• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

おとーちのブログ一覧

2023年04月11日 イイね!

セレスピードの思い出

Copperkingさんのブログコメント欄で、つい懐かしさのあまり
セレスピードネタを展開してしまいました。
チャット状態にしてしまいまして、他のコメント書きたいみん友さんにも
ご迷惑かけてしまうのは申し訳ないので、我がのブログに展開します。
要するに、コメント文章が長くなりすぎるっちゅうことです(爆)
もうこれから多分出てこないであろう技術への賞賛の意味も込め、
題して「セレスピードの思い出」といたします。
今回も長いぞ(笑)

大学生だった当時、当たり前のように3ペダルのMT免許を取ったのですが、
MT操作が必ずしも得意だったわけでもなく、坂道発進で苦労して、
クルマ買うときはオートマ買おう、と思っていました。
ところが、未成年、免許初取得の小僧を担保できる任意保険は恐ろしく高く、
とてもじゃないけれどAT車で欲しい車種、スカイラインやレパード、
アルシオーネなんか手が届きません。

そこで思いつきました。保険の安いやつは・・・軽だ!
当時、軽自動車はまだまだ4ナンバー主流で、ボンバンなんて言われてましたね。
軽(当時は550CC)は走らんやろうから、
ターボ付きの速くて、しかもかわいいアルトワークスにしよう、
少しでも速いように仕方なくMTで。
そんな風に始まった我が自動車ライフ、しばらくすればMTにも慣れ、
どちらでもOKにはなりましたが、
渋滞のときに自動変速になるMTは無いものか、そんな風に感じていたのです。

さて、国産から初めて輸入車に乗り換えたのがアルファロメオ156でした。
グレードは2種類ある安い方、2.0ツインスパーク、もちろん5MTです。
しかし、しばらくすると、何とも画期的な装置が搭載された156が
出てきました。
セレスピードというそれは、なんとクラッチペダルだけがなくなるだけで、
通常の5MTとまったく同じというではないですか。

今さらここで機械の詳細を解説するのはさすがに省略しますが、
クラッチペダルを蹴り飛ばす役目を油圧アクチュエータが担ってくれる、
しかも変速スピードは人類を軽く凌駕し、ヒールアンドトゥまでやる、
といえば俄然興味がわきました。
たまたま156のメンテをしてくれていたディーラーが
新古車登録したのを聞き付け、ATだから嫁さんでも乗れる、
なんて言い訳をしつつ、晴れてセレスピードのオーナーになることができました。

当時のセレは、とにかく変速ショックは無視しても変速速度重視、
みたいな動きで、カツンカツンと変速する、なかなか気持ちのいいものでした。
しかし、油圧アクチュエータのパッキン不良だとか、
セレオイルは確かブレーキフルードだったと思うのですが、
油量がほんの少し足りないから、とか
とにかく適性圧が出ないとすぐ変速はおろか移動すらできなくなってしまう
代物でした。
オフ会が流行し始めたのもこの頃でしたが、156オフ会では必ず
2台ぐらいが立ち往生し、クルマを揺すったり押したり引いたりと
涙ぐましいことしましたね。
幸い、自分のクルマは問題なく動いてはいましたけど。

当初、セレはバンザイしてしまうとギアが抜けませんでした。
そのため、停車するときは本来1速またはRに入れろ、
というルールを守らず、ニュートラルでエンジンストップさせるようにと
言っていたディーラーもありました。
メーカーもいろいろ考えたのでしょう、変速ショックを弱くするため、
サービスキャンペーンとして変速時間を長くし、
半クラも長くしたECU書き換えがありました。
これでどこまで負荷が軽くなるのかはわかりませんが、
少しスポーティさが欠けたように思います。

セレ保護の方策として、油圧アクチュエータが油圧を立ち上げるまで、
あのちゅいーんという音が消えるまでエンジンをかけない、とか、
減速時に調子こいて1速に叩き込まない、とか、
一旦停止ではきっちり止めて1速ギアエンゲージと動き出しの半クラを
同時にさせない、とか都市伝説めいたなんかこう「お作法」を
みんないろいろ試していたよなあ。

