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あけました。今年もぼちぼちやっていきます。

結局年末までに作手には行けず、年明けてから行きました。

タイム的にはちょっと良くなって29.639でした。



この日は結果を出しにというよりは、割と大きく変えたセッティングを試す感じでシェイクダウンのつもりでした。
タイムが出たのは序盤。どのぐらいでアンダーオーバーが出るか探っていて運転も遅れ遅れだったのでもう少しよくなる期待はできます。

新しいセッティングで大分動きに軽快感が出て、いままでよりスムーズにコーナリングできるようになりました。
ボトムスピードも上がってると思いますし、立ち上がりでアクセルを開けた時も今までより内側に入り込む動きが強くなったので、上手く生かせればより早く立ち上がる事も出来ると思います。

何をしたかというと、アライメントをより攻めた形にして、反面サスの方は安定志向な感じにしました。



というのも、アライメントを攻めると危ない車になり易いので、いままではアライメントを安定志向にして、できるだけサスで調整する感じにしてたんですが、サスはもう行き詰まり感が凄いので何かほかの手を考えていました。

色々と話を聞くと、やっぱ早く走れる車はそれなりのリスクを負ってる感じだったので、安全第一の封印を解いてグレーの領域でリセッティングしたという事です。

で、その領域だとどうなるかと言えば、早く走れるようにはなるんですが、セッティングを攻めすぎると危なくなり、コーナーの侵入でオーバーとか、ブレーキでオーバーとか、とにかくオーバーステアを誘発しやすい状況になるという事です。
過去それでクラッシュして廃車にした車もあるので「86ではやりたくねーなー」とずっと思ってた訳です。

とは言っても、86でアライメントを探るのは車高調を買う前にやっていて「これ以上攻めるのはヤバそう」って思った値から今の今まで、それ以上は踏み込んでなかったんです。

セッティング変えて街乗りの時点で"軽快感"が出たのは良いんですが、コーナー進入でオーバーステアになりそうな気配がプンプンだったので”警戒感”も高まりました（万死

ところが、ふたを開けてみれば何のことは無く、コーナー進入やブレーキでオーバーには全然ならないし、リスクを負うことなく先に述べたいい部分だけ見出す事ができました。

そんなことならセッティングに馴れてきた後半でもタイム出そうですが、つい前のめりで運転してたせいで、タイヤ前後の熱が大幅に差が出来てしまって、29.704で終わりました。

次回はもうちょっと初めからセッティングに合わせて運転できるように努めたいと思います。
いやーこんなことならもうちょっと早くアライメントに着手していればよかったですね…

それにしても今回は以前取り付けたトラクションロッド絡みの調整もフルに使って、狙ったジオメトリー(サスが上下したときのトー変化)が上手い事機能してくれたからよかったかもしれません。



純正の構成でもその辺が上手く調整できれば、パーツは要らないのかもしれませんので、必須とは言えませんが、そういえば純正の時ってジオメトリー計ってないので（純正ならとりあえず安全やろという頭…）速く走りたかったらまずジオメトリーを計って、アームでどう矯正するか決めた上で、サスで動かす範囲を決めるという方が、結果は早く出そうですね…

リヤは単純に上下するだけなので、そういったコーナリング中のタイヤの動きは計測して予測出来ます。細かいこと言えばブッシュやタイヤの撓みとかあるので100%予測は無理ですが…フロントは舵を切るので計測も予測も難しいですね…

今回はフロントのトーも変えてるんですが、どうしてもクリップポイント付近の一番グリップが欲しい時にそれ以上頭が入らなくなるんですよね。
この辺も結局ジオメトリーの話になると思うんですがー、まぁ今回は大分いい方向に傾いてきた感じがするので、少し先送りにしましょう…

そう、サスはまたバネレートはもう変えないぞ詐欺を発動して、フロントもリヤも11kにウチのプライマリーを使いました。アライメント攻めてる分、この辺は確実に安定性に寄与してると思います。




例によって最後はベスト車載ですが、この動画だけみると立ち上がりちょっとオーバーです。タイヤがまだ温まりきってないのと、運転も探り途中なんで、文面が「え？」ってなるぐらいあんまりいい動画じゃないです…
そう、２-３コーナーの間は結局3速入れないと待ち時間が長すぎてダメでした。
ファイナル4.1なんですが、NAの人と比較するとシフトポイント自体は4.5相当の位置になるのでこれもまた考え物ですね…