またまた間が空いてしまいました。
先回アッパーマウントで色々やったような話をしましたが、結果を先にいうと純正位置が無難だなという感じです。
これはかなり前、86が出始めの頃に「フロントのグリップを生かすにはキャスターを寝かした方がいい」というのが流行っていて、僕もテストしたことがあったんですが、その時は微妙だなと思ってすぐ純正に戻し、世間的にもいつの間にか廃れた感がありました。
最近youtubeで動画を見てると、その辺のレビューがあったので僕ももう1度テストした感じです。
まずは純正よりもキャスターをへらす方向の取り付け方。
ソースはこの動画。
動画ではキャスター調整機構付きのアッパー使ってますが、使わずにやるならアッパーを左右入れ替えて回して付ける感じですね。
キャスターが立つので、ハンドリングが軽くなって運転しやすくなりますが、グリップ感は全体的に落ちて、タイムも作手では+0.300ぐらいのロスになりました。(作手3月6日30.117)
動画ではドレッドの外側の面積が広い場所を積極的に使うセッティングという事なので、僕が使っているタイヤには不適合だったかもしれませんが、イマイチです。
そもそもキャスターを立てると、ハンドルを切ったときにキャンバーもつきにくいので、予めキャンバーを付けておく必要がある筈ですが、動画では「キャンバーを立てろ」と言っています。
アッパーではなくナックル側にキャンバー調整機構があるので、はじめキャンバーを立てた状態で走りましたが、やはりタイヤの外側は熱が入るのに内側は入りにくい感じになりました。
そこで、キャンバーを付けた状態でも走りましたが、まだキャンバーが足りない状態になったのでもうこれはダメだなと…
逆に言えばよりタイヤに合わせたセッティングという事も言えるので、同じ傾向のタイヤを使ってる人ならやってみる価値はあるんじゃないのでしょうか?
まぁそもそも僕の運転がh…(略
良かった点としては、この方がタイヤは綺麗に減る印象があります。
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今度は逆にキャスターを寝かす方向です。
ソースはこの動画。
キャスター立てた時と同様に、アッパーを左右で入れ替えて今度は寝る方向で取り付けます。
キャスターを立てるのとは逆にハンドリングは重くなります。
以前と違いただキャスター寝かせるだけでなく、動画に合わせてナックル側でキャンバーを立ててテストしました。
今度はキャンバーを立ててもキャスターを寝かせている分、ハンドルを切った時はキャンバーが付く方向になるので、タイムが落ちる事はありませんでした。
ブレーキもより効くような印象はありましたが、先入観からかもしれません。
(作手4月9日30.127 ※3月とは気温が違うので同じタイムでもこちらの方がタイムが良いと言えます)
一見よさそうなんですが、タイムは純正と大差ないことに加え、ハンドリングが重くなったことによる、コーナリング時のパワステの瞬間的な停止がありました。
これは前期86で太いハイグリップにするとコーナリングで顕著に現れる症状ですが、僕の86は後期パワステコンピューター対策してあるにも関わらず同じ症状が出たので、かなりのイマイチポイントです。
動画からすると、僕のはキャスター付けすぎ感はあるので、ひょっとしたらいい感じの所ではこの減少は起きないのかもしれません。これでフロントのグリップがかなりかなり良くなるならやる意味はありそうですが、タイムからは期待薄です…
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というわけで、結局キャスターは純正の位置でいんじゃないか?というのが結論です。
動画ではキャスター調整付きアッパーを使ってるので「お前のは適当じゃん」と言われればそうなんですが、調整できても調整できる範囲で純正より明らかにいい結果を引き出せる可能性が見出せなければ、買って試す意味は無いです。
純正が良いと言ってもネガな点はあります。例えばタイヤが太くなると、タイヤの中心の外側が極端に減るという現象が起こります。
キャスターを寝かしても同様の事は起こると思いますが、これがどうやったら無くせるのかはわかりませんし、このせいかはわかりませんが、十分フロントのタイヤを活かせていない感じがあります。
そのせいで特にミニサーキットでは他の車よりタイムが出しにくい状態にあるような気がしているので、なんとかフロントのグリップを高めるやり方があれば…
という感じです。
僕もこうして色々試したり、キワモノパーツを買ってみたりして、一応解決策が分かっていて結果も出てるのですが、86は色々と電子制御やセンサーに囲まれた車なので、なるべくその辺と調和の取れた状態が望ましいんですよね…変なトラブルに見舞われない為に…
Posted at 2022/05/04 21:07:08 | |
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