確かに、この2ペダルMTというのは、ある意味夢の機構といっても
いいかと思ってはいたのですが、
MT乗れる人間には別にこれでなくてもいいんだよな、
という気づいてはいけない点に気づいてしまうまで、
そう長くはありませんでした。
要するに、飽きてしまったのです。
折しもBMWがMINIのライセンスを取り、発売し始めたのでこれに乗り換え、
たまたまディーラーで試乗車上がりのV6が売りに出てきたため、
これまたすぐに乗り換えて、結局MTに戻ってしまいました。

さて、その頃既に147が発売されていました。
トランスミッションは基本的にセレスピード、CITYモードといわれる
完全自動変速モードが、156ではエンジンを切って再始動すれば
解除されてしまってましたが、
147ではホールドされている第2世代となっていました。
147は代車経験しかありませんが、
156と違いセレ特有のお作法を守らなくても
それなりに何とかなるかなり乗りやすい車になっていました。
当然クリープ現象はありませんし、
ヒルホールドも確かまだ付いていなかったように思います。
ただ、147が156のように不具合だらけ、とは聞いた記憶はありません。
セレスピードとしては一応の完成をみたと思っていました。
ところが、それが159ではさらなる高みへと昇っていたのです。

さて、159ですが、出た当初、ジウジアーロ先生のデザインは好きですけど
ちょっと大きくて値段が高いなあ、そういう印象でした、
しかし、車体が大きくしっかりしたことにより、
いろいろな性能は上がっていたと思います。
156は面白かったけれど、
低次元エンターテインメントと評論家に言われるほど、
機械としての性能に頼れない部分があったように今となっては思えます。
もちろん、そんな限界にまで到達しない自分の腕前ですから、
別に低次元でも何でもなく今でも好きなクルマの一つです。
特にGTAは今でも見かけると、いいなあ無理して買っておけばよかったな、と
思うことしきりです。まだ近所に乗っている人がいてるもので。

さて、156がV6だったこともあり、
こいつが朽ち果てるまで乗ろう、と心に誓ったのも束の間、
もう159販売しなくなるよ、と聞いてしまいました。
そこでTiで白が買えるなら、ということで
日本中探してもらって何とか最後の数台から手に入れることができました。
V6のATには手が出ず、もう乗らないだろうと考えていたセレでした。

しかし、楽しさ、安全性、快適性、コスト・・・そういうものを考慮すると、
真っ先にはずしても問題がないのがMTでした。
MT好きの人ほどには自分はMTにこだわりがないのです。
しかし、セレは159においてかなり進化しており、
実質これが最終形だと言えると思います。
CITYだったかAUTOだったかのモードで
暫定シフトチェンジができるようになっていました。
これはDレンジ走行中にシフトダウンまたはアップを一時的に受け付け、
その後しばらくすると元の段数に戻るというもの。
今のATでは当たり前かもしれませんが、
当時は画期的で、セレもついにATの領域に到達したか・・・
そんな風に思ったものです。

またダウンシフト時の中ぶかしをほとんどしなかったように思います。
初代セレのような「ウオン」と一発かますでもなく、
そのくせ従来のATのように、ぶわーっと回転上げてシフトダウン、
そんなことにもなりません。
しいて言えば、一気に指定段数までバンっと持って行く感じといえば
わかるでしょうか。

頼りないけどヒルホールド機能もありました。
壊れそうな予兆もありませんし、不具合が出るなんて心配は忘却の彼方。
そんなとき、唐突に不動状態になったのでした。

国道2号線の六甲道付近で信号待ちで停止中、
青になったからスタートしようとすると、
ピーンという警告音が鳴ってギアボックスエラー、ギア入らず・・・
あれれ、やばい、動けん。
不幸中の幸いであったのは外側車線で信号待ちだったことですね。
同乗していた息子2号に「降りて押そう!筋トレになるぜ」と促して、
路肩までうんしょうんしょと押します。
幸いエンジンはかかっているので、パワステは機能します。
車外からハンドル操作ができたし、ギアもニュートラル、
なんせギア入らずだもんで・・・のため、
路肩まで人力で寄せることはできました。

