帳尻を合わせるヤツら

エロエロと加工をしたりすると純正の設計から変わってしまう寸法も当然ながらあります。
エンジン内部の加工にはそういう要素が場所によってはつきまといます。

今回のエンジンではヘッドの面研とブロック上面を面研をしているので、圧縮比を保つには厚みを増やす必要があります。
面研量はトータルで約0.4mm。
TOMEIで販売されているのは1.2mmか2.0mmのどちらか。
どちらも狙いの寸法には合わないので、いろいろと模索した結果、亀有エンジンワークスに相談すると1.5mmでオーダーを受けていただけるとのことで発注しました。
もう0.1mm厚くてもと思うところですが、シートカットも行っているので燃焼室容積は増える方向になるのでさほどハズレな数値ではないはずです。
受注生産を受けてくれるということはおそらく外注先の企業で型をまだ持っていてくれたと思いますので、助かりましたよ、ホント。

それともうひとつ。
以前から気になっていたバルブシートカットをした分セット荷重が弱くなってしまう件ですが、バルブスプリングシートが厚くできれば解消できるはず。

そこで、ヘッドが仕上がった時にバルブスプリングシートの0.5mm厚のものが販売されいているラインナップの中で使えそうなのがないかも相談させて頂き、候補のブツとのマッチングもヘッドを持ち込ませてもらって確認させてもらえました。
おかげでRB26用が流用できることがわかりましたので、スッキリしました

左：0.5mmRB26用　　右：1.0mmCA18用純正