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いやー毎日暑いですねぇ。「亜熱帯の日本が熱帯気候になりつつある」なんて言われてますけど、確かにゲリラ豪雨とか雨の降り方もちょっとおかしい。

さて今年は近畿と中部よりも関東の方が先に梅雨明けしました。今日も朝から蒸し暑く、晴れるんだか雨になるんだかよくわからない天気です。

サンデーモーニングで自民党の混迷をボーっと眺めていてようやく気が付きました。

蝉がいっぱい鳴いている。

ようやく夏が来たという合図のような気がしました。

私の自宅は町のど真ん中なので、土が露出している所なんてほとんどありませんが、目の前に小学校があるんですね。そのわずかな土の中から出てきたんでしょう。

皆さんご存知のように、蝉は地上に出てきたら１週間で死にますが、幼虫の６年間は地中で過ごしています。６年前に孵化した幼虫の、成長した証を「シャワシャワ」というせわしない音で今聞いているわけです。

私の子供の頃に比べて、虫や生き物が本当に少なくなりました。カナブンやコガネムシをとんと見かけません。ですから、蝉の鳴くのを聞くと無性に嬉しくなるのです。

先日ディーラーに立ち寄って担当セールスと話をしていた時、
「そういや輸入車にもエコカー減税ってあるんか？」
と尋ねたところ、
「輸入車では１台（１車種）もないですね」
という答えが返ってきました。

現在フォルクスワーゲンが最も力を入れているものの一つがエンジンのＴＳＩ化、簡単に言えば「小さなエンジンを過給して高出力化する」ことです。

ＴＳＩエンジン搭載車に乗ったことのある人ならわかると思いますが、排気量が1400ccしかないとはとても思えないくらいよく走るし燃費もいい。

次買い換えるときは断然コレだ！と思っていたのが何故かＧＴＩになってしまったのは以前書いた通りですが、チョイ乗りでぶん回される試乗車の燃費計がリッター8ｋｍを軽く超えていたのは衝撃でした。

色々な観点で効率を考えたらＴＳＩエンジン搭載車は立派なエコカーだと思うのですが、政府は減税対象にする気は全く無いようです。まあ現在の景気動向を考えれば、国産車限定の施策になるのはやむを得ないところ。

しかし、二酸化炭素の排出量削減が燃費に比例するとして、プリウスのように劇的な改善を見せている車種ならともかく、以前からそこらへんで売られてた何の変哲もないモデルまでエコカーと称するのはいささか抵抗がある。

もっと言えば、百歩譲ってそれらが「エコカー」であったとしてですよ、そのエコカーを買って乗ることがあたかも環境にプラスに作用するが如く宣伝するのは一種の欺瞞ではなかろうか？


少し前、某メーカーが「エコ替え」なるキャッチコピーで何ともならないほど低迷している新車の売れ行きを改善しようとしていました。

燃費の良い車に買い換えれば経済的だし環境にもいいじゃないですか、という論法であろうか。

しかし、ちょっと待ってもらいたい。

「新車よりも燃費の悪い元オーナーカー」は下取りに出したってこの世から消えて無くなる訳ではない。

高年式のクルマや不人気車は廃車にされるかもわからんが、大半は中古車市場で販売されてまた誰かが乗るわけですよ。

つまり、二酸化炭素排出量削減という視点でいえば何も変わらないはずだが。

新車と引き換えに「二酸化炭素排出量の多い旧車」はすべて引き取って廃車にします、というのでもない限り、エコに貢献するというのは詭弁以外の何物でもないんでないの？

エコと付ければ何でも受け入れられる、認めてもらえるという風潮はまったく気に入らないですね。

それよりも、「1500ccのフィットより燃費の悪い軽自動車」をとんでもなく安い税金で優遇するのを止める方が先決だと思うが。