国道で立ち往生、といってJAFを呼んだら、交通整理のためポリスも登場、
ただし、路肩に居てるので交通障害になってない、
安全マージンありと報告を入れ帰っていきました。
たまたま、割と近くに系列ディーラーの工場があったため、
レッカーでそこまで連れて行ってもらえましたが、
不動車との連絡のため、メカニック総出でのお出迎えにもかかわらず、
自走しよるんだよなあw
なんとなくそうやろうなあ、とはうすうす感じていましたが。

さて、とにかく現状では何とかしてもらわないと怖くて乗れません。
雨の夜に山の中で立ち往生、携帯もつながらず、なんてのは歓迎できません。
機械的なトラブルの場合、あからさまにつぶれていない限り
原因不明となるのでしょうが、
今回は1回だけ電気的なエラーログが記録されていました。
1速ギアにギアチェンジできず・・・

しかし、行きつけのディーラーに回送されしばらく様子見してくれたものの、
状況の再現ができません。
とどのつまり、レリーズシリンダーの経年劣化ちゃうか?
という結論に至りました。
ギアチェンジの際に動く棒状のレリーズシリンダーの滑りが悪くなり、
動作を渋ったんじゃないか、という結論です。

この機構、確かに国産車でも劣化すると発生するものだそうですが、
自分の手足でする場合、ある程度の予兆を感じられそうですし、
最悪、力業に出ることもできるかもしれませんが、
セーフ機能が付いた電子制御だとそうはいきません。
バンザイしておしまいです。

さて、疑わしきは・・・で部品交換したレリーズシリンダーですが、
修理費はたしか15万円程度だったように記憶しています。
でもそれで修理したとしても、果たして本当にこれが原因だったのかは
わからずじまい。
だんだん乗らなくなったところでアバルトの70周年記念車の応募フォームに
たまたま接続でき、たまたま当選してしまったため、
159は手放すことになりました。
所有してからちょうど10年でした。

いま、2ペダルMTはツインクラッチタイプが主流で、
変速ショックもほとんどなく、
しかも変速スピードも格段に速くできるようになりました。
諸元にもMTではなく、ATと記載されるようになっているようですね。

既にセレスピードのような乾式単板クラッチを用いた2ペダル車は
フィアットのデユアロジックぐらいしかないのかもしれません。
クルマとリズムを刻みながらのドライブはそれなりに楽しかったのですが、
乗りにくさ、耐久性等であまり評判の良くなかったセレスピード、
クルマが発達していく過渡期の技術として記憶しておきたいですね。

ちなみに、フィアットデュアロジックやアバルトコンペティツィオーネと
呼ばれる2ペダルMT、
セレスピードとは構造が違ったはずです。
セレスピードのように部分的な交換ができず、
ごっそりアッセンブリーで交換することになり、
高額な修理代が必要になると言われた記憶があります。
得意なショップでは部分交換やオーバーホールで
修理代を押さえてくれるところもあるようですが、
ディーラー整備だとかけることができる手間と保証の関係から、
どうしてもアッセンでの交換になるんでしょうね。

いま、我が家にはトルコンATとツインクラッチのクルマしかありませんが、
もうセレスピードのような仕様の車は買わないでしょう。
普通のATやツインクラッチの方が、圧倒的にクセがないので。
乗ってるときは平気でしたが、もうあのクセを「クルマと対話してるんだ」とか
情緒的に考えることができなくなってしまったように思います。
乾式単板クラッチのクルマに乗りたいのなら、MT車買えば済むことですしね。
セレスピードは自分のクルマ遍歴のいい思い出です。
Posted at 2023/04/11 19:09:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2023年04月09日 イイね!

