
こんにちは。
調子の悪かった携帯を先日新調しました。
今回からはスマートフォン化してみたのですがちょっとした時勢の矛盾の落とし穴にはまってます。
今期発売のスマートフォンの傾向の一つにAndroid2.1によるBuletooth2.1の対応があります。
数年前より携帯におけるBuletooth対応プロトコルはより多くのものに順次対応してきた経緯があり、当然のようにそれらを利用したネットワーク連携サービスもそれなりに定着化する動きをみせていました。
みんカラユーザーさんのなかで使っている方が多いと思われる、カロ製品やホンダ系ナビで利用できるスマートループもこの機能を利用できるサービスです。
任意のタイミング(手動・自動)で情報データベースに接続して、ビーコンに頼らない渋滞情報を得たり、駐車場の混雑状況などを取得、またルートへ反応することのできるこの機能はなかなかり便利なものですが、私が利用しているDocomoでは今回のラインナップの中にこれらで使われるダイヤルアップ機能をサポートしたものが存在しません。
チップセットレベルではDUNプロトコルに対応しているもののなんらかの事情でこれらを使えないようにされてます。
一部のカーネルVerで強制的にDUNを有効にできるアプリなども出ていますが、カーネル上でなんらかのロックが掛かっている模様で有効に出来ませんでした。
データ通信のモデムとして機能してくれないとスマートループだけでなくCDデータベース情報の取得が出来ないなど非常に不便になってしまうので何とか対策を考えみました。
まずできることは、車に乗ってる間は単純に旧携帯端末を利用すること。
FORMAカードを入れ替えれば簡単で、余計な費用もかからないですが、端末不調で買い換えたのに本末転倒になってしまいます。
またスマートフォンはFORMAカードを入れ替えるのが非常に面倒なためにむしろ新規契約で旧端末を利用してしまうのもアリ、でしょうか・・・。
次に考えたのがスマートフォンのOSレベルでのロックを解除してしまうこと。
AndroidOSは幸いLinuxベースなのでカーネルの設定ファイル群で制御されてるはずです。
これらをいじって強制的に機能を持たせられるか今後試してみる事にします。
もうひとつ可能性がありそうなのはUSBタイプのBuletooth機器をスマートフォンのUSBに変換して接続し認識してしまうこと。この場合はそちらのユニットがDUNに対応していることが前提ですが、幸いにそのような製品は沢山リリースされています。
どちらかというとAndroidでうまく動作させるドライバがあるかが問題ですね。
LinuxもしくはAndroid専用のドライバがあればいいのですが・・・
今回痛感したのは各業界における技術連携のプライオリティの温度差。
確かに携帯キャリアからみれば性能的に進化し、それそのもので十分ネットワーク端末として機能してしまい、わざわざデータモデム化させるメリットが少ないというものがあるのかも知れません。
反面各社家電メーカーなどは多様化する通信技術との連携に対応しきれてないといった傾向にあります。
もっとも、今回色々ためした中で大きな障害になっているものに、9000系のサイバーナビのBuletoothが携帯側よりDUNを初期の段階に認識されないケースが多いといった、「極めてバグに近い灰色仕様」も一枚噛んでしまっていますで、スマートフォン用のリンクアプリをカロなどがリリースすると良いのではないかと思ってます。
Posted at 2010/12/24 18:16:59 | |
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