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SPEEDKINGのブログ一覧

2024年01月25日 イイね!

天下分け目の関ヶ原に大雪

天下分け目の関ヶ原に大雪
今シーズンの最強寒波が襲来し、日本海側を中心に大雪となりました。
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23日の夜中は星も見えていて「本当に雪が降るんかいな」と思っていたのに、朝起きたら真っ白。
岐阜県平野部30cmというのもズバリで、今どきの天気予報は本当に凄いです。

昨日は関ケ原町で記録的な降雪(短時間に降った量として観測史上初)があり、名神で上下線とも6kmほどの立ち往生があったのはご存じのとおりです。
自衛隊の出動まで要請することになりましたが、長時間の立ち往生は燃料の枯渇につながるので命にもかかわります。
あの現場にEVがいたのかどうかはわかりませんが、もしEVだったらどうなるんだろうというのは気になるところ。
これについては昨年「逆境でもEVは使えるか?」というタイトルでブログを書きました。
立ち往生の原因を作ったのはスタックした乗用車かトラックでしたが、スタッドレス履いてたんでしょうかね?

ひどい立ち往生は全国ネットで取り上げられ、「岐阜県関ケ原町で…」と繰り返されてちょっと恥ずかしかった。
報道ステーション見てたら系列のメーテレの記者が関ヶ原インターの料金所前で取材してましたが、あそこで喋る必要あるんかな?

さてこの立ち往生で大変な苦労をしたトラックドライバーがたくさんいらして、SNSで「もっと早く通行止めにすべきではなかったのか?」という声も。
しかし地元の人間ならわかりますが、あそこで名神を通行止めにしたら今度は国道21号が動かなくなります。
緊急車両も通れなくなり、もっとひどい結果になった可能性が高いです。
関ヶ原で東海地方と関西地方を結んでいるのは名神と21号ぐらいしかありません。迂回路が無いんですね。
新名神はかなり南だし、名阪国道も通行止めになっちゃったし。

今年は暖冬だって言われてたのに(実際そうだが)、温暖化のせいなのか降雨量と降雪量がどんどん増えてきている。
安全基準やリスク管理の方法を根本的に見直さないといけないのかもしれません。

Posted at 2024/01/25 21:23:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車業界のこと | 日記
2023年07月30日 イイね!

ビッグモーターの問題で思うこと(その2)

ビッグモーターの問題で思うこと(その2)
【結局誰の責任、何の問題なのか】
「元社長や元副社長の刑事責任を問えなければ根本的な解決にはならない」と発言している人がいます。
しかし元社長はともかく、元副社長が諸悪の根源だったのかどうか。

元副社長はゴルフばっかりしていたそうなので(よくあるダメな2代目)、「もっと儲けろ」とプレッシャーはかけたのでしょうが、
「ネジを刺してパンクを偽装しろ」とか
「ゴルフボールを使って雹が当たったように見せかけろ」とか
「除草剤を撒いて邪魔な木を枯らしてしまえ」
とか具体的に指示していたとはあまり思えません。

ただ「修理代金にノルマを設定して達成できなければ店長降格」みたいなことは日常茶飯事だったそう。
これが過度になって精神的に追いつめられると、戦争時の残虐行為のようなことが起きるのは心理学的に証明されていますね。
つまり、ノルマ達成のプレッシャーが限界を超えたために、まともな状態だったらやらないことをやる人間が出てくる。

わざとネジを刺せば自然な感じでパンクして保険会社が金を出す。

「えっ、そんなことまでやるのか?」と最初は懐疑的だった他店の責任者も、「今回だけだ」とか言って見習ってしまう。

「ちゃんと直せばお客に迷惑は掛からない、どうせ他も直すんだから」と思ってゴルフボールをぶつける。

街路樹まで枯れると思わず除草剤を撒いたら、視察に来た幹部が「見通しが良くなったじゃないか」と褒める。

そんな感じでエスカレートしていったんじゃないでしょうか。

だから、辞めた元社長と元副社長の罪を暴いて全責任を負わそうとしても、結構難しいんじゃないかという気がします。

【この事件をきっかけに見直した方がいいと思うこと】
ズバリ、自動車保険の保険金請求の仕方です。

自動車保険をお使いになった方は多いと思いますが、請求書を書いたことのある人はいますか?
ここが生命保険と決定的に違う点で、自動車保険の場合、請求と支払いは修理業者と保険会社で直接行われ、加入者は介在しません。
いくつか理由はあるのでしょうが、加入者の手間を省けるメリットは大きいです。
しかし修理業者(またはディーラー)から、「こことここを直します。修理見積は〇〇円を予定しています。」と確認されることはまずありません。