リベンジ、トナーレ!

リベンジ、トナーレ!トナーレリベンジ試乗を計画していたところ、
折しもじゅりあさんの購入店が高速試乗会を
企画されていまして、乗ってもいいですか、
と予約を入れました。
担当さんとは先日そのあたりいろいろ話して
おりましたので、
今回はトナーレのいいところを見つけて確認してやろうぜ、
というのが一番の目的となっています。
※写真はディーラーさんの試乗車です、ちょっと借りてきました。

リベンジにあたり、今月晴れて就職し社会人となった息子1号を同行、
将来の目標にさせてやろう、という目論見もがっつり仕込んであります。
1号はMINIにほとんど乗らなかったのを実はちょっと気にしているのですが、
クルマ、あるいはMINIが嫌いなわけではありません。

外観や装備は、アルファロメオの設計側から見たとして、
新世代購入層となるかもしれない息子1号をして、
「おとーちゃん、これカッコいいな、欲しいな」と言わしめる、
まさに狙いどおりである、と言っても過言ではない状況です。
156、159、ジュリアと最近のモデルを乗り継ぐことによって、
家にアルファロメオが「産まれた時からある」という、
ある意味純粋培養されて育ってきた我が子ですが、
やはりそれは間違ってはいなかったということですね。

前回の試乗時と違い、今回はメーター表示をいろいろ変えてみたり、
売らんがためのセールストークをしっかり聞きます。
ただし、このセールストーク、同好の士であろう担当さんの話なので
決して嫌ではなく、むしろ面白い。
なるほどそういうことね、と理解を深めるのにちょうどいいんですわ。
息子1号、メーター内表示がいろいろ変わるとか、
シートにベンチレーション機能があるとか
最近流行りの電子的ギミック大好きっ子なので、琴線に響いたのか、
そういう点でも既にメーカーの罠に嵌っています(笑)

さて、ひととおり確認したので走り出します。
今さらですが、トナーレは1500ccのガソリンエンジンから
ターボ過給により160psを5750回転で、
24.5kgmのトルクを1700回転でそれぞれ発揮し、
7速ツインクラッチを使って高効率で走らせることを狙っています。
20ps、5.6kgmのモーターを発進時や必要に応じて
サポートとして使用するスペックの、
分類としてはマイルドハイブリッドとなる車です。
総体的に静かで、スルスルと走ることから、
自分を含め、試乗感が「おとなしい」とか「遅い」といった印象に
つなげられてしまうことは否めないように思います。

ある意味驚くのは初試乗でも思っていたのですが、
発進時20psもあればクルマって普通に動くのねってこと。
もっともガソリン内燃機関とモーターでは特性が違うので
一概には言えないのかもしれませんが、じわじわゆるりと走らせるのであれば、
極端に車重が重いとかでなければ、大した力はいらないということか。
どうも我々スペックオタクはハイパワー=神、と思いがちなんですが、
ことはそう単純ではないようです。

最近のアルファロメオにはおなじみ標準装備のD.N.Aシステムですが、
環境配慮のご時世、エンジン再始動時はNでスタートします。
MINIに付いている同様のドライブモードと言われる装備は
詳しいショップでコーディングすることで
発進時のモードを標準の設定から変えることができますが、
アルファではそんなショップは無いだろうなあ。

ただし、かなり燃費よりなためか、「遅い」、「ゆるい」と感じる
Nモードですが、渋滞がちな街なかで、
やたらとばかばかと加速させようとすることは、
考えようによっては不快でもあるし、
特に最近、横断歩道での一旦停止、歩行者保護が取り沙汰されていますから、
大人しめなのは、それはそれでいいようにも思えます。
Nモードでも踏めば当然それなりに加速はしますので、
必要であれば踏みなはれ、というのがアルファロメオらしいといえば、
そうなのかもしれません。

さて、お世話になっているディーラーでの高速試乗会、
ジュリアにADASが付いたときも確か実施されていたように思うのですが、
あの時は参加できなかったんですよね。
どんなコースかと思っていたのですが、店舗のすぐそばにある
高速道路の入り口から進入し、上手く分岐を使うことで、
結構爽快に走ることができるコースを設定してくれていました。
Nのままでもいいのですが、どうせならDモードで本領発揮をさせるのが
今回の我々の目的であり、ディーラーさんの企図するところでもあります。
D.N.Aダイヤルを回しDをセレクト、ちょっと踏んでみると・・・
あれれトナーレ、何か静かに速いぞ。全然遅くないやんか。

高速道路での乗り始めに感じたロードノイズ、タイヤノイズらしき音は
いつの間にか慣れていて、風切り音はしていますがむしろ全体的には静かで、
車内で前後に乗車する3人が普通に会話できています。
余力たっぷりのじゅりあさんのような劇的な加速はありませんが、
大人3人乗車のクルマを快適に高速度域まで持って行く力は十分にあります。
「いやあ快適快適、ちょうどいい感じやんか」と息子1号は大喜び、
おとーちゃんと違い、我が家の息子は急速に立ち上がる加速は嫌いなんですね。
ジェットコースターは好きなくせに、よくわからん奴らです。
(まだまだ先やけど買うとなったら)これで仕事辞められなくなる・・・
とつぶやいています。辞めるつもりあったんかい。

最新型のクルマですから、当然のことながら軋み音など皆無、
SUV然としたスタイル(SUVですから当然ですが)のくせに、
目線が少し高い5ドアハッチバックといった風情でしょうか、
高さに起因する操縦安定性の悪さも感じられず、
少し上から見下ろすポジションのため、
高速での運転は、特にストレス感が低いかもです。

また、トナーレのハイブリッドシステム、回生による充電はもとより、
加速中でも充電したり、頻繁にコ―スティングさせたりと、
いろいろ制御しているようなんですが、
それの切り替えがいい意味でよくわからない。
ハイブリッドならではの制御切替ではしゃぐことはできませんが、
反面、従来のガソリン車と同じように違和感なく乗れてしまうので、
ハイブリッドやEVに不慣れで、特に好ましいとも思っていない
我が家のような環境ではむしろ好都合です。

脚廻りやハンドリングについては、そこはさすがアルファロメオ、
ジュリアやステルヴィオ、159とかに通じる、
ある意味キレッキレのハンドリングではないように思えるほどなので、
そこまで構えなくてもいいように思えましたが、
とはいうものの、普段それが当たり前なクルマに乗ってるので、
もうマヒしちゃってんじゃないですかね、おそらくは。

それから、サイズ感。
ステルヴィオではそのSUVらしからぬ運動性能に目が引かれ、
ついつい見て見ぬふりをしたくなるボディの大きさですが
トナーレではそこは気にしなくてもいいのが利点です。
セグメントとしてはC、アルファロメオとしては、
かつての147やジュリエッタとしてのポジショニングなんでしょう。
適度に余裕があり、広い大きいとは思わないまでも狭くはない。
うちの息子1号のように、常日頃クルマに乗っていない者でも、
よし買おう、と思えるボディの大きさと言えるでしょう。
小型SUVというよりはSUVの形した使い勝手の良い5ドアハッチバック、
そんな感じでしょうか。

気になる点としては、やはり金額。ちょっと高い。
クルマにかかるコストとしては、という意味では今の世の中これぐらいは
仕方ないのかもしれませんが、
同じような安全性を持っていて同じようなマイルドハイブリッド車である
ルノーアルカナマイルドハイブリッドが7割の価格で買えるとなると
ヘビのエンブレムがどこまでのものか、ということになりますね。
しかし、息子1号いわく「アルカナは普通っぽい」。
そっかあ、おとーちゃんはアルカナのデザイン好きやけどなあ。
彼はトナーレのデザインがいたくお気に入りのようだ。
ごめんなルノー、これからも含め30年の付き合いでも1台しか買えなさそうや。

