スイフトについては、去年からクーラントの噴き出しに悩まされており、数々の対策を打ってきました。
前回のレースで故障が発生してから約1年、プライベーターであることと、家庭の都合が重なってしまい、整備が完了するのに1年くらいかかってしまいました。
今回、一通りの対策が完了したので、テスト走行に行ってきました。
場所は、スポーツランド山梨(SLY)3時間フリー走行です。
久しぶりのサーキット走行であり、トラブル解消のテスト走行という事情もあいまって、いろんな意味でワクワクとドキドキがとまらない日になりました。
SLYは始めてのサーキットです。ここをテストの場として選定した理由としては、
・トラブル出る可能性もあるので家からなるべく近いこと。
・耐久レースを想定して長時間走れること。
結果としてSLYはベストチョイスでした♪
前回の走行からの変更点は次のとおり。
・ヘッドガスケット交換
・冷却系統全体の確認、洗浄
・フロントストラットタワーバー装着
・リアピラーバー装着
・ドライバッテリー置き換え
・内装部品撤去による軽量化
・歪みのためフロントブレーキロータ交換DIXCEL PD→HD
・センサー故障による左前ABSセンサー交換
ちなみにO2センサーも故障していたので、手持ちのPLXに交換しようと当日の朝に作業していたところ、配線ミスによりヒューズを飛ばしてしまいました。
結果、その日は交換できずじまいだったため、エンジンチェックランプ点灯のままの走行となってしまいました。
ヒューズ飛ばしたりなんだりで、出発が9時の出発予定が、1時間30分ほど遅れてしまい(泣)
八王子付近の渋滞にはまってしまい到着がギリギリに(汗
なんとか12時40分頃には到着し、あわてて受付を済ませます。
なんか小さいサーキットの割りに、受け付け方法や手続き関係もスマートにやれるようにできていて、すごく良いです。
フレンドリーだし、気軽に走れるし、良いサーキットだなと思いました。
さて、今回の主目的は、ヘッドガスケット交換による不具合が出ないかと、ヘッドガスケットからのガス漏れ(予想)によるクーラント噴き出しの確認です。
そのため、タイヤは転がし用、助手席は付けたままという妥協仕様
(これが後々面白いことになるのだが・・)
さて、手早く準備を済ませ、走行開始!!
クーラント噴き出しについては、街乗りレベルでは発生せず、サーキット熱負荷レベルにならないと発生していませんでした。
そのため、とにかくエンジン温度を上げる必要があります。
今回は、2人がかりで交代して乗り込みながら、連続周回を心がけます。
それと今回は、チームメンバーのy402さんとすみ@chibiKKoGANGさんはマネージャーとして、外からのマネージメントを実施。
画像は4コーナー
体感的にも、水温計を見るかぎりもエンジンは問題なさそう。
様子をみながら徐々にペースを上げていきます。
画像は5コーナー
6コーナー
今回は、3時間走り放題(13時~16時)を使い、トータル122周の周回をこなしました。
その中で、ベストタイムとしてはアタック11周目。それ以後、タイムが伸びることはありませんでした。
というのも、これまで茂原での耐久レースを通じて、ABSをONのまま走っていたところ、フロントブレーキロータが熱をもってしまい、ローターが歪んでしまう状況が発生していました。
そのため、今回は、始めのうちの走行以外はABSをカットして走りました。
そうしたところ、下りセクションで、リアタイヤのブレーキロックがひどく、まともにブレーキを踏めない状況になってしまいました。
主要因としては、リアタイヤが転がし用のDULOP DZ102ということが一番だと思いますが、
それに加えて、車高の前後バランス、路面のアンジュレーション、アブソーバの減衰力、いろんな要素が絡んで結果が起きているという現実に直面し、それはそれはとても楽しかったです。
期せずして、ABSの重要性というか、FFのリアタイヤの影響力というか、車のバランスについて考えさせられる走行となり、得るものが大きかった気がします。
というわけで、車載動画
後半がABS OFFの動画ですが、車の特性にあわせベストな乗りかたを探った結果。一番速いと思われるドライビングとなっています。
それとSLYでは、タイム表に区間タイムを出してくれる素晴らしい計測システムとなっています。
動画前半(ABS ON)のベストタイム:44'342
区間1 3'917 区間2 13'425 区間3 13'930 区間4 4'738 最終区間 8'332
動画後半(ABS OFF)のベストタイム:44'702
区間1 4'016 区間2 13'354 区間3 14'205 区間4 4'802 最終区間 8'325
区間3が2連ヘアピンの下りセクションとなっているのですが、如実に遅いです。
データロガー計測結果も上げておきます。
青いラインがABS ONの走行データ
赤いラインがABS OFFの走行データ
赤矢印の部分が、2連ヘアピンの1個目で、下りのブレーキング。ここが一番ABS OFFの影響が出たところ。
データで見ても、減速Gが立ち上がっておらず、一番上の速度グラフをみても、速度が落とせていません。
緑矢印の部分は、2個目のヘアピンで、1個目よりも下り勾配はキツいので、リアをロックさせてテールスライドが始まると、収めるのに待ちが長くなります。
今回は、テールスライドが発生した際に、フロントで引っ張って、オーバーの影響を極力減らすドライビングとしましたが、パワーがあればもっと影響は消せそうな気もします。
さて、いろいろとありましたが、結論として、クーラント噴き出しは起きませんでした。
これで、まともに走れるようになったのかと思います。
次のレースは10月1日なのですが、出場できるかなー?出来るといいな♪
というわけで、楽しい1日は終了しました。
スポーツランド山梨。気に入りました。またこよう!!