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さと吉5281のブログ一覧

2016年08月21日 イイね!

長崎ぶらぶら旅 PART6 精霊流し編

念願の稲佐山ロープウェイを後にし、市内中心部へ向かいました。

この日は8月15日なので、長崎の伝統行事である、精霊(しょうろう)流しが行われます。

盆前に亡くなった方の遺族が、故人の霊を弔うために手作りの船を造り、その船を曳きながら街中を練り歩き、極楽浄土へ送り出すという長崎の伝統行事です。

見に行くにあたって、まず、入手しなければならない(あった方が良い)物があります。それが、こちら。

耳栓です。その理由は、いずれおわかりいただけると思います…。

夕暮れ時になると、町のあちこちから、「チャンコンチャンコン」という鐘の音と、「ドーイドーイ」の掛け声が聞こえてきます。

船の材料は、主に、竹やワラ、木の板です。

長く突き出した船首部分は「みよし」と呼ばれ、家紋や家名、町内で共同で出す船には、町名が大きく記されます。

船の形や飾りつけには、故人の仕事や趣味などを反映させたり、このようなメッセージを入れることもあります。


船は、大小様々な物があります。

これは、お嬢様のための船のようでした。

それと共に聞こえてくるのが…


すさまじい爆竹の音です!


花火も使います。


何十本もの爆竹を一気に爆発させるので、その音は物凄いです。

束ごとどころか、箱ごと火をつけて鳴らします!

このような状況なので、前述の耳栓が欠かせないのです。事実、船を曳く方も、耳栓をしています。

コンビニで300円程度で購入できるので、是非準備することをお勧めします。

また、爆竹は、道路沿いで見ている人からも近いところで爆発させるので、

妻は、飛んできた燃えカスが髪にからまってしまいました。

僅か1時間ほどで、道路はこんな状態になります。


爆竹を使う理由は諸説ありますが、精霊船(しょうろうぶね)が通る道を清めるための「魔除け」とされています。

これでも、私が居た頃に比べれば、静かになった方です。

以前は、沿道の人や、電車やバスに向かって爆竹を投げるのが当たり前で、乗っていた路面電車が、床下で爆竹が爆発して機器を壊したことにより、走行不能になったこともありました。

でも、この大量の爆竹の燃えカス、精霊流しが終わった後、清掃員の方が夜を徹して片付け、清掃を行うので、翌朝には、精霊流しがあったのがわからないくらい、綺麗な道路になるのです。

今年は、高校時代の同級生も、亡くなったお父様の精霊船を町内共同で出すということで、是非写真に収めたいと思っていたのですが、途中で体調がおかしくなり、まだ日も暮れていないのに、泣く泣く宿に引き上げました。

歌手のさだまさしさんも、亡くなられたお母さまの精霊船を出すということで楽しみにしていたのですが、これも見れずじまいでした…。

私の代わりに、妻が、夜の精霊流しを撮影してくれました。

教会の関係者が作った、チャペルをイメージした大掛かりな精霊船です。

そして、ここが終点。

全ての精霊船が、ここで重機によって解体されます。

以前は、全ての精霊船を、本当に海に流していたそうですが、明治4年(1871年)に禁止されたそうです。

この光景は、見れなくてよかったのかもしれません。故人を偲びながら、時間と手間をかけて作られ、家族の想いが詰まった船が壊されていく光景は、悲し過ぎますから…。
Posted at 2016/08/21 18:55:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年08月21日 イイね!