とにかく、初見では、どうかなあトナーレだったのが、
逆にいいんじゃないかこれ、まで進行しました。
じゅりあさんとステルヴィオ並べてみるのは
デザインが似てるので面白いですが、親子2代でアルファロメオってのも
それはそれでいいですよね。
息子1号よ、来たるべき日はまだまだ遠いが、おきばりやす。
Posted at 2023/04/10 13:36:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2023年04月03日 イイね!

試乗。MC20!

試乗。MC20!ひょんなことから、とんでもないものに乗せてもらえることになりました。
とんでもないもの、いやむしろ飛んでしまうのではないか、ともいえるソレ、
そう、マセラティMC20、立派なスーパーカーです。

V6、3000ccの630ps。
どこで走らせたらいいのでしょうか、こういうクルマは。
引っ越し作業でかんぐうちゃんが大活躍やっぱかんぐうちゃんがいいよねえ、
なんて言ってる一般サラリーマンは、
たとえお金があってもこれを買って乗り回す自身の姿が全く想像すらできません。

おいくらハウマッチ?と聞くと、指が4本立てられました。
そっかー、ちょっとしたマンションと同じ値段なんだねー。
ちなみにそれだけ高価でも、シートの調整は手動ですし、
シザースドアはボタンで開けた後、
肘を使って力技での押し上げが必要になります。
そういうところは「漢」のクルマです。

しかし、いうても現代のクルマです。
普通に走らせることぐらいはできるでしょう。
気にしなければいけないのは、とりあえずはロードクリアランスぐらいです。
ディーラーから公道へ出る段差が気になるところなので、
斜めにゆっくり乗り出しました。
しかし、シャシーが硬すぎて絶対によじれそうにもありません。
よほど引きつっていたのか、
挙句、ビビっちゃダメですとまで言われる始末。

さて、このてのクルマらしく、ちょっとアクセルを踏んだぐらいでは
ほれ見てみろよ的なガキくさい加速はしません。
動力の出し方について言えば、極めて乗りやすい。
なりはこんなのですがV6の3リッターです。
タウンスピードなんてアイドリングに毛が生えた程度です。

助手席はたまったものではないのかもしれませんが、
アルカンターラかスエード張りのレーシングバケットのような
シートに座っての運転では、揺すられ感はあるもののまったく軋むことがない。
もうすべてがガチガチです。
でも、息を止めなければならない衝撃はまったくありません。
そういう細かいショックはブッシュがきっちり減衰してくれているよう。
これまた、なりはこんなのですが、想像以上に乗り心地のいい、
ちょっと硬い乗り味のぺったんこなクルマです。

直線部分になれば踏んでみろ、と言われたので見通しのいい直線でちょっとだけ。
ボワッグワワワァァバリバリバリ・・・音にすればこんな感じでしょうか。
ちなみにバリバリは細かな砂利の巻き上げです。路面悪かったんですわ。
グワワのあたりから鬼の加速が始まっています。
いやー速い速い、速いなんてものじゃない。
自分はいま公道でマンションのひと部屋を走らせているのね。

こんな状態なのでコーナリングがどうとかクルマの挙動がどうとか、
そんなんなんにもわかりません。
いや、すげーわ、あら、とんでもないわ、こんな会話しか出てこない。
恐ろしく高価でおそろしく性能のいいクルマだということは
さすがに理解していますけどね。

しかし、非常に高い剛性のボディとよくできた脚廻りがあれば、
クルマというのはこんなレーシングカーみたいなクルマでも
こんなに乗り心地が良く(ある程度)快適に乗れてしまうんだな、
ということはわかりました。

時間にすれば15分か20分ぐらい、
面白いぐらい他のクルマが道を譲るために止まってくれた
道端の人に黄色い姿を見せびらかしただけの試乗は
こうして幕を閉じました。

結論
マセラティに限らず、こういうクルマを金銭面やインフラなども含めて
所有し乗ることができる状態であっても、
おそらく、というか絶対に買うことはないでしょう。
自分にはニトリやホームセンターで買った家具や道具を運べる
普通のクルマで十分です。
強いていうなら、それがちょっと性能のいいのであればいうことなしです。
まあ、いい経験でした。
自分史上、最高価格で最大出力のクルマでしたので。
Posted at 2023/04/03 14:57:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2023年04月01日 イイね!

