SPEEDKINGのブログ一覧

妻がユーミンか聖子ちゃんのコンサートに行きたいと言い出しまして、生協で両方とも申し込んだところ聖子ちゃんの方だけチケットを入手することができました。

で本日行ってまいりました。

２日間の名古屋公演の初日、場所は笠寺にある日本ガイシホール（レインボーホールと言ってもらったほうがしっくりくるんだが）です。

最後にライブに行ったのはユーミンのシャングリラⅢ（２００７年）ですので４年ぶり。

シャングリラⅢに行った時、客の年齢層がかなり高くなっていたことにショックを受けたものですが、聖子ちゃんの方がもっと幅広いように感じました。

松田聖子が今もってアイドルであるかどうか解釈が難しいところですが、アイドルやタレント系のコンサートは初めてなので、色々と発見がありました。

まず熱心な女性ファンが多いことで、コスプレと言いますか、今や目にする事のなくなったアイドル歌手のようなコスチュームを着ているファンが結構いました。

コンサートを見ていてわかったのですが、聖子ちゃんの夏のツアーと冬のディナーショーは定例化しており、特にアリーナ席に陣取るようなファンはおそらく毎年来ていると思われます。

それにしても私とは１歳違いの聖子ちゃん、もうすぐ５０歳とは思えぬほどスタイルが良くパワフル。

動き回りながらも歌声がまったく乱れないので、「もしや口パクか？」と疑って双眼鏡で観察しましたがちゃんと歌ってます。

ステージの造りや演出は実にオーソドックスで、奇をてらったり意表を突いたりというところもありませんし、むしろレーザーをガンガン飛ばすところなど「いつの時代のライブや？」と思うくらいコンサバです。

ＭＣも含めてアドリブがほとんどない点や、「恒例の○○コーナー」という常連さんにはおなじみの企画が必ず盛り込まれる構成は、しかしこれこそが「正しいアイドルのコンサート」なんだろうなと思いました。

毎回来てくれる熱心なファンを変にビックリさせてはいけないのです。

デビュー３１年目だそうですが、アイドルのとしての栄光もスキャンダルも、やっかみや陰口も含めあらゆることを全て飲み込みながら今もなお前進するさまはまさに怪物と言えます。

彼女がデビューしてトップに上り詰めていった時期はまさに私の青春時代。

気がついたらアンコールを含めて２時間半が経過しており、他のアーティストに比べても長かった。

懐かしい曲を聴きながら、おなか一杯になって帰ることができました。