• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

rsport240のブログ一覧

2011年10月25日 イイね!

秋の読書続き....

秋の読書続き....先週末に続いてまた古い本を引っぱり出してみました。

ニキ・ラウダF1の世界(初版1979年、購入したのは1990年の6刷)
ラウダ本人に対する長いインタビューが冒頭にあり、その会話も今読むとナルホドと唸らされる面が多々あります。

その後のF1のサスペンションに関するテクニカルな解説も、現在の目から見ると、空力最優先の現行2011年型F1と違って、足の動きを優先したジオメトリーの考え方があって面白い点です。

端的なのはこの33ページのロールセンターの略図。
フェラーリ312Tをサンプルに図解してありますが、1975年頃のF1のジオメトリーは大体似たり寄ったりでこんな感じであったそうです。
面白いのはフロントのロールセンターが地表面より下にあること。この時代のF1は比較的前下がりのロール軸が普通だったようです。

この絵を見ていて、それならば、現在のF1は前サスアームが垂れ下がりスタイルのマシンが多いので、ロールセンターは極度に高い位置になるのではないかと思い、ちょっと写真を拝借して確かめてみました。それがこれ↓


うーん、このフォースインディアに関しては、思ったほど高いロールセンターではありません。しかし、1975年頃のF1と比較するならば、地表面より上になるので、かなり高い位置と言えないこともないでしょう。
という事は、重心位置とロールセンターの位置関係からすると、フロントサスはバネ、アンチロールバーをそれほど強力にしなくとも、過大なロールは発生しにくい、のでしょうか?でもフロントは重心位置も結構高いのかなー?

実際、今のF1はエアフロー優先の考え方が足回りの設計にも徹底的に及んでいますし、TV等では解かりにくいですが、模型を俯瞰すると尋常ならざる細長い縦横比になっています。極端なのがホイールベース3.5メーターのマクラーレン。

前後のロール剛性とかロール軸のあり方なんかも、非常に特殊な設定と動きになっている感じがして、なんだか解かりにくいというか、それゆえ面白いというべきか、と、いうのが2011年のフォーミュラ・ワンなのですね~
Posted at 2011/10/25 00:33:53 | コメント(2) | トラックバック(0) | レース | 日記

プロフィール

「JAF 鈴鹿グランプリ ( 零 ) http://cvw.jp/b/697431/48786164/
何シテル?   11/25 22:40
◆RenaultSportに乗り始めて15年突破。 並行輸入で最初に日本上陸したうちの一台、レーシングブルーのR26.Rを購入。 ◆サーキットやパイロンジム...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2011/10 >>

       1
2 3456 78
9 1011 12131415
1617 181920 21 22
2324 25 26272829
3031     

リンク・クリップ

走り応えがある鈴鹿 【10月には"鈴鹿へ行こうツアー"あり】 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/01/17 14:44:17
宿命の対決!フレンチTOP2 分析編、AHA FSW本コース その2 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2013/03/08 13:12:49
AHAサーキットランFSWまとめてログ比較大会~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2013/03/03 00:16:20

愛車一覧

プジョー 408 プジョー 408
オブセッションブルーの408GTです。 ピュアテックターボの1.2リッターガソリンエンジ ...
ルノー その他 ルノー その他
2003年にスピダートロフィーを手離し、新車で入手したクリオ・ラニョッティ。SiFoで輸 ...
プジョー 106 プジョー 106
さてこの辺から複数所有の時期。 106Rallye1.3は93年から現地ニューモデル情報 ...
BMW M3 クーペ BMW M3 クーペ
これは姉がゴルフGTIの代替として乗り始めたものなので、2人で155Q4と共用という形で ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation