
残暑も厳しいなか、皆様、いかがお過ごしてしょうか。
夏の正しい過ごし方である耐久レースに参戦してまいりましたので、そのレポートです。
TAKASU .66 CHAMPIONSHIP
第3戦 9月15日(日) 8時間耐久レース
ゼッケン40 NOVレーシング TC-1クラス
チームとしては、第2戦の4時間耐久に引き続き、2回目の参戦
前回は6月で、36台参戦中 総合29位 クラス3位という結果だった模様
自身としては、初めてのコース、初めてのイベントとなります。
前回よりも気温もかなり高く、ターボ車にとって、また、ドライバーにとっても、かなり厳しい戦いが予想されます。
決勝当日は、朝からレーススタートとなるため、予選は前日に行われました。
移動時間の都合で、小生は参加できませんでしたが、チームメイトから予選結果の画像が送られてきて…
1'12'836
いや、ポールポジションかい!
どうやら、予選は自由参加ということで、全チームが参加している訳ではないことや、ターボクラスはウチが唯一ということで、ポールポジションとなった模様
当日はゲートオープンちょい前に現地着
一般道や民家が隣接しているサーキットで、こんなの初めてって感じのロケーションです。
外から見たら、アップダウンも少ない比較的フラットな感じと、軽自動車にはちょうどいいくらいのコース幅という印象
ただ全長は1.5kmあるのでミニサとしては大きいほうかな
参戦車両は、チーム名にもあるとおりレーシングカプチーノ
カプチーノ屋が製作している車両ということもあり、装備品はエグいです
フルコンでの制御データをメーターやPC画面に出力しているので、凄まじい量のデータがモニター可能です
ちなみに同時にロギングもしているので、あとからデータを見返すことも可能とか
でもナンバー付で自走ということで無理は禁物
外からの見た目は、リアの車高が少し下がっているくらい
見た目と中身とのギャップが凄いです。
そして!使用タイヤはアドバンネオバのAD09!
先月解禁となったばかりのニューモデル(軽自動車サイズという意味で)
どんな感じなのか、かなり楽しみです。
右前
右後
ところで、今回、ドライバーとして呼んでいただきましたが、個人的には、過去の耐久レースの経験もふまえ、レースストラジテストとしての役割を期待されていると認識しました。
ということで、戦略家としての本分を遺憾なく発揮すべく、レースプランニング・サポート・システムを開発し、β版を実戦投入しました。
レースの諸条件(時間や燃料量、消費率、平均ラップタイム等)を入力すると、勝利するための情報を計算してくれます。
ソフト名は頭文字をとってRPSS(通称ラップス)と名付けました。
今回はβ版ということもあり、表計算ソフトとAIを用いて、簡易的に作成しましたが、今後はスマートフォン用アプリとして製作し、8500円で販売予定です(全て嘘)。
受付したらドラミ
進行のMCヒラタ氏や数野氏はYouTubeでみたとおりの光景。
今回の結果もナビックTVでそのうちアップされると思うので、このレースが気になる方はご覧ください。
9時スタートなので、テント設置してたりなんだかんだしてたら、あっという間にコースインです。
グリッド整列&チーム紹介
今回のレース運びのキモは、午後から予想されている雨をどう攻略するか。
おそらく各チームいろんな思惑を抱えながら並んでいるはずWAKU WAKU
9時になり、SC先導によりスタートとなりました。
ここのローカルルールとして、スタートライン通過までは、速度30kmくらいをキープ。ということで、相手を牽制しながら加減速して…のかけひきはありません。それだけが不満かな
レギュレーションとしては、ドライバーチェンジ最低9回
今回は5人のドライバーで回しますので、1人2回づつ乗ればぴったり
給油は走りつつ燃費計測して決めるつもりでしたが、事前想定としては4回給油…はたしてどうなるか
スタートして47分ほど経過した時点
総合11位まで後退
小生は3スティントと、8スティントを担当します。
スティント2のドライバーがピットインして給油を完了させます。
今回、給油缶にも工夫が施されました。
今回は試験的に、20リッター消費したところでピットインして給油するという作戦でした。
ピッタリ20リッター消費しての給油なので、最後は満タンギリギリで溢れないようにチョロチョロ給油になります。
この時、給油流量を微調整できるこのギミックが威力を発揮します。
給油完了
そして、第3ドライバーの小生が乗り込みます。
車内暑っ!
長丁場レースなので、とにかくタスキをつなぐことに集中します。
ターボクラスなので、NA車両をいかにロスなく抜きながら走るというところがポイントになります。
抜くポイントがなく、仕方なく後ろにくっついて走るようなシチュエーションでは、即座に高いギアで燃費走行に切り替え…
なんてことをやってると、非常に疲れます。
自分の順番が終わって、車両降りた後には、完全熱中症で頭痛がしてました。久しぶりにやばかったです。
途中、他車のトラブルやらなんやらでチョコチョコとSCが入りますが、我がチームは順調に周回を重ねます。
時間はとんで、残り2時間となりそうな頃…6回目のSCの介入。
ここで、我々のチームの作戦は大きく動きます。
これまでの燃費から、手元の電卓でピコピコ簡易的に計算すると…
給油回数を1回減らしてもいける!
と判断し、トータル3回給油で完走を目指すことに!
乗っているドライバーに、作戦と使用可能燃料を伝えます。
小生の2回目の走行(スティント8)まで終わり、残り2スティントとなったところで、ちょっとづつ雨が振り出しました。
これで燃料は余裕で持つはず…
15時46分
レース時間は、あと残り1時間ちょっとというところで、路面は完全にウェットとなりました。
ハーフウェットまでは素晴らしい快走を見せており、さすがネオバAD09!
って感じでしたが、完全にウェットとなってからは…みるみる順位を下げます。
これはタイヤではなく、FR車の宿命というヤツですね。
残り15分程度の順位。総合12位
ほぼ1周先に1台、そのまた1周先に3台いるので、少しでも雨が弱まればチャンスあるのでは?と期待してみましたが、結局、路面が乾くことも無く、そのままゴールとなりました。
感動!
8時間もありましたが、ドライバーや燃料計算などもあり、ず〜っとなんかバタバタしてました。
結果はクラス優勝 総合12位という結果!
ターボクラスは3台しかいなかったものの、参戦2回目にして優勝は上々の結果!
そしてレース中のベストラップも我がチームが獲得
ま、ターボなんで当然かw
やはり耐久レースは
クルマづくり3割
ドライビング3割
戦略4割
くらいの割合で勝負が決まると思います。
総合力が試される!だから耐久は面白い!
主催者様、エントラントの皆様、楽しいレースをありがとうございました。
次戦は12月、今回取れたデータをもとに、更なる高みを目指します!!