【再考】トナーレに対する考え方

ディーラーで話をしていたんですよ。
トナーレ、おとなしいですよねって。
この場合のおとなしいは「思ったよりぱっとしないな」というものなんですが。

そうしたら、担当さんいわく、
実はあれはマイルドハイブリッドという響きにつられて
おとなしく乗ろうとするから、いいところが見えにくくなってしまうのですよ、
むしろ自分たち自身でさえそこに気づくのに時間を要してしまった。
そう、147の1.6、あれと一緒です。
決して速いとは言い難いモデルだった147-1.6ですが、
速く走らせようとしてそのように扱うとおもしろかったでしょう、と。
トナーレも見てくれはSUVですが、テンロクの走りのクルマと捉えれば、
おのずとそれが見えてきたんですよ、と。

なるほど、そうなんだ。
環境関係に配慮しているからか、
じゅりあさんでもエンジン始動後はdnaはnスタートなんですけど、
じゅりあさんは余力があるからnでもそれなりに走れてしまうわけで、
小排気量車であるトナーレの場合、快活に走らせようと思えばdモードは必須、
nはむしろ渋滞やパワーを求めないときに限定して、
普段はdモードでむしろ踏んでやればいいのか。

147 → ジュリエッタ → トナーレというのが正常進化であるなら、
その路線は継続すべきで、むしろおとなしく走ることなんざ、
ヤツら全く考えてなかったのかもしれない。
これはぜひ、もう1回乗ってみなければいけませんね。
Posted at 2023/04/03 17:17:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年03月31日 イイね!

あれはよかったなあ。今でも欲しいなあ。

バブルの申し子のような気もしますが、本田のエンジニアが真剣に造ったとてもいいクルマでした。当時中古で買いましたが、安く手に入ったのですよ。冬の休日出勤の際に乗っていき、帰りにフルオープンで箕面の山を走り回って熱出したのも今となってはいい思い出です。
Posted at 2023/03/31 18:15:06 | コメント(0) | クルマレビュー

プロフィール

「ひさびさにじゅりあさんの声を聞いたのです http://cvw.jp/b/785325/48684974/
何シテル?   09/29 14:53
フイルムによる写真趣味を続けるのが今後さらに困難になっていくことが予想される今日この頃、会社イベントでの撮影を機にデジカメを導入しました。といっても、流行りのミ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/11 >>

      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

リンク・クリップ

3ヶ月でまたバッテリーあがり 漏電か!? 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/06/03 01:15:59
KOSHI GTAルックボディキット 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/04/17 00:19:23

愛車一覧

アルファロメオ ジュリア あわわっちゅ・じゅりあさん (アルファロメオ ジュリア)
愛らしいアバルトから一転、おてんばイタリア娘がイタリアンレディへと大変身しました。クリス ...
ルノー カングー かんぐうちゃん (ルノー カングー)
ゆるキャラ脱力系、しかし実力は侮れないぞ!フランスでは郵便局に制式採用されるなど、これで ...
ミニ MINI ウチのコ (ミニ MINI)
主力戦闘機とするならJCWのクラブマンがイチオシなんですが、タウンユースメインではワンで ...
アバルト 695 (ハッチバック) ウチのやかましいコ (アバルト 695 (ハッチバック))
コロナに負けず海を渡ってやってきました。 小排気量ですがターボ付き、159と数値的には ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation