
皆様こんばんは☆
マニアックネタ再びです。
A/F計の準備が整うまでにもう少し時間がありますので燃料マップを見つめなおしてみます。
添付の画像を見ていただくと・・・
現状での燃料補正マップはこんな感じになってます。
まず薄青で塗りつぶした部分ですが、現状の車両のセッティング状態ではまず読まれていない領域。
負荷軸を中心に考えますが、現状で数値は12000を少し超えたところまでのログデータとなってますので、一通りのチェックが終わった時には領域を書き直し最大負荷を15000~16000あたりまで下げその分全体のマップ、特にL10付近のブーストの掛かり始める領域以降をより緻密な制御にすることはやはり重要になってきそうです。
緑で塗りつぶしている部分は以前にも話した、アクセルオフのエンジンブレーキのかかる状態で読まれる領域。
アイドル付近である1400台との間にもう一段あると、もしかしたら極初期の誤作動分も補正できるようになるんでしょうか?
その辺について触れた話は聞いたことありませんのでこれはやるなら人柱的に実験するしかなさそう。
黄色くぬりつぶした部分は負荷走行をした際に読まれていく領域です。
ブーストコントローラーのセッティングにより負荷立ち上がりは変わりますので、設定の違うブースト圧ではそれぞれに対応した軌跡部分を詰めていくことになります。
実際には踏み切れなかった場合など若干読み込み位置が変わることがありますので完全とは言いがたいですが、最初に書いたとおりに有効なマップ領域を広げることができるならばそこに大きな意味が出てきそうな予感。
紫で塗りつぶした部分は現在可変バルタイの設定が4000回転になってますのでその閾領域として塗りつぶしてあります。
詳しい制御は実はわからないのですが、どうもマップにない途中の領域では、数点間で補正して平均化した制御を行っているように感じますので前後の3ブロックということですね。
(全然違ったらどうしましょ?(笑))
センサー状況と日産の技術記載から推測すればNVCSにより吸気バルブはシステムオフになったときに開くタイミングが遅くなり、慣性効果を発揮するはずですので今まで低回転域で超高負荷になった時、瞬間的にノッキングレベルが跳ね上がっていた(ノック音は聞こえないのですが)のは長く開いているバルブの為に過剰な吸気をしたためと考えるのが自然に思うようになりました。
この切り替え付近で谷が出やすいのがNEO6の仕様的な性格ですが、色々弄ってみた結果・・・このタイミングを意図的に早く、または遅く設定することでこの谷の位置を調整することができるようです。
5000回転くらいに設定した時と、4000回転くらいに設定した時がそれぞれ良い感じでしたが、それまでの絞り感から盛り上がり感が強まる4000回転の設定のほうが個人的には好みにも思えます。
これは使うタービンにもよるのでしょうが、2000~3000回転で巡航中、シフトダウンして加速するような場面を考えると、シフトダウンして、ブーストがかかり、掛かりきったところで谷を迎え、そこからまた伸びる感覚より、シフトダウンして加速したらレブリミットまでムラなく回りきる感覚に近いからだと思います。
また切り替え時の乾いた感じがざらつく様で好みではないのでこの付近からは燃料も一気に増加傾向になっています。
どの程度が適正かは今後A/F計が可動してから再度チェックすることになるでしょうがそれまでに一度きちんと意識しておこうと思い敢えて触れてみました。
エアフロセンサーを交換したらやっぱり負荷軸も変わるでしょうし、現状は暫くこのマップを基準にデータ集めですね。
単純な表として捉えるならばいっそDジェトロのような圧力=負荷のような制御のほうが楽に思えるのですが、実際はそのばらつきに苦労するんでしょうし、そうなってくるとやはりパワーFCのマップ領域では緻密な制御は苦しくなりそうな予感もします。
とりあえず全てはある程度経験してみないとなんともですが、やはり自分でセッティングしているとパワーグラフの「形状」は気になる所です。
馬力を求める仕様ではありませんのでピークパワーはダイナでカタログ値クリアしてればいいなーって感じですが・・・実際のトコどんな感じなんでしょうかね~。
データとフィーリングが必ずしも一致するものではないと思いますし現状の「乗りやすい仕様」は一体どんな仕様になっているんだ?ってのは気になる所です。
とりとめもない話に貼りましたが今回はこの辺で~
Posted at 2009/12/29 01:16:01 | |
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