スネアドラムのレストア（その３）／ようやく完成

スネアのレストア顛末記、今回で最後です。ご興味のある方（います？）、もう少しだけお付き合いください。

ようやくパーツが揃いましたので組み立てに取り掛かります。

その前に、ebayではるばるアメリカから取り寄せた８０年代のチューニングボルトですが、胴の深さが５インチと６．５インチでは違うということに今回初めて気が付きました。(-_-;)

昔から中古のラディックは６．５インチばかり買っていて、５インチは比較的最近入手したもののメンテしてからほとんど放置していたため気が付かなかったというお粗末な話。

改めて外したボルトを確認してみると８本だけがオリジナルだということが判明したので、１２本をamazonで取り寄せ。６．５インチ用だけは同一規格品の純正品をamazonで買えるのですが、だったらわざわざebayで買う必要もなかったと。結局ebayで買った方は５インチの方に回しました（半分以上非純正が使われていたので）。

ebayで入手したパーツと元々のパーツを組み合わせてストレイナースイッチを組み立てます。

まずは錆落とし。

このP-70とP-71というパラレルアクションスナッピースイッチの全容がこれ。上のP-85と比べて部品点数が断然多いことがわかります。

スネアガードがかなり変形していたので、バイスに固定してプラスチックハンマーで叩きながら修正します。板金屋さんみたいにはいきませんが、まあまあ見れるレベルにはなりました。

ebayで取り寄せた調整ノブも使い、ようやくスイッチ完成。

あとは外したすべてのパーツをシェルに取り付けるだけです。

これまたamazonで買った専用スナッピーと、手持ちの中古ヘッドを取り付けて完成。

届いた時と比較すると、相当マシになりました。

落札したのはほとんどレストアが目的なので、この後またオークションで売却するつもりなのですが、問題は売値。

何やかやで５万円以上かかってしまいましたが、ではこれが５万円で売れるかというと、ちょっと…。中古の楽器は入手した金額で売却できることが多いのですが、今回は大赤字になりそうです。