事故等で車を傷つけたとき、たいていは「夢であってほしい」と何度も破損個所を見ますよね?
その状態で車を預けるので、当然そこを直すものだと思います。
できれば去年へこませた所もついでに直してくんないかなあ、と言ってもダメです。
その「ついで」を作り出して水増ししたのがビッグモーターだったわけです。

破損個所の写真と修理見積を作って顧客に確認すれば不正行為はまずできない。
板金修理の際に必ず写真は撮りますから、手間はかかるけど難しい話ではありません。
(なんでそんなにかかるんやとケチをつける人が出るでしょうが)

自動車保険でも生命保険でも、基本は相互扶助です。

自分が支払った保険料の何十倍もの金額は、他の契約者が支払ったお金から出ています。
決して保険会社が出しているわけではありません。
こんないいかげんな保険請求に自分のお金が使われたことに、当事者以外の人も怒るべきです。

前回のブログでも書いたように、自動車業界と損保業界はかなりいいかげんなところが多いので、いいかげん見直すべきではないかと思います。
Posted at 2023/07/30 20:58:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車業界のこと | ニュース
2023年07月30日 イイね!

ビッグモーターの問題で思うこと(その1)

ビッグモーターの問題で思うこと(その1)
ビッグモーターの不正行為については監督官庁や自治体が一斉に動き出し、大変な状態になっています。
当事者ではない国民も、日ごろのうっぷんと猛暑のせいか、ここぞとばかりに叩いている感じです。
この話題はさすがに皆さん関心があると見えますので、あくまで私の所感ですが続きを書いてみたいと思います。
(書いているうちにやたら長くなってしまったので2回に分けます)

【兼重元社長の記者会見について】
「私は全く知らなかった」という発言を聞き、言うに事欠いて…とまず思いましたが、社員のインタビューを聞くと詳細は聞かされていなかったんだろうと思います。
違法行為に手を染めるまでに従業員を追い込んだのは、既に報じられているように副社長だった息子の方でしょう。
元社長が本当に金儲けのために手段を選ばない人であれば、ゼロから立ち上げた会社をここまで大きくはできません。
(ニュース映像で繰り返し流れているLINEのスクショに元社長発信でかなりエグイ書き込みがあるのは気になるところですが)

しかし「私は知らなかった」「ここまでするなんて」という発言はいかがなものか。
「断じて私の指示ではない」と言いたかったんだろうと思いますが、社長のガバナンス(企業統治)がまったく効いていない、つまり自ら経営能力がないと白状しているようなものです。
であれば、社長を辞職しても何の意味もないということになります。
ましてや指摘されているように大株主であることには変わらないので、これからビッグモーターは生まれ変わりますと言ったところで説得力はありません。

本当にビッグモーターという会社と従業員そして取引先を守りたいのであれば、大半の株式をどこかに売却するべきでしょう。
というか、このまま行けばかなりの確率で経営破綻すると思います。
新社長は人望もありしっかりした人みたいですが、元副社長のやりたい放題を止められなかったわけですから、あれだけの組織を立て直すだけの能力があるとは思えません。

【損保各社の責任は?】
取引のあった損保に金融庁が報告書の提出を求めました。
あくまで私の意見ですが、損保ジャパンだけは厳しい処分になると思います。もしかしたら業務改善命令が出るかもしれません。
ビッグモーターに対して損害賠償請求を起こしましたが、やらなかったら不正請求を黙認していたと言われかねないからでしょう。
しかしビッグモーターと結託していたとは言いませんが、かなりの請求金額でも書類だけで支払っており、「見て見ぬふりをしていた」としか考えられません。

