2010年06月13日
日産のマルチリンク
こんにちは。
このところ夏対策でちょこちょこお邪魔してますオートリフレッシュイッセさん。
先日のトラブルで手持ち無沙汰だったので・・・潜入してイッセ社長より色々と情報をいただきました。
ここに紹介するリフレッシュリンクですが私の車両にも導入されてまして、一見地味な部品ですが車の動きが見違える部品です。
足回りの部品というとショックやサスばかりが先行してしまいがちなのですが、車両の動きの緩慢さを見直すにはブッシュの扱いが非常に重要になってきます。
過去数人、何度か直接メッセージで聞かれたことはあるのですがなかなか文字だけでは上手くお伝えするのは難しいので今回はできたてホヤホヤ(まさにリフレッシュ!?)のリフレッシュリンクの在庫がありましたのでそちらを撮影させていただきました。
#リフレッシュリンクは純正中古リンクを検品清掃した上で再塗装を施してニスモの強化ブッシュに打ち換えたものです。
ニスモから発売されているサーキットリンクも一部アームを除き寸法などは同様になってますが、フルセットでの導入をすると場合により取り付け寸法が変わりキャンパー角等が変更されるために構造変更登録が必要になる場合があるので基準アライメントを純正に準じて、費用を抑え手軽に強化品へ置き換えが可能になっているものです。
まずはこちらから。
フロントのリンクでテンションロッドの後ろ側を支えるトランスバーリンクです。
ロアアームと呼ぶ事もあります。
お次はこちら。
共にリアのリンクで下側の板状の物がAアーム。
上側がリアの前側と後ろ側のアッパーアームです。(紛らわしいですね)
アッパーアームを裏返してみると・・・

フロント側のアッパーアームに裏板が溶接されています。
ER34ではほぼ全ての車種でこちらの補強板が付いている模様。
でも工場が違うのか作成された時期などにより溶接の仕方が色々違うようです。
数箇所をチョンチョンと溶接してあるものや線で全部溶接してある物。
数種類存在する模様です。
おなじくAアームを裏返すと?

マルチリンクに詳しい方ですとこのAアームの裏側に補強板が入ったものをご存知かと思います。基本的にS15シルビアのスペックRにのみ設定されているのですが、レースなどでの耐久力を向上させるために補強がされているようです。
一応ニスモでもこのAアームについては補強ありと無しで別々に設定がありますが、補強あるとクラッシュした場合などに結構他の部分へダメージが蓄積されそうです。
通常時の走行への影響はほぼ無いようですね。
次の構成部品はこちら。

リアのナックルです。
ER34のハイキャス付き車ではBNR(GT-R系)と同じアルミナックルが採用されてます。
シルビア系はこれが鉄なんですよね。
アルミ製品ということでなかなか質の良いナックルが少なく通常は現車のナックルを打ち換えての対応ですが、今回は少量ですが入荷したとのことで写真でご紹介することが出来ました。
でも通販の場合は現品のチェック&下取りまでは保証金制度になっているそうです。
裏をみてみると・・・

中央にはオイルシールが付くようです。
ゴミが付くので注文受けてから装着するとのこと。
折角なので鉄ナックルも撮影させていただきました。

コチラの鉄ナックルの場合は売り切り方式で保証金などは無いようです。
今回ご紹介したリフレッシュリンクについての問い合わせは直接オートリフレッシュイッセさんのホームページや店舗へ問い合わせてみてください。
原則セットで強化しないとバランス崩すのでまとめてやるメニューですが、現車の部品を外して打ち換えて・・・なんてやると純正品でもかなり高額になるために断念する方も多いのですが、打ち換え済みに置き換えるだけなので費用をかなり抑えることができてます。
ピロ化まではしたくないけれど、純正ブッシュでは・・・という方には丁度いいメニューですよね。
↑私の場合はまさにこのケース☆
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Posted at
2010/06/13 14:25:39
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