父の初盆と菩提寺の「若」デビュー

役所や金融機関には盆休みというものがございません。

この業界もずいぶん長くなりましたから、いわゆる世間で言うところの「盆休み」が大体いつ頃から始まっていつ頃終わるのかがいつもわからなくなります。

ＴＶニュースで「帰省ラッシュが…」なんて流れると、「あ、お盆なんだ」ってな具合です。

さて今日は父の初盆で「ご縁さん」すなわち菩提寺の住職に来ていただいてお参りをいたしました。

実は今日のお勤めは住職のお孫さんが来られました。

住職はもうかなりの高齢で持病もお持ちなのですが、息子が早世してしまったために後を継がせられず、お嫁さんと二人でお寺の仕事をしていらっしゃいます。

早く引退したいご住職にとって、孫のデビューは待ちに待ったところな訳です。

といってもまだ龍谷大学の大学院生で来春卒業なので、本当のデビューはもう少し先。

しかし夏休みは猫の手も借りたいところですから、当然のように「若」も檀家まわりをしているのです。

妻と娘は「若」が来ると知って、どんな子か楽しみに待っていたのでありました。

結果はお母さんソックリで後から大笑いしていましたが（失礼な話）、まだ慣れていないのでカチンコチンでありまして、おまけに緊張とこの暑さで滝のような汗。

見ているこちらがハラハラしてしまいます。

将来的には「若」に全部お願いすることになるわけですが、じきに慣れて堂々としてくるんでしょうね。