ここで前回の書き込みについて補足をひとつ。

「不要な保険金支払いは結局加入者(車の所有者)が負担することになる」と書きました。
保険を使う場合、支払金額にかかわらず次年度の3等級ダウンとそれに伴う保険料のアップは同じです。
ですから無用な修理を上乗せすることで直接的に得をするのはビッグモーター、損をするのは保険会社であって加入者はそれ以上のマイナスはありません。
しかし自動車保険は毎年保険料率が見直されるので、支払いが増えれば保険料が高くなります。
(ただ無事故であれば割引が進むので「割高」になったことに気づきにくい)
ですから、不正請求が横行すれば保険料の上昇は結局加入者の負担になるのです。

【消えてしまった街路樹】
木を枯らそうと思ってやったとは思えませんが、除草剤で雑草だけが無くなると思ったのなら思慮分別が無さすぎです。
おそらく店舗周辺の美化を厳しく管理したことが発端でしょうが、それが除草剤に発展してしまう社内の雰囲気が問題なんだと思います。
このあたりは後述します。

【パワハラについて】
当然あったでしょう。残念ながら私の勤める会社にもあります。
数年前に当時ビッグモーターで営業をしていた人と話したことがありますが、上司や先輩の言うことには口を挟めない雰囲気だったようです。
うつ病になって退職した元店長が訴訟を起こしていまだ係争中ですが、店長をしていたのは岐南店といって私の地元にある店です。
(ご本人はうつ病とは関係のない事故で亡くなってしまった)

今後、他にも社員や元社員からの訴訟は出てくると思います。
Posted at 2023/07/30 20:14:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界のこと | ニュース
2023年07月23日 イイね!

ビッグモーターと損保会社のズブズブな関係

ビッグモーターと損保会社のズブズブな関係
ビッグモーターの不正行為が連日メディアを賑わせています。
国土交通省が直接聞き取りを行い、場合によっては立ち入り調査も行うとのこと。当然ですね。

ここで私が注目しているのは金融庁も調査に乗り出したこと。
ビッグモーター自身が保険の代理店を営んでいることもあるんでしょうが、本当の狙いは保険金を不正請求された損害保険会社にあるのではないかと思っています。
不正請求を受けて保険金を支払った保険会社が被害者とは限らない、ということです。

すでに報道されているように、ビッグモーターは中古車販売よりも整備・修理代金を利益確保の柱としていました。
一般のカーディーラーでも、車の販売より車検等の整備代金や保険販売の手数料が利益の大きな比率を占めるようになってきたのはご存じでしょう。
しかし最低限の整備や修理ではたかが知れているので、不要かつ不正な手段で保険金を水増し請求していたわけですね。

皆さんも事故等で自動車保険を使った経験はあると思いますが、そこそこの修理代金になれば必ず損保会社から派遣されたアジャスターが見に来ます。
昔なら別の時にぶつけた個所も「ここもやりました」と一事故を主張すれば通った場合もありましたが、今はシビアに鑑定するためまず無理です。
ところがビッグモーターのケースではかなりの請求もすんなり通ってしまっていたそうです。
ましてや水増し請求で儲けようとしているわけですから、専門家が見れば故意かどうかはわからないにしても「そこまで費用はかからない」ことは一目瞭然だったはず。
しかし損保会社はアジャスターを派遣することすらしなくなっていたらしい。

信頼関係?そうじゃありません。

ビッグモーターは損保会社の提携修理工場になっていて、修理依頼1件につき自賠責の取扱5件という交換条件があったそうです。
事故顧客にビッグモーターを紹介すれば自賠責の契約がどんどん入るわけです。

ここで、水増し請求なら損保会社も損するんじゃないの?という疑問が湧くでしょう。
損保の契約は基本1年更新で、保険を使えば次年度以降の保険料は上がります。
支払いがあればとりあえず持ち出しになりますが、契約が継続すれば後からある程度は回収できます。
つまり、水増し請求は最終的に保険会社ではなく加入者が負担することになるのです。

ここで金融庁が乗り出した件に話を戻します。
水増し請求に関して、損害保険各社は共謀したとまでは言えなくても、ある程度黙認していた可能性があると金融庁は見ているのでしょう。
金融庁は保険を取り扱う会社や代理人を監督する官庁ですが、保険の取り扱いに関していえばビッグモーターに大きな不正行為があったという報道は今のところありません。