長崎ぶらぶら旅 PART5 初めて編

中華街を出て、路面電車の電停に向かいます。

やってきたのは、バリアフリー対応の新型車両でした。

この電車で、宝町(たからまち)へ向かいます。

途中にある、このガソリンスタンドですが…。

実はここ、昭和52年(1977年)に起きた、日本初のバスジャック事件の現場となったガソリンスタンドです。

警察がバスに強行突入する映像は、本当に驚きました。

改装されて当時の面影はありませんが、今も変わらず営業しているのは、なんとなく嬉しいです。

宝町で電車を降り、今度はバスに乗り換えます。長崎市内に路線を展開する、長崎バスです。

いすゞのキュービック、ですね。

そして、目的地に到着。

長崎市で最も高い山、標高333メートル(東京タワーと同じ)の稲佐山(いなさやま)山頂に向かう、ロープウェイです。

この稲佐山、長崎に住んでいた時には、遠足などで何十回と登っていますが、全て、徒歩かバス、あるいは自分の車で登っており、ロープウェイで登ったことがなかったのです。

チケットを購入して乗り場に行くと、ちょうど出発するところでした。ちなみに、JAF会員証を提示すると、割引になります。

いよいよ、出発です。


市街地が見え始めます。


山の上の方まで、建物があるのがわかります。


段々畑に家が建っているようですね。


ゴンドラ内からの風景です。総ガラス張りになっているので、まるで自分が飛んでいるような気持ちになります。

このゴンドラ、フェラーリやポルシェを手掛けた、奥山清行氏のデザインだそうです。

頂上に到着。標高333メートルとはいえ、”下界”より明らかに涼しいです。

NHKを始め、各局の電波塔が建っています。ここから市内へ、電波を送っています。

更なる高みへ…、展望台に向かいます。

らせん状の通路で登っていきます。景色を見ながら、登ることができます。

展望台からの景色です。


山の上まで、建物がびっしりです。


造船所も見えます。


一千万ドルの夜景、と称される夜景が有名な長崎ですが、昼間の景色も素晴らしいと思います。

長年の夢がかないました。次は、夜景を見に来ようと思います。

おまけ。

ロープウェイの古いゴンドラです。麓の乗り場近くの幼稚園に置かれていました。

この後は、精霊流しの会場へ向かいます。

Posted at 2016/08/21 16:29:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年08月20日 イイね!

長崎ぶらぶら旅 PART4 思い出めぐり編

原爆資料館を出ると、懐かしい屋台に出会いました。

これも長崎名物、アイスクリームの屋台です。夏には、市内各所に出店しています。

ということで、部活動。

まるで、バラの花のようですね。

クリームは、シャーベットのような風味で、あっさりとした感じの味です。コーンの中にも、しっかりクリームが入っています。

子供の頃、よく行っていた市民プールの周辺にも、常に3~4台のアイスの屋台が居て、プールの帰りに買って食べるのが楽しみでした。30数年ぶりに食べましたが、変わらない味が懐かしかったです。

懐かしいアイスを食べつつ、向かったのはこちら。


路面電車資料館です。


路面電車の、様々な部品や備品が展示されています。

これはマスコンといって、車のアクセルに当たる物です。ハンドルを回すと、モーターの回転が変わり、スピードが上がったり下がったります。

脇に付いている物は、右側が運賃箱、左側の丸いお皿は、両替を依頼する際に、お金を置くお皿です。
100円玉を置くと、運転手さんが、50円玉1枚と10円玉が5枚入った、半透明の紙の袋を渡してくれました。運賃箱が両替機付きになって、今ではお目にかかれなくなってしまいました。

パンタグラフも展示されていました。


現在使用されている車両の一覧表です。こんなに多いとは知りませんでした。下の2段の車両は、私が長崎を離れてから導入された物ですね。


たくさんの展示の中で、目が止まったのが、この展示です。

昭和57年(1982年)の、長崎大水害の時の様子です。車庫や車両は勿論、変電所も冠水し、3日間、全線で運休しました。時間雨量187ミリは、現在でも、日本の時間雨量歴代最高記録です。

この時、私は高校生でしたが、「ゴーッ」という聞いたこともない雨の音と、自宅前の階段を滝のように流れる大量の雨水は、今でも鮮明に覚えています。

時間はすでにお昼。博物館を出て再び路面電車に乗り、向かったのはこちら。

長崎新地中華街。横浜中華街、神戸南京町と共に、日本三大中華街と称されています。

ここでいただくのは勿論、長崎ちゃんぽんと


長崎皿うどんです。


この二品、やっぱり長崎で食べてナンボだと思います。「本場の味」と銘打った店にも行ったことがありますが、本当の本場の味には、到底かないません。

なぜか今回、妻はちゃんぽんにハマってしまったようで、「これからのご飯は、全部ちゃんぽんがいい!」と言い出す始末。勿論、却下しました。

久しぶりに懐かしいものに触れると、懐かしさと同時に、なんとなく新鮮な気持ちになりますね。

懐かしい思い出めぐりのあとは、初体験に続きます。
Posted at 2016/08/20 21:50:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年08月20日 イイね!

