
皆様こんばんは~。
今宵はまたしてもセッティングネタと食いつきにくい記事が続きます。(爆)
#今回敢えて点火時期マップを公開してますが、流用などによる損害の発生などはサポートされませんのでご留意ください。(真似するなとか言いませんが、マップ範囲も書き換わってますので注意)
今回折角導入したスライドカムプーリーですのでささやかにEX側のバルタイを変更しました。
可変バルタイ機構のない車両の場合一般的にパワーを出すために吸気側を進め、排気側を遅らせます。
たまごと鶏の話や、バルブのリフト量等はちょっと忘れて上記のをイメージすると
燃焼で下がったピストンが戻る時、排気のバルブが開くタイミングが遅くなります。
吸気側のバルブは早めに開いてきますので、結果的に両方のバルブが同時に開いている時間が長くなります。
吸入が早くなる分充填率は上がるのですが、同時に排気ポートから若干は逃げ出してしまいますが、気体の流体慣性が働くためにシリンダーへ新気が流れ込みやすくなります。
これをオーバーラップといいまずが、ここでER34のNVCSを振り返ってみると
IN側が 236度 8.4mm EX側が 232度 8.7mmのカムの吸気側のみがカム角で10度進みますのでクランク角で20度ほど早く開くようになります。
厳しい排ガス規定と燃費を稼ぐためにER34も基準のオーバーラップ生じないような設定になっていますが、NVCS作動時は僅かですがオーバーラップが発生します。
NVCSはER34のターボですといくつかパターンありますが、ギアの繋がった状態で1050回転から4700回転くらい、パワーFCの基準ですと5400回転までの間作動します。
画像をみてもらうと判るのですが、実は私の車両、NVCSを利用しているのは極僅かな間だけに絞っています。確かにNVCS範囲が広ければ低速時のトルクを確保できるのですが、NVCS切り替わりのパワーの谷が出来る事と、その際にノッキングが発生するのを嫌いブーストが立ち上がる範囲だけに絞ってあります。
この3850回転でオフというのは少々勿体無いのですが何度も実走を繰り返し一番「気分的に気持ちよく回転が上がっていく」回転で探りました。
で、ここまでが前置きになっていますがNVCS機構の恩恵を利用してトルクダウンを最小限に少し気持ちよく回してみよう、ということでEX側バルタイの遅角を導入してみました。
今回はそれに伴い若干燃調と点火時期を修正してみました。
シャシダイ掛けてませんのでなんとも言えないのですがフィーリング的にはかなり好みになりました☆
長々書きましたが NVCSは主に街乗り部分とブースト立ち上がるまでのトルクのサポート。
早めにスポイルした後はブーストアップによるトルク・パワー上昇で賄って気持ちよくREVまで回るようにしてみた。
ってとこですかね。
色々なデータを採取したり、自分で仮説立てながらECUいじっていると今後踏み込むかもしれない予備領域(データ的には極端に濃く、点火時期も検証してません)に踏み込んだ時、どんな車になっているのか気になってしまいます。反面NEO6らしくハイコンプレッションターボを貫くべきか?とか色々ジレンマに感じてみたり。
セッティング仲間も居ないので相談とかできないのも辛いトコですね。
そういえば近いうちにノッキング音を紹介できれば紹介してみようかと思います。
どんな音がするのか知らない人は多そうですし(・ω・)
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セッティング記録 | クルマ
Posted at
2011/05/23 00:57:43