ビンラディンがいなくなっても平和は来ない

ビンラディン殺害のニュースが驚きと熱狂をもって世界中を駆け巡りました。

大喜びする米国民と、作戦成功に胸を張るオバマ大統領をニュースで見ながら、ああやっぱりこの世から殺し合いは無くならんなと思いました。

たしかに911テロは悲惨であり大いなる不幸であります。

またどうリクツこねてもテロが正当化されるはずもない。

しかしテロをやる側にもやる理由はある。

アメリカが本当に何もしていないのならテロの対象となることはないわけで。

アメリカが法治国家を標榜するのであれば、せめて生け捕りにして裁判をやってほしかった。

たとえ出来レースになったとしても、そのほうがまだ納得できる。

他国に通知もなしに特殊部隊を送り込んでいきなりぶっ放す、というやり方はタリバンあたりとどう違うのか。

結果的に正義も道義もこの世にありはしないのだとアメリカが全世界にアピールしただけのような気がして、とても憂鬱な気分です。