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鳥羽港でフェリーから降り、そのまま伊勢神宮へ直行します。

２０年に１度の式年遷宮が話題になっていることは皆さん良くご存知だと思いますが、人出が半端ではありません。

GWに鳥羽水族館に行った時は伊勢神宮に寄るつもりが元々なかったのですが、周辺の交通規制は相当なもので、とてもじゃないけど近づけない感じでした。
 
今回は金曜とはいえ盆明けの平日ですからそこそこ空いていると思ったのですが、これが大きな間違い。

式年遷宮を機会に訪れる一般の参拝客もやはり多いのですが、「お白石持行事」の真っ最中で、正殿前に敷き詰める白石を奉献するために全国から「特別神領民」が押し寄せていたのです。

伊勢神宮には何度か訪れていますが、以前来たときの日曜祭日など問題にならないぐらいの人出でした。

公式HPによればこの行事には５万人が参加するそうで、先日ニュースで見てもう済んだんだろうぐらいに思っていたのですが、とんでもなく大規模なイベントなのでありました。

伊勢神宮には内宮と外宮があり直線距離で4kmほど離れています。いつもは内宮ばかりなので今回は両方詣でることにしました。

まずは外宮から。

周辺に臨時駐車場がたくさん用意してありますが、少し手前のお寺に停めたら駐車料金はタダでした。千数百年続く歴史ある行事だからか、こういうところで儲けようとしないのはさすがです。
（ちなみに内宮近くの市営駐車場は有料ですが安価です）

外宮の入口に「せんぐう館」というパビリオンがあったので見学することにしました。
式年遷宮の由来や歴史、行事に使われる様々な調度品や精巧な模型など、建物も含めて実にしっかりと充実した施設でした。式年遷宮が完了したら取り壊しちゃうんでしょうか？


外宮の正殿に詣でてから内宮へ移動。

こちらにはおかげ横丁もありますから、よりいっそう混雑しています。


こんな標識を発見。我々は国道２３号といえば「名四国道」（名古屋～四日市）というイメージですが、終点は伊勢神宮だったんですね。ちなみに起点は豊橋です。
 
旅行の２日間ともかなりの猛暑でしたが、前日の「熱風と突き刺さるような日差し」とはまた違う暑さ。

荒れた感じの空模様で雨が降ったり止んだり、しかもかなりの湿度でものすごく蒸し暑い。

この蒸し暑さはかつて訪れた台湾やシンガポール並で、普通に歩いているだけで汗が吹き出てきます。

内宮は広くて正殿までが遠いので、私も妻も着ているものまで汗ビッチョリでヘトヘトになりました。

正殿前も初詣並みの行列でした。

外宮も内宮も正殿のすぐ横に建築中の新しい正殿が。この次訪れる時はこっちにお参りするわけですね。

式年遷宮は２０年に１度なので、長女が幼い頃（次女が生まれる前）に詣でた時は前回の遷宮の前だったはず。 ということは新しく作っている場所に、以前建てられていた正殿にお参りをしたということです。

今回古いお札を持参し、返してきました。 私が本厄のときにお払いをしてもらったのですが、そのときのお札です。 そんなに来ていないとは思わなかったのですが、実は１０数年ぶりの伊勢参りだったのでした。


お参りを済ませてからおかげ横丁をぶらつき、豆腐入りアイスと伊勢うどんを食べて帰途に着きました。