駆逐艦ベッドフォード作戦

CS放送を契約していて嬉しいのは、ずいぶん前、例えば子供の頃などに観たことのある映画を再び見られたり、一度観ようと思っていて機会を逃したままだった映画を観ることができること。

特にＢ級映画だったりするとわざわざビデオを借りてきてまで観ようとは思いませんし、またビデオ化されていないタイトルもあります。

チャンネルで言うと、ザ・シネマやシネフィル・イマジカなんて結構私好みのマイナーな作品を放映してくれる。

先日も５０年代の古いＳＦの「宇宙水爆戦」とか「禁断の惑星」なんかが流れてました。

「宇宙水爆戦」は今見ると何じゃコレ？みたいな内容な気がしないでもありませんが、「禁断の惑星」は往年のＳＦ映画の名作ですね。

さて、番組表で見つけ思わず録画したのが「駆逐艦ベッドフォード作戦」。

小学生の時に２度ほどテレビ放映版を吹き替えで見たっきりですな。

主演のリチャード・ウイドマーク、ファンだったんですよ。

ああいう個性的な俳優が好きですね。ロバート・ショウとか、敵役の多かった俳優に好きな人が多いです。

以前見たのは３５年位前ですからほとんど覚えていなかったんですけど、衝撃のラストだけは覚えてた。

ソ連の原潜を追い詰めることに執念を燃やす冷徹な艦長（ウイドマーク）が犯した取り返しの付かないミス。

最後の最後で記者役のシドニー・ポワチエが「どうするんだ!?」と詰め寄る。

次の瞬間、核魚雷によって何もかもが消滅…。

公開が１９６５年ですから、冷戦真っ只中ですね。

「クリムゾン・タイド」はひょっとしたらこの映画をヒントにしたのかもしれない。

ジーン・ハックマンとデンゼル・ワシントンの対決…ちょうど白人と黒人だし。

誤ってアスロックの発射ボタンを押してしまう士官役、何度も見たことのある人なのですがどの映画だったかなかなか思い出せなかった。

ネットで調べててやっと思い出しました。「バルジ大作戦」の終盤で活躍する将校役のジェームズ・マッカーサーでした。

それから冒頭で登場する三人の科学者のうちの一人に思わぬ配役が。

「あれ？」と思いましたが声でわかった。
ドナルド・サザーランドでした。

ずいぶん若い（あたりまえか）

ご存じないですか？
「２４時間」のジャック・バウアーを演じるキーファー・サザーランドのお父さんです。