私はもう30年近く保険業界に身を置いていますが、誤解を恐れずに言えば、生命保険に比べると損害保険の業界は相当いいかげんです。
「いいかげん」という言い方がまずければ、常識や判断基準がまるきり違うと言いましょうか。
個人は無理ですが、法人契約だと保険料の交渉ができるんですよ。最近になってそのことを知ってビックリしました。
販売だけでなく保全(支払い)もネゴシエーションが利く業界なんですね。

先日も東京海上含む3社のカルテルが問題になりましたが、国土交通省も金融庁も徹底的に不正を暴いてもらいたい。
そうでないと、苦しくてもマジメにやっている人や会社が浮かばれません。
Posted at 2023/07/23 11:38:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界のこと | ニュース
2023年02月11日 イイね!

逆境でもEVは使えるか?

逆境でもEVは使えるか?
関東・甲信越でまた結構な雪が降りました。
関東で雪が降ると必ずテレビ局が箱根の坂で車が登れなくなるところを取材していますが(いつも同じ場所じゃないの?)、スタッドレス履いてて本当に登っていかないんでしょうかね?

さて前回の大雪で新潟の国道8号線や滋賀の新名神で何十時間も多くの車(大型貨物が中心でしたが)が立ち往生し大騒ぎになりましたね。

こういった真冬の長時間のスタックにEVが巻き込まれたらどうなるか。
グッドスピードというユーチューバーが興味深い考察をしています。

この人は自動車評論家でもチューナーでもありませんが(長く運送業界にいたので強いて言うならプロドライバー)、自動車やバイクに非常に造詣が深い人で、偏見のない客観的な発言は共感できるところが多く、このチャンネルはよく見ています。

いわく、今の日本ではあのような立ち往生に遭遇した場合にEVは大変危険である。

最近JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)という耳慣れない言葉がよくニュースで流れますね。
日本は緯度としてはさほど高くはありませんが世界的に見ても雪の多い国です。
なんたって岐阜と滋賀の県境にある伊吹山は積雪量1,182cmという世界最深積雪記録を持っていますからね。世界一ですよ。
(ちなみに私は伊吹山を毎日眺めています)
地球温暖化で雪が降らなくなるのかと思いきや、海面温度の上昇で雲ができやすくなり、豪雨や豪雪が増えています。
今後ますますこの傾向は強まり、したがって真冬の立ち往生も恒常的なものになると考えられます。

新名神の場合は他の道もありますが、北陸や上信越でいくと富山県の朝日町から新潟県の柏崎市の間の幹線道路は北陸道と国道8号線しかありませんから、北陸道が通行止めになれば8号線がどうなるかは考えるまでもありません。

EVに乗っていて厳冬期の降雪で長時間の立ち往生に巻き込まれたとしたら…
詳しくは動画を見ていただきたいのですが、要約すると以下のようになります。

・内燃機関のような熱源を持たないEVでは動力もヒーターもバッテリーの電気を使用する。
・ヒーターはかなりの電力を消費し、エアコンをフルに使うと10時間程度でバッテリーが枯渇する(JAFのテストを紹介)。
・バッテリーが枯渇してしまうと、寒さに人間が耐えられたとしても車が動かせない。したがって除雪できても立ち往生は解消しない。
・内燃機関のガス欠であれば携行缶で燃料を運ぶことが可能だが、電気を運ぶことはできない。
・何とか充電施設までたどり着けたとしても、送電線が切れて停電が起きたらアウト。

というわけで将来EVの普及が進むと、真冬のスタックで電欠して低体温症で亡くなる人が出るかもしれません。

ただグッドスピードさんはEVそのものが問題なのではなく、インフラが問題なのだと言っています。
国を挙げてカーボンニュートラルだのガソリン/ディーゼルから電化だのと言っていますが、多少の補助金や税制優遇はあっても基本的に民間任せ。
充電設備を劇的に増やしたり、豪雪地帯の送電線を地下に埋めたりするのは国や地方自治体が潤沢な資金を投入しなければできません。
もっと環境を整えていかないと、EVは幌のないオープンカーに乗るようなものです。
天気が良ければいいんだけどね、では実用になりません。
Posted at 2023/02/11 22:18:36 | コメント(3) | トラックバック(0) | 自動車業界のこと | クルマ

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「御神木の奉送迎に参加してきました http://cvw.jp/b/497632/48474676/
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