長崎ぶらぶら旅 PART3 原爆資料館編

長崎名物の路面電車に乗って、やってきたのは、こちら。

長崎原爆資料館です。

今回の長崎旅行で、是非見たかった場所のひとつが、この原爆資料館です。
「住んでた当時に見たろうに」と言われそうですが、じっくりと見たことが無かったので、今回、どうしても行きたかったのです。

昭和20年8月9日、午前11時2分、長崎市に原子爆弾が投下され、市内は、一瞬にして焦土と化しました。死者は、約7万4千人、負傷者は、約7万5千人と言われていますが、正確な数は、今もわかっていません。

これ、何だかおわかりになるでしょうか?

実はこれ、原爆の熱でくっついた、6本のガラス瓶なのです。爆心地から約400m離れた、商店の跡から発見されたそうです。

これは、爆心地から約700mの場所で被爆して亡くなった、14歳の女子学生の弁当箱です。

左側がご飯入れ、右側が副食入れになります。
ご飯は炭化して真っ黒になっています。副食入れに、名前が書いてあります。

この洋皿は、原爆の熱で、11枚の洋皿がくっついてしまっています。

写真にもありますが、持ち主の一家は、全員亡くなっています…。

原爆がさく裂した際、周囲は、最高で4000度以上に達する熱線に襲われました。ガラス瓶や洋皿を溶かしたのはもちろん、周囲に居た多くの人は、一瞬で命を奪われてしまったのです。

長崎に投下された原爆の、実物大の模型も展示されていました。

プルトニウム型原子爆弾、通称「ファットマン」です。

その威力は、広島に投下されたウラン型原子爆弾「リトルボーイ」の1.5倍です。
にもかかわらず、広島より被害が少なかったのは、周囲を山に囲まれた、長崎の地形が影響したとも言われています。

しかし、まき散らされた放射線により、今なお、多くの人が後遺症で苦しみ、亡くなっています。

この原爆資料館には、この他にも、原爆の恐ろしさを物語る、たくさんの展示物があります。長崎へお越しの際には、是非、見学することをお勧めします。

原爆が、いかに非人道的な殺人兵器か、ということと、戦争は、まだ終わっていない、ということを、強く感じられると思います。
Posted at 2016/08/20 18:25:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年08月20日 イイね!

長崎ぶらぶら旅 PART2 路面電車編

長崎2日目。

私達夫婦にとっては9年ぶりの長崎ですが、実は、私は高校卒業まで長崎に住んでいました。なので、勝手知ったる街なのですが、街の様子はかなり変わっているし、忘れている部分もあるので、地図は手放せません。

明け方まで咳が止まらず寝不足気味でしたが、気合を入れて出発です。

今回の旅行は、移動は電車とバスで行う計画なので、まずは、長崎駅のみどりの窓口で、こちらを購入。

長崎の路面電車の1日乗車券です。価格は500円。購入すると、観光地の場所が記載された路線図がもらえます。

路面電車は、120円の均一料金制なので、4回乗れば、ほぼ元が取れます。小銭を用意する必要もなく、乗り換えもスムーズにできるので、市内を回る時は必須アイテムです。

前回来たときは100円だったのですが、7年前(2009年)に120円に値上げされたそうです。「25年ぶりの値上げ」ということで、大きなニュースになったそうです。

駅には、このような行先表示があります。路線図があれば、目的の電車にスムーズに乗れると思います。


電車は、5分~8分間隔(区間によっては20分間隔)で次々にやってきます。一応、時刻表がありますが、あまり気にする必要は無いでしょう。


電車の車内には、ちょっと面白い物があります。

車両の経歴書です。

見にくくて申し訳ありませんが、この車両は、昭和41年(1966年)に作られた車体と、昭和17年(1942年)に作られた、元大阪市電の台車と電装機器類を組み合わせた車両のようです。

こちらは、昭和25年(1950年)生まれ。


こちらは、昭和36年(1961年)生まれ。完全な自社発注車のようです。


長崎の路面電車は、他の事業者からの譲渡車両が多くあります。九州は勿論、近畿、関東、遠くは仙台からも、車両を譲り受けています。

今乗っている電車は、いつ作られ、どこから来たのか、この経歴書を見ながら乗ると、なお一層、電車の旅が面白くなると思います。

PART3に続きます。
Posted at 2016/08/20 16:14:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「母親のパソコン、調子が戻らず困っていましたが、購入店の神対応により、同型の未使用の新品に交換してもらいました。おかげさまで、今は快適に使っております。ありがとうございます。」
何シテル?   11/23 21:17
BGレガシイから、GPインプレッサに乗り換えました。よろしくお願いします。
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