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皆さんは「リレー・フォー・ライフ」という活動をお聞きになったことはあるでしょうか？
リレー・フォー・ライフとはがん患者を支援するイベントで、1985年にアメリカでスタートをしました。
がん患者(あるいは経験者)をサバイバー、支援する人をケアギバーと呼び、サバイバーとケアギバーが一緒になって24時間歩くというイベントを年に一度開きます。
このイベントでがんに対する知識を深めたり、情報共有したり、寄付を募ったりしています。
私の勤務先では大勢の有志が全国各地の活動に参加していて、今年も岐阜のイベントが岐阜大学病院の構内で開かれました。

まず朝イチで集まって設営です。夜中はかなり涼しくなってきましたが、日が昇るとやはり暑いですね。

あらかた準備が終わったところで私は仕事のため抜けます。

半日仕事をして自宅で夕食を摂り、一休みしたところで顔を出しに行きました。
もちろん私も少しだけですが歩いてきました。


ちなみに有志で作っているＴシャツ。毎年デザインが変わります。
売り上げの一部は寄付されます。




コース脇に置かれているのは、ルミナリエと言ってサバイバーに向けたメッセージやイラストを描いたものです。
(耐水性のある紙袋にLED照明を入れて灯しています。)

今がんと闘っている家族や友人に送るメッセージが書かれているものが大半ですが、残念ながら亡くなってしまった方を偲ぶものも見られます。
例年自分の描いたものがなかなか見つからないのですが、今年は簡単に見つけることができました。

ネットで拾ったイラストをトレースし、マーカーでささっと塗っただけのものです。

医学が進歩して「がん告知＝余命宣告」というわけではなくなりましたが、それでも命にかかわる病気であることには変わりありませんし、治療にはお金も時間もエネルギーも要します。がんで亡くなった方は平均200万円の借金が残るという統計データもあるそうです。

ここ数年で近しい親戚を何人かがんで亡くしましたが、がんと判ったあとの落胆ぶりは相当なものでした。

結局それで死期が早まってしまったような気がしてなりません。