡上八幡そして１５６号線で岐阜までという、往復600kmあまりをオール下道で行くプランもあったのですが、高山から高速を使ったとしても１１時過ぎるのが確実だったのでやめました。

全国どこに行っても出光のセルフで給油すると決めているので、高速に乗る前にあらかじめ検索しておいた豊野のGSに立ち寄りました。

車載コンピュータでは無給油でギリギリ帰れそうでしたが、ハラハラしながら長距離ドライブするわけにもいきません。

スタンドから最寄りのインターである小布施スマートインターに向かいます。

インターの入り口に着くとちょうど真向かいに結構大きな道の駅があったので、ここでお土産を買っていくことにしました。

農産物直売所で桃とリンゴとネクタリンを購入。

インターから長野自動車道に入り、ひたすら南下します。

長野自動車道は久しぶりですが、カーブが少なく周囲の見通しもよくて快適な道路です。

途中立ち寄った姨捨SA。燕のヒナがまだ巣立つ前でした。岐阜ではとっくに旅立っていきましたので緯度の違いを感じます。

展望台もあって、眼下に素晴らしい眺望が広がっていました。

モヤモヤの残ったツーリングでしたが、長野らしい風景が２か所も見られてよかったと思いました。

…でも帰ってから地図を調べたら、行きと帰りで同じ景色を写真に撮ってました(笑)。

【聖高原から長野へ】

ようやく松本の市街地を抜けると１９号線は犀川に沿って進みます。

前にはゆっくり運転のグランドハイエースがいて、またしばらくこいつに付いて行かなきゃいけないのかと思っていたところ、木戸橋のところで１９号とは反対方向をナビが指示しました。

看板には聖高原とあり、明らかに山へ登っていく道です。

VWのナビはいまいち信用できないので本当に大丈夫かなと思いましたが、１９号のスローペースにいい加減うんざりしていた私は、長野市まで１９号で行くのをあきらめ、ナビが案内する４０３号線に進みました。

４０３号に入ると道はガラガラ。スポーツモードにしてワインディングロードを駆け抜けます。ようやくツーリングらしくなりました。

ナビの地図に湖が見えたので立ち寄ったのが聖湖。釣りやボートを楽しむ人たちが見られました。正面の山にスキー場も見えます。

少し進んで峠を越えると視界が開け、展望台がありましたので急遽停車。千曲川展望公園といい、素晴らしい眺望でようやく長野に来たという感じがしました。

【北志賀小丸山へ】

長野市に入って昼食を取り、小丸山スキー場を目指します。

別にスキー場に思い入れがあるわけではなく、割と小さなエリアなので、ここに行けばかつて訪れたペンションが見られると思ったからです。

ところがこれが誤算でした。

こういう田舎ではありがちな話ですが、ナビの地図が現地と微妙に合わず、「いやここは行けないだろ」という案内をしてきます。

４０年前の記憶が曖昧で当時の道をまったく思い出せません。当時自分で運転していればそれなりに覚えていたかもしれませんが、乗せていってもらったのでダメですね。

結局スキー場には行けましたが、「あれ？こんな所だったっけ？」という感じでペンションを見つけることはできず、仕方なく記念に写真だけ撮って引き上げました。

思い出をたどろうと思ったのに、初めて来た場所のようでした。