最初のタワーレコード渋谷店がオープンしたのは1981年だったとのことです。場所は宇田川町の東急ハンズより先へ行った左側のビルでした。現在サイゼリアが入っているところです。
オープン当初、学生であった私は国内版LPレコードが2500~2800円だったのに対し、“タワー”の輸入盤LPは1800円で買えたので、足しげくこの店へレコードを物色しに行きました。
そんな何年間かのある日、タワーレコードの広い売り場に沢山並べてあった新譜がこれでした。
予備知識全く無しでしたが、殆ど衝動的に、自分でも珍しい“ジャケ買い”というのに走り、自宅へ戻りすでに老朽化した安物レコードプレイヤーに乗せて聴いてみたら大当たり!というのがこの1985年ころの、Whitney Houstonのデビューアルバムとの出会いでした。
今、自宅にはレコードプレイヤーはありませんがLP保存庫を探してみたら、この1枚はさすがにとってありました。
その後はラジオを点ければ、いつでも彼女の歌が聴けました。
自宅にアナログBS放送を導入したのは1988年だと思いますが、同時にwowowも契約しました。実際は極く稀にしか見ませんでしたが、モータースポーツ物や、音楽で地上波TV放映されない分野のものはチェックし録画していました。その中にWhitenyのライブ録画の放映があったのです。
1994年のLIve in South Africa
続いて1997年のワシントンでのClassic Whitney
いずれもVHSに録画保存したものを、DVDに焼き保存してあります。
(Youtubeで検索すればどちらも全編が観られます)
2時間~2時間半の長尺ですが、何度繰り返しても飽きずに最後まで見る事が出来ます。私にとって、そういうシンガーは稀です。20世紀を代表するエンターテイナーであったと言っても過言ではないでしょう。
Classic Whitneyの収益金は、様々な障壁により生きる道を見失いそうな子供たちへ捧げると、当時の彼女が言っています。このステージの上で、Whitneyは、“世の中には殺し合いやドラッグや、非業な人間ばかりで溢れているわけではないのよ”と語っていますが、その後20年に満たないうち、彼女自身がドラッグやアルコールに蝕まれ、今の所原因は不明ですが、まだまだ若い生涯を閉じることになるとは皮肉な結果でした。
今日はClassic Whitneyのディスクを引っぱり出し、通しで観ましたが、所々で涙ぐまずに観てはいられませんでした。
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Posted at
2012/02/14 23:09:36